昔、私の姉が小学校高学年の時、親戚の女性から、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』の本を譲ってもらったことがあった。
おそらく、最初の翻訳書で、今も販売されている、岩波書店の内藤濯訳である。
私も見せてもらったが、赤線が沢山引かれていることに驚いたことを憶えている。私は、そんなふうに赤線が引かれた本を見たことがなかった。
横尾忠則さんの『今、生きる秘訣』のどこかに、心理学者の河合隼雄さんが「赤線を引いていったら真っ赤になった」というコメントがあったが、なるほど賢い人は、そんな読み方をするものらしい。
その本は本当に素晴らしいものだと思ったが、私は赤線は引かなかった。
また、自動車セールスでギネス認定されたというセールスマンのジョー・ジラードの著書『セールスに不可能はない』でも、本の帯か表紙裏に、誰かの、やはり赤線を引いたら真っ赤になったといったコメントがあった。
これも本当に素晴らしい本で、セールスだけでなく、最高の引き寄せ書であると思う。
この本は、別訳の『最強の営業法則』が今も販売されている。原題は『HOW TO SELL ANYTHING TO ANYBODY』である。
ただ、私は、この本にも赤線を引かなかった。読んだ当時、私はセールスマンだったのだが、大物セールスマンになれる心構えがなかったのだろう。
Amazonの電子書籍であるKindleには、アンダーラインやマーカーを付ける機能があり、私も時々利用する。
私が紙の本に赤線を引かないのは、どこか勿体ないと思うところがあるのだと思う。
学校の教科書も、先生が赤線を引けと言ったところ以外、自主的に赤線(他の色もだが)を引いたことは、ほぼない。
だが、勉強が出来る子は、自主的に赤線を引いていることが多いと思う。
ところが、実に見事に、きれいな赤線を引いたり、マーカーを塗る子は、あまり勉強が出来ない印象だった。
勉強が出来る子は、丁寧ではあっても、シンプルに赤線を引くように思う。
私は、小学生の時、ジョンストン・マッカレーの『怪傑ゾロ』が好きで何度も繰り返し読んだが(子供向け版だったが)、その中にこんなお話があった。
ヒロインの18歳のロリタ(ロリータ)が、まだ、ドン・ディエゴのことをただの金持ちのボンボンと思っていた時、ディエゴの豪邸に招待され、ディエゴの書庫の本を見たら、詩の素晴らしい部分に線が引かれているのを見て、あの馬鹿息子がなぜと驚く(笑)。
私なら、そのお話の部分に赤線を引きたいところだが、実際には引かなかった。
ところで、『怪傑ゾロ(マスク・オブ・ゾロ)』は、映画ではよく聞くが、日本では小説の方は人気がないのか、翻訳書はいくつかあるが、全て絶版で、KIndle版もない。
小説、大変に面白いと思うのだが・・・
映画のゾロと言えば、『アラン・ドロンのゾロ(原題:Zorro)』(1975)というものがある。アラン・ドロン主演50作目とも言われていた。
原作では、ゾロは24歳であったと思うが、この映画の時、アラン・ドロンは40歳くらいだった。
噂では、ドロンの息子が「ゾロの映画を見たい」と言うので、「妻の代わりはいくらでもいるが、息子の代わりはいない」と言う子煩悩のドロンが働きかけて自ら主演したと言う。
『怪傑ゾロ』を愛読していた小学生の私は、自主トレをすれば強くなれるのだと思い(ゾロも自主トレで鍛えた)、スクワットと腕立て伏せに励んだ覚えがある。本の役立て方は人それぞれだが、これもまた良い読み方であったと思う。
私が小学生の時の愛読書は『怪傑ゾロ』の他は、『ピノキオ』『みつばちマーヤの冒険』『海底2万マイル』だったが、なるほど、基本思想はそこらからきていると分かる(笑)。
漫画というのは意外に記憶に残っておらず、むしろ、漫画雑誌の中の読み物や短編小説をよく憶えている。
横尾忠則さんは、子供の時、『ターザン』や南洋一郎の冒険小説が好きで、自分の芸術はそこらから出ているのだと言う。
子供の時好きだったものは重要であるようだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)最強の営業法則(ジョー・ジラード)
(2)愛蔵版 星の王子さま(A. de サン=テグジュペリ。 内藤濯訳)
(3)今、生きる秘訣: 横尾忠則対話集

AIアート1964
「素足の令嬢」
Kay
おそらく、最初の翻訳書で、今も販売されている、岩波書店の内藤濯訳である。
私も見せてもらったが、赤線が沢山引かれていることに驚いたことを憶えている。私は、そんなふうに赤線が引かれた本を見たことがなかった。
横尾忠則さんの『今、生きる秘訣』のどこかに、心理学者の河合隼雄さんが「赤線を引いていったら真っ赤になった」というコメントがあったが、なるほど賢い人は、そんな読み方をするものらしい。
その本は本当に素晴らしいものだと思ったが、私は赤線は引かなかった。
また、自動車セールスでギネス認定されたというセールスマンのジョー・ジラードの著書『セールスに不可能はない』でも、本の帯か表紙裏に、誰かの、やはり赤線を引いたら真っ赤になったといったコメントがあった。
これも本当に素晴らしい本で、セールスだけでなく、最高の引き寄せ書であると思う。
この本は、別訳の『最強の営業法則』が今も販売されている。原題は『HOW TO SELL ANYTHING TO ANYBODY』である。
ただ、私は、この本にも赤線を引かなかった。読んだ当時、私はセールスマンだったのだが、大物セールスマンになれる心構えがなかったのだろう。
Amazonの電子書籍であるKindleには、アンダーラインやマーカーを付ける機能があり、私も時々利用する。
私が紙の本に赤線を引かないのは、どこか勿体ないと思うところがあるのだと思う。
学校の教科書も、先生が赤線を引けと言ったところ以外、自主的に赤線(他の色もだが)を引いたことは、ほぼない。
だが、勉強が出来る子は、自主的に赤線を引いていることが多いと思う。
ところが、実に見事に、きれいな赤線を引いたり、マーカーを塗る子は、あまり勉強が出来ない印象だった。
勉強が出来る子は、丁寧ではあっても、シンプルに赤線を引くように思う。
私は、小学生の時、ジョンストン・マッカレーの『怪傑ゾロ』が好きで何度も繰り返し読んだが(子供向け版だったが)、その中にこんなお話があった。
ヒロインの18歳のロリタ(ロリータ)が、まだ、ドン・ディエゴのことをただの金持ちのボンボンと思っていた時、ディエゴの豪邸に招待され、ディエゴの書庫の本を見たら、詩の素晴らしい部分に線が引かれているのを見て、あの馬鹿息子がなぜと驚く(笑)。
私なら、そのお話の部分に赤線を引きたいところだが、実際には引かなかった。
ところで、『怪傑ゾロ(マスク・オブ・ゾロ)』は、映画ではよく聞くが、日本では小説の方は人気がないのか、翻訳書はいくつかあるが、全て絶版で、KIndle版もない。
小説、大変に面白いと思うのだが・・・
映画のゾロと言えば、『アラン・ドロンのゾロ(原題:Zorro)』(1975)というものがある。アラン・ドロン主演50作目とも言われていた。
原作では、ゾロは24歳であったと思うが、この映画の時、アラン・ドロンは40歳くらいだった。
噂では、ドロンの息子が「ゾロの映画を見たい」と言うので、「妻の代わりはいくらでもいるが、息子の代わりはいない」と言う子煩悩のドロンが働きかけて自ら主演したと言う。
『怪傑ゾロ』を愛読していた小学生の私は、自主トレをすれば強くなれるのだと思い(ゾロも自主トレで鍛えた)、スクワットと腕立て伏せに励んだ覚えがある。本の役立て方は人それぞれだが、これもまた良い読み方であったと思う。
私が小学生の時の愛読書は『怪傑ゾロ』の他は、『ピノキオ』『みつばちマーヤの冒険』『海底2万マイル』だったが、なるほど、基本思想はそこらからきていると分かる(笑)。
漫画というのは意外に記憶に残っておらず、むしろ、漫画雑誌の中の読み物や短編小説をよく憶えている。
横尾忠則さんは、子供の時、『ターザン』や南洋一郎の冒険小説が好きで、自分の芸術はそこらから出ているのだと言う。
子供の時好きだったものは重要であるようだ。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)最強の営業法則(ジョー・ジラード)
(2)愛蔵版 星の王子さま(A. de サン=テグジュペリ。 内藤濯訳)
(3)今、生きる秘訣: 横尾忠則対話集

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