心配とは具体的な恐れで、不安とは漠然とした恐れという違いがあるらしいが、現代人はこの2つに苦しめられているようだ。
お金が足りなくなるかもしれない心配と共に、何か悪いことが起こるかもしれないという不安だ。
ところで、大好きなあの人が、他の人に取られてしまうかもしれないという心配は、健康とお金の心配のない人にしか起こらない。
だから、健康とお金は恋愛より上位にあることが分かるし、実際、健康とお金があると、恋愛もうまくいく。
次に、不安というのは、自分の支配力が及ばないことで被害に遭うかもしれないという恐れだ。
たとえば、地震が起こるとか、外国に侵略されるとかだ。
自分の目のつかないところで、子供が被害に遭うかもしれないという不安が強い人もいる。人間の本性を悪と思っている人が特にそうだ。

心配と不安が強いと、いずれ精神を病む。現代はそういう人が多い。
「心配事の9割は起こらない」という話もあるが、1割は起こるかもしれない。それで十分に恐がることが出来る。
イエスは、心配と不安を持つなと言ったが、それが出来れば本当に幸福になれる。
心配と不安がなければ、引き寄せも自在だ。
では、どうすれば心配と不安を消せるかというと、エメラルドタブレットにあるように「上のごとく下にも」だ。
つまり、個々のことの中に原理を見つければ良い。
案外に簡単だ。

たとえば、プロ野球のバッターが「今期は打てるだろうか?」「このスランプがいつまで続くだろうか?」と非常に心配している、あるいは、不安になっていたとする。
心配しても仕方がない。四の五の言わずバットを振れば良い、つまり、素振りをすれば良いのである。
それ以外に何かあるだろうか?
力士であれば四股を踏めば良いのである。まあ相撲の四股は膝を痛める可能性があるので、佐川流四股をお薦めするが(笑)。

汎用的な素振りとはアファーメーションだ。
そして、何かの宝くじのCMで「1億あれば大抵のことはカタがつく」なんてコピーがあったが、実際、ほとんどの心配や不安は、お金から来る。
そこで、「お金がある」とアファーメーションをすれば、お金が入って来るかどうかはともかくとして、心配や不安がやわらぐ。
十分に多く唱えれば、思考する暇がなくなる。心配や不安は思考から起こるので、思考が消えれば心配も不安もない。
そして、十分に唱えれば、そのアファーメーションは、潜在意識の中で自動的に唱えられ、実際に「お金がある」状態が引き寄せられる。

深刻な心配や不安を抱えている人に「お金がある」と唱えなさいと言ったら、凄く嫌な顔をされた(笑)。
それを見て私は、やっぱりこのアファーメーションは効果があると確信したのである。
丁度、スランプで心配や不安に苦しむバッターに「素振りをしろ」と言ったら、嫌な顔をされるようなものだ。
モテない男に、モテるための真っ当なアドバイスをしたら、ことごとく嫌な顔をされる。なら、そのアドバイスはやっぱり正しいのだ。
超優秀な東大生に、どうすれば東大に入れるかと聞いたら、「簡単です。参考書を1冊、丸暗記すればいい」と言ったらしい。東大に入れない人が聞いたら、さぞ嫌な顔をするだろう。

駄目な者が嫌がることを自分はやれば駄目でなくなる。
これは憶えておくと、なかなか使える。
成功する者は本当は何をしているかは、なかなか見えないが、駄目な者が嫌がることは簡単に分かるものである。

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波の音
AIアート1965
「波の音」
Kay

  
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