成功者が教える成功法、引き寄せの方法、潜在意識の生かし方、あるいは、神の助けを得る方法なんてのは、ほとんどがロクでもないものだ。
本人が、多少は善意で教えている場合でもそうであるが、大抵は、富を得てなお欲しがる承認欲求、自己重要感の渇望のためだ。
歳を取った正直な成功者は、皆こう言う。
「金欲、物欲はある程度克服出来たが、名誉欲だけはなくならない」

斎藤一人さんが長年、沢山の本を書き、大変な数の講演会を行い、いろんなことを教えているが、その教えのおかげで駄目な凡人が成功したなんてことは・・・まあ、調べたわけでもないからハッキリとは言えないが、ほぼ全くないと思う。
言ってる本人ですら、若い時にその通りにやっていたら駄目になっていたと思う。

おそらく、斎藤一人さんは、自分がなぜ成功出来たのか分かっていない。
では、斎藤さんがなぜ成功したのかというと、彼が本の中でこんなことを書いていたことで分かる。
「私は200歳まで生きる」
彼が子供の時、「80歳まで生きる」と言ったら笑われたように、今(と言っても20年以上前と思うが)200歳まで生きると言ったら笑われるが、いまどき80歳は珍しくないように、将来、150歳、160歳は珍しくなくなるから、健康に注意すれば200歳も可能という理屈だと思う。
まあ実際は、世界も日本も、平均寿命の延びが止まり、むしろ短くなる傾向にあるかもしれない。
しかし、そんな事実関係や、斎藤さんの認識はどうでも良い。
実は、斎藤さんが成功したのは・・・引き寄せをうまく行えたのは、「200歳まで生きる」と真面目に思ったからだ。
それで、200歳まで生きるには、お金が沢山あると有利だと斎藤さんは思い込んだので成功したのだ。
これが潜在意識のカラクリだ。

ちなみに、マイケル・ジャクソンも200歳まで生きることを目標にしていたという話があり、そのために睡眠用の酸素カプセルを導入したり、毎日、多量のビタミンを摂取していたという話がある。
彼に関してはデマも多いし、実際には彼は50歳で亡くなっているが、その心構えが彼に成功を引き寄せた原因になった可能性は、かなりあると思うのだ。

前にも書いたが、人間の脳の中にある唯一の指令は「生きろ」だ。
それに従えば、脳は潜在意識とコンタクトし、潜在意識は、それに必要な条件を作り出す。
「長生きする気なんかないよ」と、冗談にでも言う者が成功したり、富を引き寄せることは、まずない。
逆に、「生き抜いてやる」「生きている」と言う者は、健康になり、生存に有利な、嬉しい状況、楽しい状況、面白い状況を引き寄せる。
アダムスキーの本に出て来る宇宙人は、(地球換算で)100歳とか200歳を過ぎても、美青年だったり美少女だったりする。
その話が本当かどうかは分からないが、面白いので、イメージを得るために楽しく読むと良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)今、生きる秘訣: 横尾忠則対話集
(2)新アダムスキー全集1 第2惑星からの地球訪問者(ジョージ・アダムスキー)
(3)神話学入門 (カール・ケレーニイ、カール・グスタフ・ユング)
(4)科学の進化(L.ロン.ハバード)

巡る風
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