インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジが「生木のような心は燃えず悟りは開けない。まず、成熟し、枯れ木のような心になる必要がある」と言った。
つまり、世の中で苦労し鍛えられ、それなりの人格にならないと悟りは開けない。
悟りを開くと、引き寄せも自在なのだと思う。
しかし、引き寄せだけなら、心が成熟していなくても可能と思われる。ただし、弊害が起こる可能性はあるが。
典型的な例がヒトラーだが、彼は心の一部では普通の人より成熟していた・・・というか、し過ぎていて超人的だった。
私などは、憶えている範囲では9歳の時には、キリスト教と思える奇跡・・・引き寄せを確実に行っていた。

思考を消す訓練に励めば、かなりの引き寄せ、現実創造も可能と思うが、心の未熟さにより反作用もある。
普通は、未熟な人間が、そこまで思考を消す訓練を行うことはないが、何かの理由で、そんな訓練めいたことが出来る人がいるのだろう。
たとえば、ヒトラーもだろうが、発達障害が、かえって強い精神力をもたらす原因になるのかもしれない。
悪人だけでなく、アインシュタインや二コラ・テスラも、そんな例であると推測出来るのである。

思考を消す訓練になること・・・頭の中のおしゃべりをやめたり、想念が起こらないよう何らかの心の操作を行うことを続ければ、現実創造の力が働く。
現実創造は、潜在意識が起こすので、悪いことは起こらず、良いことが起こる。
しかし、心の深い部分・・・潜在意識に近い部分に不純なイメージがあると、潜在意識は、それも一緒に創造する。
この心の奥に隠れた不純なイメージを、昔から悪魔と呼んできたのだと思う。
普通は、悪魔が活動する前に、それを打ち消す何かが起こるのであるが、悪魔の想念が、ごく些細である場合や、その他の理由で、そのまま実現することがある。その典型がヒトラーの場合である。

思考を消す訓練を続けると、引き寄せ・・・現実創造の力が働く。
普通は、悪魔を飼っていても、上に述べた理由で、そう大きな問題は起こらない。
しかし、そうでない場合も、多くはないながらあるのだろう。
だが、もう力の存在を隠しておける時代ではなくなった。
引き寄せを行う心正しくない者は世の中に害をなし、自分も滅びるしかないと思われる。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)私は在る アイ アム ザット ~ニサルガダッタ マハラジとの対話~
(2)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(3)ヤオイズム(矢追純一)
(4)新釈 荘子 (PHP文庫)
(5)意識への回帰(カルロス・カスタネダ)

古い館の少女
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「古い館の少女」
Kay

  
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