スポーツ、勉強、技術などの高度な実力を、引き寄せで努力せずに得られるかというと、出来ることを疑わなければ出来るのかもしれない。
だが、それが出来た人の実例となると「まれ」である(なくはない)。
これは、私が疑っているから、世界がそんなふうに見えているだけなのだろう。
私も、プログラミングを習得する時は毎晩3時近くまでパソコンで練習したし、最近でも、より理想的な身体になるために3か月以上プランクを熱心に行っている。
しかし、プログラミングや肉体強化を努力せず、引き寄せだけで出来るかというと、おそらく出来るだろうと私は思う。
だが、プログラミングの練習やプランクに励んだ楽しい記憶を失うわけにはいかないとも思う。

岡田虎二郎は「努力、忍耐、克己(自分に打ち勝つこと)の必要を認めず」と言い、私もそれはそうだと思うが、身近で見た駄目な連中に共通するのは「根気がない」ことだった。「根気」と「努力、忍耐、克己」は似たところもあるが、違うところもある。
関英男博士も、腕振り運動でどんな病気も治っているが、続ける根気だけは必要だと述べていた。
逆に言えば、根気さえ持てば、大した努力は要らないのであると思う。

私は二十歳くらいのニートの時に、大島淳一(当時は誰も知らなかったが、実は渡部昇一という大物だった)の『マーフィー100の成功法則』を読んでいた。
ジョセフ・マーフィーの『あなたも幸せになれる(文庫版:努力嫌いの成功法)』を読んで、いい感じにはなっていたが、社会的立場が大きく変わらなかったのと、『あなたも幸せになれる』を読むのは少々努力を要するので、見開き2ページで完結し、読むのが楽な『マーフィー100の成功法則』を読み始めたのである。
ところが、この本の中で渡部先生は「本書を20回読め。そうすれば自分の状況が変わっていることに驚くだろう」みたいなことを書かれていた。
でまあ、ニートで暇だったし(笑)、図書館や公園に本を持って行って読んでいたが、根気がないのでなかなか進まず、20回など程遠い。
それでも、10回近くは読んだが、気が付いたら、大した成果ではないが、一部上場企業(今で言うプライム市場上場企業)の正社員になっていた。
根気があって20回読んでいたら、もっと大きな成果を早く上げていたかもしれない。

根気というのは、どこか健気さ(弱い者のかいがいしさ。殊勝な心掛け)といった感じがする。
自分のような無力な者、愚かな者は、数で勝負するしかないという謙虚さである。
それで、根気がない者には、「俺のような力があって偉い者が、退屈な繰り返しなんかしてたまるか」といった傲慢さを感じるのである。
これは私がセールスマン時代に学んだことだった。
最強のセールスマンと言われていた者は、とにかく、人の何倍も訪問していた。
彼は「私のような話下手で頭が悪い者は訪問件数を増やすしか成果を上げる方法がない」と常に言っていたらしい。
根気というのは、長期に渡って粘り、諦めないことでもある。だが、一瞬一瞬は弱い力なのだ。

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(1)マーフィー100の成功法則(大島淳一=渡部昇一)※Kindle版なし
(2)マーフィー成功の法則100(渡部昇一)※Kindle版あり

無垢な頃
AIアート2144
「無垢な頃」
Kay

  
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