名コーチのことを名伯楽(めいはくらく)と言うが、伯楽(はくらく)は7世紀頃の中国の人物で、馬の能力を見極める名人だったようだ。
伯楽の様々なお話が創作されたが、その中に千里を駆ける馬の話がある。私が好きな話だ。
1日で千里を駆けることが出来る名馬がいたが、誰もそれが分からないので、その馬は駄馬と一緒に石運びの仕事をさせられていた。
通りがかった伯楽がその千里を駆ける馬を見てその能力見抜き、不憫に思って、その馬の汗を拭いてやると、その馬は感激していななくというものだ。
私は、このお話を見て涙したものだ。自分こそ千里を駆ける馬であると大誤解をしていたからだ(笑)。
いわゆる中二病というやつだろう(笑)。
千里を駆ける馬というのは何なんだろう?
ごく普通の馬に過ぎない。
1日千里を掛けることが出来るところが、変わっていると言えば変わっているというに過ぎない。
では、IQ200の人間とは何だろう?
やっぱり、ごく普通の人間だ。
IQ200であるところが、変わっていると言えば変わっているというに過ぎない。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の中で、涼宮ハルヒ(高1女子)が、本さえ読んでいられれば満足と言う無口な同じ1年生の女子である長門有希のことを、「変わっていると言えばかわっているわねー」と言うと、キョン(高1男子)が、「お前が言うな!」と心の中で思いっきり突っ込む。
つまり、変人奇人の代表のようなハルヒが、人に「変わっている」などと言うなという意味だ。
だが、ハルヒだってやはり、全く普通の少女である。
変わっているところがあるとすれば、相当な美少女であるというのはあまりに些細なこととして、無自覚であるが、いかなる願望も実現してしまう能力があるということだ。猫を喋らせることも、神社の中にいる土鳩を全部、白い鳩に変えることだって出来る。
だが、やはり普通の人間なのだ。
宇宙人の長門有希や未来人の朝比奈みくるに「あなたは特別な人間か?」と尋ねたら、「べつに」とか「そんなことありませーん」と普通に答えるだろう。彼女達は全く自分を特別視していない。
ところが、ハルヒは、小学6年生の時「普通じゃいやだ」と強く思った。
それで、普通でなくなるよう、いろいろやったが、何も起こらずイライラしていた。
だが、全く普通であることに満足しているキョンに出逢ってしまったのだ。
あなたも、自分が特別であると思っている限り何も出来ない。
中二病は卒業しなくてはならない。
中二病の自覚のある普通の人であれば別に良いが。
ある意味では、皆中二病である。
「金持ちであることが、変わっていると言えば変わっているな」と軽く思えば、自分が金持ちである世界を引き寄せる。
ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』に登場した「俺は特に取り柄はないが、どういうわけか女にだけは不自由しないんだ」と言い、実際にモテモテである下品な兵士のようにだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)涼宮ハルヒの憂鬱 ※Amazon Prime Video dアニメストア
(2)涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
(3)二十六人の男と一人の女~ゴーリキー傑作選~
(4)戦国策

AIアート2152
「花の髪飾り」
Kay
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1日で千里を駆けることが出来る名馬がいたが、誰もそれが分からないので、その馬は駄馬と一緒に石運びの仕事をさせられていた。
通りがかった伯楽がその千里を駆ける馬を見てその能力見抜き、不憫に思って、その馬の汗を拭いてやると、その馬は感激していななくというものだ。
私は、このお話を見て涙したものだ。自分こそ千里を駆ける馬であると大誤解をしていたからだ(笑)。
いわゆる中二病というやつだろう(笑)。
千里を駆ける馬というのは何なんだろう?
ごく普通の馬に過ぎない。
1日千里を掛けることが出来るところが、変わっていると言えば変わっているというに過ぎない。
では、IQ200の人間とは何だろう?
やっぱり、ごく普通の人間だ。
IQ200であるところが、変わっていると言えば変わっているというに過ぎない。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の中で、涼宮ハルヒ(高1女子)が、本さえ読んでいられれば満足と言う無口な同じ1年生の女子である長門有希のことを、「変わっていると言えばかわっているわねー」と言うと、キョン(高1男子)が、「お前が言うな!」と心の中で思いっきり突っ込む。
つまり、変人奇人の代表のようなハルヒが、人に「変わっている」などと言うなという意味だ。
だが、ハルヒだってやはり、全く普通の少女である。
変わっているところがあるとすれば、相当な美少女であるというのはあまりに些細なこととして、無自覚であるが、いかなる願望も実現してしまう能力があるということだ。猫を喋らせることも、神社の中にいる土鳩を全部、白い鳩に変えることだって出来る。
だが、やはり普通の人間なのだ。
宇宙人の長門有希や未来人の朝比奈みくるに「あなたは特別な人間か?」と尋ねたら、「べつに」とか「そんなことありませーん」と普通に答えるだろう。彼女達は全く自分を特別視していない。
ところが、ハルヒは、小学6年生の時「普通じゃいやだ」と強く思った。
それで、普通でなくなるよう、いろいろやったが、何も起こらずイライラしていた。
だが、全く普通であることに満足しているキョンに出逢ってしまったのだ。
あなたも、自分が特別であると思っている限り何も出来ない。
中二病は卒業しなくてはならない。
中二病の自覚のある普通の人であれば別に良いが。
ある意味では、皆中二病である。
「金持ちであることが、変わっていると言えば変わっているな」と軽く思えば、自分が金持ちである世界を引き寄せる。
ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』に登場した「俺は特に取り柄はないが、どういうわけか女にだけは不自由しないんだ」と言い、実際にモテモテである下品な兵士のようにだ。
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(1)涼宮ハルヒの憂鬱 ※Amazon Prime Video dアニメストア
(2)涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
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