最近、結論めいたことが分かって来た気分だ。
人間の脳の中には、神様の力のコピーがインストールされている。
よって、潜在的には、人間は全知全能である。
その神様のコピーを「X(エックス)」と呼ぶことにする。
Xが十分に働いている人は少ない。
その理由は、本能の中でも食欲や性欲、そして、思考が活発だとXは働かないからだ。Xのためのエネルギーが食欲、性欲、思考に奪われるのかもしれない。

神秘主義者や神秘的芸術家が、麻薬を使って、思考、食欲、性欲を奪い、Xを働かせようとすることがあり、一見、うまくいったように見えることもある。また、長く研究を重ねた密教集団の中には、かなりうまくやれるノウハウを持っているところもあるかもしれない。
しかし、麻薬は(アルコールもだが)脳そのものの機能を狂わせるので、根本的には駄目である。
言ってみれば、Xはソフトウェアで脳がハードウェアなのに、ハードウェアの調子を落としてはXは変な風に働いてしまうのだ。
調子の悪いパソコンでソフトウェアを動かすと、ソフトウェアがちゃんと動かないのと同じだ。

聖者のやり方がうまくいかない理由の1つが、現代の普通の人の食欲や性欲が肥大化し過ぎているからだ。
聖者のやり方は、真面目にやれば思考はそこそこ消えるが、食欲や性欲が強過ぎると駄目なのだ。

刺激が少ない自然な食べ物を適度な量食べ、食欲や性欲を刺激する広告や映像を見ないことだ。
その上で、呼吸数を少なくすれば思考も消え、Xは世界を動かすための十分なエネルギーを得る。
尚、ナポレオン・ヒルでさえ取り入れていたが、やはり密教に、性欲のエネルギーをXに振り向ける「性エネルギー昇華」という方法がある。
しかし、大袈裟なことをしなくても、腕振り運動や足踏み四股を長時間、心静かにやれば、自然と性エネルギーや食欲のエネルギーは昇華され、Xが使えるようになる。

引き寄せというのは、実に自然で当たり前にやればうまくいくのだと思う。
しかし、現代の社会が、どういうわけか、Xを働かせないような仕組みになっている。
だが、社会の悪習に染まらず、自然で当たり前の道を行けば、別に本を読んだり、特別なトレーニングをしなくても、Xが自在に働き、神のようになり、いわゆる引き寄せ万能になるだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆

(1)聖なる量子力学9つの旅(フレッド・アラン・ウルフ)
(2)巨富を築く13の条件(ナポレオン・ヒル)
(3)聖なる科学(スワミ・スリ・ユクテスワ)
(4)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(5)洞察力(中山正和)
(6)運のいい人、悪い人(中山正和)
(7)生命と宇宙(関英男)

健やかな頃
AIアート1541
「健やかな頃」
Kay

  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ