私もつい忘れることがあるが、引き寄せに最も必要な心構えは「自己制約」だ。
自己制限と言っても良い。それは、「放埓(ほうらつ。勝手気まま)に振る舞いたい心を抑えること」だ。
早い話が、「我慢が大事」ということだが、人々から引き寄せの力を奪うために「快楽のための我慢なんかしなくていい」という風潮を流行らせる者達がいる。
「辛抱」という言葉は「目的のために長期間我慢する」というニュアンスがあるが、早い話が、自主的な我慢のことだ。
確かに、自己制約は、「自己」と付くだけあり自主的なものであり、「自主的な我慢」「辛抱」と同じであると思う。

毎日酒を飲むことを楽しみにしている人が、「より高い人間になるために週3回にしよう」と自主的に決め、それを実行することは、自己制約であり、辛抱であり、自主的な我慢で、それをし、継続する者は引き寄せの能力を高めていく。
だが、「辛抱しながら飲むなんて無粋。酒はとことん飲むべし」という者がいるが、そのような者や、そんな言葉に乗せられる者には引き寄せは出来ない。
また、少しの間辛抱しても、結局は辛抱出来ず、毎日飲む状態に戻る者は負け犬であり、惨めな人生の末路が待っている。

引き寄せの力を持つ自己制約が出来る者と食事の約束をすると、約束の日は少なくとも2・3週間から1か月程度前になる。
だが、愚か者は、少し遠い先の約束が出来ない。それで、来週とか今週の日を指定してきたり、ひどいのになると「明日」とか「今日」とか言い出す。
まともな人間に、今日とか明日、あるいは、今週や来週の予定があるのは当たり前である。
「今晩、仕事が終わったら、飲みに行こう」と言うような上司とは距離を置いた方が良い。能力が全くない人間であるから。
親戚でも、お盆や暮れや新年の訪問日時をなかなか決めず「主人の予定がまだ分からなくて」と言う家とは縁を切った方が無難と思う。それはIQが低い家で、後でどんな迷惑をかけられるか分かったものではない。
1か月先の何日と決め、それを守れる程度の自己制約が出来ない者に引き寄せが出来るはずがない。
言うまでもないが、緊急事態とか特別な場合は「今すぐ」でも対応しなければならないが、自己制約が出来る者ほど、そういったことへの対応が十分出来るのである。

自己制約が出来る者であってこそ、「私はそれをすでに持っている」「それはすでに起こった」と唱える強力なアファーメーションを波動の高い感情と共に唱えることが出来、それによって願いは速やかに叶えられる。

放埓(勝手気まま)に振る舞いたい気持ちを抑え、自己規律を立て、それを厳しく守れる者ほど引き寄せの力は高い。
その意味でも、やると決めた修行や運動を必ず毎日やる者は引き寄せが出来、出来ない者は引き寄せが出来ない。
毎日30分読書すると決めていても「今日は飲んできたから」「今日は疲れているから」と言い訳して、容易く中止する者に引き寄せは出来ない。
まあ、あまりに厳しい自己制約を課すのも問題だが、天下国家を動かすほどの者は、「やせ我慢」と言えるほどの自己制約をしているものである。それほどの人物になりたいのであれば、日頃から自己制約の力を高めていくと良いだろう。
私は、佐川幸義流四股3000回とか、その程度にしておく。

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(1)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)
(2)人間の建設(岡潔。小林秀雄)
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