人生で起こる出来事は、全て予め決定済みで、また、思考すら自動的に起こるのであり、自由意志は全くないという説がある。
この説に対する我々の反応は、「そんなことはない」という否定か、「そうかもしれない」と完全否定しないかだ。
「その通り」と断言は出来ない。なぜなら、断言する根拠を示せるはずがないからだ。
ただ、自由意志がないということは、それなりの実証が科学的実験で得られているようである。
だが、以上のことは、個人的には確認する方法があり、それを行うことは非常に良いことである。
なぜなら、それによって、世界を好きなように作り替えることが出来るかもしれないからだ。
やり方は簡単で、「人生で起こることは全て決定しており、思考も自分の意思とは全く関係なく勝手に起こるだけ」と仮定して生きるだけだ。
自分の手の動き、視線の動きも、全て決まった通りに行われ、髪の毛1本の動きも、完全に決まっていたことだ。
電話がかかってくるのだって、足を踏み出した時にどんな音がするかだって、厳密に決定されていたのだ。
何かを思い出し、それでどんな気持ちになり、何を考えるかも、決まった通りにやらされているだけである。
・・・そう決めつけてみるのである。
すると、全てを客観視するようになる。
そうすれば、現実も夢を見ているような感覚で生きるようになるし、夢と現実の境界が曖昧になる。
『荘子』に出て来る賢人の境地・・・「これが夢か現実かは判断出来ない」「私もお前も、間違いなく夢を見ているのだ」に近付く。
それに慣れると、世界を動かしている存在のことがぼんやりと分かるようになり、それは案外に気安いことも分かる。
その存在に頼むまでもなく、世界は面白いものに変わっていく。
自分の意識そのものが、その存在の一部であるからだ。
ただ、これらは、自分で試さない限り、決して分からない。
このことについて詳しく知りたければ、完全に正しいかどうかは分からないが、ラメッシ・バルセカールの『誰がかまうもんか?!』で、いろいろ語られている。
自由意志がないということについての科学的根拠は、その本にも少し書かれているが、科学的に詳しく知りたければ、前野隆司博士の『脳はなぜ「心」を作ったのか』を読むと良いと思う。
また、荘子は、直観的に全て分かっている人だったので、やはり『荘子』を読むべきだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
(2)新釈 荘子 (PHP文庫)
(3)脳はなぜ「心」を作ったのか(前野隆司)

AIアート1627
「永遠の花園」
Kay
この説に対する我々の反応は、「そんなことはない」という否定か、「そうかもしれない」と完全否定しないかだ。
「その通り」と断言は出来ない。なぜなら、断言する根拠を示せるはずがないからだ。
ただ、自由意志がないということは、それなりの実証が科学的実験で得られているようである。
だが、以上のことは、個人的には確認する方法があり、それを行うことは非常に良いことである。
なぜなら、それによって、世界を好きなように作り替えることが出来るかもしれないからだ。
やり方は簡単で、「人生で起こることは全て決定しており、思考も自分の意思とは全く関係なく勝手に起こるだけ」と仮定して生きるだけだ。
自分の手の動き、視線の動きも、全て決まった通りに行われ、髪の毛1本の動きも、完全に決まっていたことだ。
電話がかかってくるのだって、足を踏み出した時にどんな音がするかだって、厳密に決定されていたのだ。
何かを思い出し、それでどんな気持ちになり、何を考えるかも、決まった通りにやらされているだけである。
・・・そう決めつけてみるのである。
すると、全てを客観視するようになる。
そうすれば、現実も夢を見ているような感覚で生きるようになるし、夢と現実の境界が曖昧になる。
『荘子』に出て来る賢人の境地・・・「これが夢か現実かは判断出来ない」「私もお前も、間違いなく夢を見ているのだ」に近付く。
それに慣れると、世界を動かしている存在のことがぼんやりと分かるようになり、それは案外に気安いことも分かる。
その存在に頼むまでもなく、世界は面白いものに変わっていく。
自分の意識そのものが、その存在の一部であるからだ。
ただ、これらは、自分で試さない限り、決して分からない。
このことについて詳しく知りたければ、完全に正しいかどうかは分からないが、ラメッシ・バルセカールの『誰がかまうもんか?!』で、いろいろ語られている。
自由意志がないということについての科学的根拠は、その本にも少し書かれているが、科学的に詳しく知りたければ、前野隆司博士の『脳はなぜ「心」を作ったのか』を読むと良いと思う。
また、荘子は、直観的に全て分かっている人だったので、やはり『荘子』を読むべきだろう。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
(2)新釈 荘子 (PHP文庫)
(3)脳はなぜ「心」を作ったのか(前野隆司)

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