失敗続きで、詐欺にも遭って莫大な借金を背負った35歳の男が、人生の転機になった話である。
ついでに彼は交通事故に遭って脚も折っていたという、何とも超運の悪い男だった。
彼は、数年前にクリスチャン(キリスト教信者)になったので、神様に祈ったのだが、その祈りが変わっていた。
「これまでの失敗は私の責任です。しかし、今後の私の人生は、あなたに責任を取って欲しい」
そうしたら、神様は責任を取ってくれ、その後は彼は成功道を突き進んだ。
※実話である
ここで注目すべきは、彼は、これまでの失敗人生は、自分のせいであったと認めたことだ。
では、なぜ、自分の責任なのだろう?
それは、今までの人生の責任を、神様に取らせず、自分で取ろうとしたことだ。
イエスは「重荷を私にゆだねよ」と言った。
ラマナ・マハルシは、「神はいかなる重荷にも耐える」と言った。
神様にとって、人の人生の責任など、お茶の子さいさいなのである。
何かの漫画で、名門私立大学の医学部を出て医者になった若い男に父親が言う。
「お前はなぜ医者になれたと思う」
「私のたぐいまれな才能と並々ならぬ努力のおかげ」
「馬鹿者!親の金の力だ」
そうだ。彼も頑張ったかもしれないが、第一の要因は親が金持ちであったことだ。
この場合、親は、自分より神に近い。
手塚治虫さんの『マグマ大使』という漫画で、ロケット人間のマグマは、敵にボロボロに壊された息子のガムを、地球の創造神アースのところに運び、
「アース様、治して下さい」
と頼むと、アースは、ガムを抱いて部屋に入るが、すぐに出てきた。
マグマが戸惑って、
「何かお忘れ物ですか?」
と尋ねると、アースは、
「馬鹿者!もう治ったのじゃよ」
と言い、元気なガムが出てきた。
神のように見えることもあるマグマでも、アースは圧倒的な存在なのである。
馬鹿は自分を高く評価すると言う。
そのため、馬鹿は自分をはるかに超える存在があると考えないのかもしれない。
自分が一番偉い、自分が一番強いと思うのが馬鹿だ。
いや、確かに、自分も、十分に偉いし、十分に強いかもしれない。
だが、自分など比較にならない存在はいるし、どのくらい差があるかは想像も出来ない。
最初の35歳の男は、賢くなって、それが少しかもしれないが分かったのだ。
そうすれば、その高い存在(ここでは神と呼んでいた)に任せ切る気持ちになるだろう。
「任せますので、あの可愛い娘を私の彼女にして下さい」
と願っても、どうなるかも含め、神様にまかせないといけない。
それでもし駄目だったら、
「え?もっと可愛い娘をいただけるのですか?」
とポジティブに考えると良い(笑)。
そもそも、憧れのあの娘は、実は性悪かもしれない。
いずれにしても、がっかりはさせられないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)新約聖書(日本聖書協会)
(2)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省翻訳)
(3)黒住宗忠 (人物叢書 新装版)(原敬吾)
(4)マグマ大使(1)(手塚治虫)
(5)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
(6)誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる(チン・ニンチュウ)

AIアート1423
「花に包まれる」
Kay
ついでに彼は交通事故に遭って脚も折っていたという、何とも超運の悪い男だった。
彼は、数年前にクリスチャン(キリスト教信者)になったので、神様に祈ったのだが、その祈りが変わっていた。
「これまでの失敗は私の責任です。しかし、今後の私の人生は、あなたに責任を取って欲しい」
そうしたら、神様は責任を取ってくれ、その後は彼は成功道を突き進んだ。
※実話である
ここで注目すべきは、彼は、これまでの失敗人生は、自分のせいであったと認めたことだ。
では、なぜ、自分の責任なのだろう?
それは、今までの人生の責任を、神様に取らせず、自分で取ろうとしたことだ。
イエスは「重荷を私にゆだねよ」と言った。
ラマナ・マハルシは、「神はいかなる重荷にも耐える」と言った。
神様にとって、人の人生の責任など、お茶の子さいさいなのである。
何かの漫画で、名門私立大学の医学部を出て医者になった若い男に父親が言う。
「お前はなぜ医者になれたと思う」
「私のたぐいまれな才能と並々ならぬ努力のおかげ」
「馬鹿者!親の金の力だ」
そうだ。彼も頑張ったかもしれないが、第一の要因は親が金持ちであったことだ。
この場合、親は、自分より神に近い。
手塚治虫さんの『マグマ大使』という漫画で、ロケット人間のマグマは、敵にボロボロに壊された息子のガムを、地球の創造神アースのところに運び、
「アース様、治して下さい」
と頼むと、アースは、ガムを抱いて部屋に入るが、すぐに出てきた。
マグマが戸惑って、
「何かお忘れ物ですか?」
と尋ねると、アースは、
「馬鹿者!もう治ったのじゃよ」
と言い、元気なガムが出てきた。
神のように見えることもあるマグマでも、アースは圧倒的な存在なのである。
馬鹿は自分を高く評価すると言う。
そのため、馬鹿は自分をはるかに超える存在があると考えないのかもしれない。
自分が一番偉い、自分が一番強いと思うのが馬鹿だ。
いや、確かに、自分も、十分に偉いし、十分に強いかもしれない。
だが、自分など比較にならない存在はいるし、どのくらい差があるかは想像も出来ない。
最初の35歳の男は、賢くなって、それが少しかもしれないが分かったのだ。
そうすれば、その高い存在(ここでは神と呼んでいた)に任せ切る気持ちになるだろう。
「任せますので、あの可愛い娘を私の彼女にして下さい」
と願っても、どうなるかも含め、神様にまかせないといけない。
それでもし駄目だったら、
「え?もっと可愛い娘をいただけるのですか?」
とポジティブに考えると良い(笑)。
そもそも、憧れのあの娘は、実は性悪かもしれない。
いずれにしても、がっかりはさせられないと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)新約聖書(日本聖書協会)
(2)ラマナ・マハルシの教え(山尾三省翻訳)
(3)黒住宗忠 (人物叢書 新装版)(原敬吾)
(4)マグマ大使(1)(手塚治虫)
(5)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
(6)誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる(チン・ニンチュウ)

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