何度か話題にした話で、やや昔のアメリカでの話だが、現在、そして、日本でも、そう違ってはいないと思われる。
高齢者への調査で分かったことは、経済状況について、大雑把に、
・援助を必要としている:70%
・自立しているが余裕はない:20%
・自立していて余裕がある:10%
であることだった。
そして、注目されたのが、彼らの目標に対する心構えのようなもので、これが若い人の参考になる。
それが、上の調査とぴったり一致したという。
つまり、
・目標を持っていなかった:70%
・目標はあったが、それを紙に書いていなかった:20%
・目標があり、それを紙に書いていた:10%
ということだった。

ところで、この目標というのは、30年の間一貫したもの・・・というわけではない。
たとえば、若い頃は「ミュージシャンになる」、中年になったら「40歳までに部長」、その後は「資産3000万円」とかいった感じだ。
何でもいいから、目標があったか、目標を紙に書いたかが重要である。
引き寄せの原点が書かれていると言われる『イット・ワークス』には、「目標を紙に書き、常に更新しろ」と書かれている。
つまり、大事なことは、あくまで「目標を持ち、それを紙に書く」ことだけだ。

ここで衝撃的なことを言えば、目標が達成されるかどうかは誰にも分からないし、ある意味、それはどうでも良いのだ。
引き寄せの指導者には「書いた目標は全て達成されます」などと言う者がいるが、彼らがそうだとしても、それはこじつけか、たまたまだ。
ブルース・リーが書いていた目標は「心の安らぎと資産2千万ドル」だが、全く達成されることはなかった。しかし、短いながら、普通の人よりはずっと楽しい人生を送れたのだ。

別に「資産100億円」と書いても良い。
ただ、現実のことを言うと、資本主義社会と言っても、お金に関しては共産主義社会と似たところがあり、ある限度以上に金持ちになれるのは、特権側の人間だけだ。
たとえば、事業を起こしてかなり成功した人でも、資産は大したことはなく、かなりの借金を抱えている場合も多い。
政治家のほとんども特権側の人間ではなく、公開された資産を見ても、普通の国民よりはマシかもしれないが、えらくショボい。
石破総理だって、やっぱり特権側ではなく、家族の資産が3千万円程度で、預金はほとんどないという。まあ、これは国会議員の中でも平均レベルであるが。

変な引き寄せが蔓延するのは、世界の真実を知らないからだろう。
『ザ・シークレット』で言うような、超富裕な者は引き寄せを知っている者ではなく、特権側の者である。
上のような、高齢者の経済状況に関する現在の日本の状況で言えば、60代の平均金融資産(銀行預金や証券など現金化可能な資産)は約1900万円で、実態に近い中央値では450万円くらいらしい。余裕があると言えるのは3千万円以上らしく、それで言えば、やはり10%である。上位2%は特権階級なので、普通の人に限定すれば8%しかいない。

目標は、趣味のように書けば良いと思う。叶うか叶わないかは分からないのだ。
ジェーン・フォンダ主演のイタリア・フランス映画『バーバレラ』(1968)で、フォンダ演じる宇宙冒険家バーバレラは、ある惑星で命を助けてくれた男に、「お礼をしたい」と言い、希望を聞く。
すると、男は美しいバーバレラに、「やらせてくれ」と言い、バーバレラはさすがに拒否する。
ところが、男は「希望を言っただけだ」と、別にどうでもいいという態度だ。
結局、バーバレラは承諾するが、彼女も悪くはなかった。
この男のような心構えが引き寄せの重要なポイントと思う。

スコット・アダムスの「断言法」(目標を毎日紙に15回書く)をやって気付いたのは、1か月書いた目標って、あまり叶っていないが、2、3日書いた目標は意外と叶っている。さらに、昔書いた目標も、1回書いたものって、案外に叶っている。
アダムスが有名な漫画家になれたのは、断言法のおかげではなく、単なる運命で、ある意味、たまたまであると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)イット・ワークス! (RHL) ※180円
(2)バーバレラ [DVD]

あやかし
AIアート1684
「あやかし」
Kay

  
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