何度か取り上げたが、私が好きなこんな話がある。
江戸時代、修行を積んだ武士が街中を歩いていて、1人の町人の男に目を引かれる。
武士は、その町人の立ち居振る舞い、只者ではないと思い、その町人に近付き、
「お前は何者か?」
と尋ねる。
その町人は、自分はただの町人だと言うが、武士は、
「私は人を見る目には自信がある。お前がただの町人であるはずがない」
と粘ると、町人はこんなことを言う。
「私が人と違うところと言えば、子供の時からの臆病癖を治したくて、毎日夕刻に墓地に行くことくらいです」
引き寄せを含めた人生の鍵が、このお話の中にある。
確かに、この町人は人と違うところがある。
だが、本人にしてみれば普通のことなので、自分を特別だとは思っていない。
そして、重要なことは、彼はその人と違うことを自主的にやっていることだ。
たとえば、大谷翔平は普通の人とは全く違うばかりか、超エリートのメジャーリーガー達の中ですら際立っている。
当然、やっていることも全然違う。
だが、本人にしてみれば、毎日普通のことを、ほとんどルーチンでやっているだけなのだ。
だから、やはり彼は、自分を特別だとは思っていないに違いないのだ。
アインシュタインが自分を全く特別視していなかったことは本当だと思う。
靴下を履かず、毎日ヨレヨレの服を着て、洗濯石鹸で髭を剃り、バスに乗らずに何キロも歩いて通勤し、中学生が数学の宿題のヘルプを頼むと大真面目で引き受けた。
そして、物理学に関しても、「長年続けている趣味」と思っていて、「別に大したものではありません」と言っていたらしい。
ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』に登場するモテモテの男は、間違いなく引き寄せでモテていると思うが、彼も同じなのである。
彼独特の表現を消して普通の言い方で彼の自分評を言えばこうだと思う。
「俺には特別なところは何もないが、1つ違うところがあるとすれば女にモテるということだ」
引き寄せで最も簡単確実なのは、最近ここで取り上げている「自分の属性を設定する」・・・引き寄せでよく言われる「なる」であると思う。
その簡単なやり方が、上の、大谷翔平式、アインシュタイン式である。
具体的には、こう思うことである。
「私はごく普通の人だが、違っているところがあるとすればお金持ちであるということかな」
「私は普通の人ですが、違っているところがあるとすれば美人だということですね」
未熟な若者、いくつになっても未熟な馬鹿ほど、自分を特別視する。
小説『俺だけレベルアップな件』(Chugong)で、私は主人公の水篠旬(みずしのしゅん)に感心したことがある。
いかに鈍感な彼でも、最高のハンターにして超美人の向坂雫が自分に気があるのではないかと感じることがあった。
だが旬は、鏡に映った自分を見て思う。
「その辺にゴロゴロいるレベルだぞ。あんな美人が相手にするわけがない」
彼は、自分が人と違うところは「俺だけレベルアップするハンター」だけだと思っているのだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)二十六人の男と一人の女(ゴーリキー)
(2)ゴーリキー短篇集(ゴーリキー)

AIアート2148
「上目遣い」
Kay
江戸時代、修行を積んだ武士が街中を歩いていて、1人の町人の男に目を引かれる。
武士は、その町人の立ち居振る舞い、只者ではないと思い、その町人に近付き、
「お前は何者か?」
と尋ねる。
その町人は、自分はただの町人だと言うが、武士は、
「私は人を見る目には自信がある。お前がただの町人であるはずがない」
と粘ると、町人はこんなことを言う。
「私が人と違うところと言えば、子供の時からの臆病癖を治したくて、毎日夕刻に墓地に行くことくらいです」
引き寄せを含めた人生の鍵が、このお話の中にある。
確かに、この町人は人と違うところがある。
だが、本人にしてみれば普通のことなので、自分を特別だとは思っていない。
そして、重要なことは、彼はその人と違うことを自主的にやっていることだ。
たとえば、大谷翔平は普通の人とは全く違うばかりか、超エリートのメジャーリーガー達の中ですら際立っている。
当然、やっていることも全然違う。
だが、本人にしてみれば、毎日普通のことを、ほとんどルーチンでやっているだけなのだ。
だから、やはり彼は、自分を特別だとは思っていないに違いないのだ。
アインシュタインが自分を全く特別視していなかったことは本当だと思う。
靴下を履かず、毎日ヨレヨレの服を着て、洗濯石鹸で髭を剃り、バスに乗らずに何キロも歩いて通勤し、中学生が数学の宿題のヘルプを頼むと大真面目で引き受けた。
そして、物理学に関しても、「長年続けている趣味」と思っていて、「別に大したものではありません」と言っていたらしい。
ゴーリキーの『二十六人の男と一人の少女』に登場するモテモテの男は、間違いなく引き寄せでモテていると思うが、彼も同じなのである。
彼独特の表現を消して普通の言い方で彼の自分評を言えばこうだと思う。
「俺には特別なところは何もないが、1つ違うところがあるとすれば女にモテるということだ」
引き寄せで最も簡単確実なのは、最近ここで取り上げている「自分の属性を設定する」・・・引き寄せでよく言われる「なる」であると思う。
その簡単なやり方が、上の、大谷翔平式、アインシュタイン式である。
具体的には、こう思うことである。
「私はごく普通の人だが、違っているところがあるとすればお金持ちであるということかな」
「私は普通の人ですが、違っているところがあるとすれば美人だということですね」
未熟な若者、いくつになっても未熟な馬鹿ほど、自分を特別視する。
小説『俺だけレベルアップな件』(Chugong)で、私は主人公の水篠旬(みずしのしゅん)に感心したことがある。
いかに鈍感な彼でも、最高のハンターにして超美人の向坂雫が自分に気があるのではないかと感じることがあった。
だが旬は、鏡に映った自分を見て思う。
「その辺にゴロゴロいるレベルだぞ。あんな美人が相手にするわけがない」
彼は、自分が人と違うところは「俺だけレベルアップするハンター」だけだと思っているのだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)二十六人の男と一人の女(ゴーリキー)
(2)ゴーリキー短篇集(ゴーリキー)

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「普通」「ありのまま」「あるがまま」を再確認してみたいと思います🙏