『試験に出る英単語』という、一頃は大学受験生が必ず持っていると言われた本は、1967年の初版で、著者の森一郎氏(高校教師、大学教授、予備校講師)は1991年に亡くなられているが、今もロングセラーを続けている。
現在では、同じコンセプトのスマートフォンアプリが沢山あるようだ。

『試験に出る英単語』は、最小の労力で受験突破を目指すために、必要最小限の英単語の知識を得る目的で作られたのだと思う。
そして、英語だけでなく、あらゆる科目で、「これだけやれば合格する」という指導が流行り、理系科目でも、数学や物理等で、「これだけの少ない問題をマスターすれば、どの大学でも合格出来る」と謳う書籍や、予備校講座が人気があった。
現在はやや受験の試験傾向が変わったと思われるが、少し範囲が広がっただけで、根本的には変わらないという意見が多い。

受験ではなく、プログラミングにおいても、一般的なソフト開発においては決まったパターンというものがある。
ただそれは、「これだけ知っていれば万能」ではなく「これを知らなければ話にならない」というものであるが、今はそのようなものは、「ライブラリ化(あるいはオブジェクト化)」され、中身が分からなくても、ライブラリの使い方さえ知っていれば良いという形になってしまっている。
それにより、ある意味、誰でもプログラミングが出来るようになったと言われるが、そんなライブラリやオブジェクトの中身を知っているプログラマーと知らないプログラマーの差は大きいと思う。

そこへいくと、引き寄せというのは、受験よりも簡単かもしれない。
だから、引き寄せ書というものは、非常にコンパクトにまとめることが可能で、それだけしっかり読んで実践すれば十分であると思う。
ある意味、引き寄せを拡大していったものが悟りであると思うが、ラマナ・マハルシへの28の質問とその回答を収めた『私は誰か?』という小冊子があり、マハルシ自身が「これで十分」と言ったらしい。
ならば、やはり、引き寄せの方法も、非常に短く記述出来るはずである。
引き寄せ書の短い名著としては、
『It Works』(RHJ)
『At Your Command』(ネヴィル・ゴダード)
『The Magic Story』(フレデリック・ヴァン レンスラー・ダイ)
『マスターの教え』(ジョン・マクドナルド)
などがある。
長い引き寄せの本を十分に吸収出来ない場合、これらの短い本を繰り返し読むと、おそらく、確実に効果が出ると思う。
これらの本の翻訳、および、ラマナ・マハルシの『私は誰か?』を収録した書籍を下にご紹介しておく。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)イット・ワークス! (RHJ)※It Works翻訳
(2)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)※At Your Command翻訳
(3)奇跡を起こす『魔法の物語』(フレデリック・ヴァン レンスラー・ダイ)※The Magic Story翻訳
(4)マスターの教え(ジョン・マクドナルド)
(5)ラマナ・マハルシの教え
(6)真我(ラマナ・マハルシ)

エレガントな夕陽
AIアート1479
「エレガントな夕陽」
Kay

  
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