現実を創造する言霊(ことだま)が本当にあるのかと言えば、分からないが、おそらくあると思う。
それは、合理的な意味でも、スピリチュアルな意味でも、そうだと思う。
何度も書いたが、私の知り合いの大金持ちは、昔から口ぐせが「金があるからな」と「儲かってしゃーない」で、これが言霊になって儲け続けているとしか思えない雰囲気がある。
おそらく、この人の場合、祖父から三代に渡って継承された言霊と思う。

ちなみに、新約聖書の福音書の1つである『ヨハネ福音書』の最初の文とされる「はじめに言葉があった」は、あまり適切な訳ではないようだ。
これは、ギリシャ語原文で「アルケーはロゴスであった」という意味の文である。
アルケーは「根源的原理」で、ロゴスは、キリスト教ではキリストを指す。
まあ、この文だけで長い解説が出来るらしいが、私は、「実在は魂だけ」と解釈し、「神の他に何もない」「全ては神」という言い方で良いと思っているが、あくまで私の独断である。

言ったことは実現すると思うが、よく言われるように何度も言うのではなく、王様の気分で一度言ったことが実現し易いと思う。
上で述べた金持ちも、「金があるからな」とは言うが、何度も言うのは聞いたことがない。
私は子供の時、空元気で「絶対出来る」と言うのではなく、王様の顔で「〇〇が出来る」と言えば、必ず出来たように思う。
あるいは、言葉を使わず、魂言語みたいなもので「〇〇が出来る」と言えば、どんな無茶も実現した。
とりあえず、王様の顔・・・王様に相応しい顔をするよう気をつけると良い。
そうすれば、発した言葉は現実になるだろう。
まあ、王様の顔でも、神様の顔でも、仏様の顔でも、キリストの顔でも良い。要は、言ったことが必ず実現する者の顔だ。
平たく言えば、王様のフリ、キリストの真似といった感じだ。

私が小学4年生の時だ。こんな印象深いことがあった。
一人での学校帰り、誰もいない道で「〇〇さん(同級生の美少女)の家に行く」と王様の顔で言った。
すると、誰だったか全く憶えていないが、同級生くらいの男子と出逢い、彼が、その彼女の居場所を知っていると言うので案内してもらった。
そこは、何かの施設だったのかもしれない。
彼女はそこで、大人の女性たちに交じり、沢山の小さな子供達の世話をしていた。今思えば、ボランティアのような雰囲気だった。
単に可愛いだけでない彼女の高貴な雰囲気の秘密が分かったような気がしたが、この貴重な経験は言霊から実現したのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)数霊のメッセージ ~内なる神とつながる生き方~(佐々木将人)
(2)神道の神秘(山蔭基央)
(3)パイドン ~魂の不死について~(プラトン、岩波文庫)
(4)新約聖書 福音書(塚本虎二訳。岩波文庫)

古い家の子
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「古い家の子」
Kay

  
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