引き寄せを語るにあたり、3つの曖昧な概念が障害になる。
それは、「神」「魂」「潜在意識」だ。
この3つを同じと考えると良いのだが、これがすんなりとはいかない。
根本的には、次のようになると思う。

「神」は宗教的な概念。
「魂」は哲学的な概念。
「潜在意識」は心理学的・精神医学的な概念。

宗教も哲学も心理学も多様であるから、神、魂、潜在意識の概念も多様になる。
ところで、ここ百年あまりで、さらにもう1つ、同列に並ぶ概念が登場した。
それは「右脳」だ。
これは医学的な概念だ。
いや、右脳は、概念でなく実体と言えるかもしれないが、多様な説があるという意味で、概念と言った方が相応しいかもしれない。
4つの概念は、根本で同じであり、それぞれ、対立する概念がある。

「神」に対して「人」。
「魂」に対して「心」。
「潜在意識」に対して「顕在意識」。
「右脳」に対して「左脳」。

引き寄せを行うのは、「神」「魂」「潜在意識」「右脳」である。
さらに、最近では、「エネルギー」と「物質」、「波動」と「粒子」という、物理学の概念が追加され、本当は、これらの概念が、これまで複雑だったことを統合出来れば良かったのだが、かえって複雑になってしまっている。

だが、引き寄せを行うための、シンプルなルールがあることが分かる。
これで簡単に引き寄せを行うことが出来る。
それは、「神、魂、潜在意識、右脳、(エネルギー、波動)」を「人、心、顕在意識、左脳、(物質、粒子)」の上に置くことだ。
これは、イエス・キリストが、「私(人)の想いではなく、あなた(神)の想いが実現しますように」と言ったことである。
「人、心、顕在意識、左脳、(物質、粒子)」は大切である。
だが、「神、魂、潜在意識、右脳、(エネルギー、波動)」はもっと大切なのだ。
それさえ分かれば、引き寄せは自在である。
どれか1つ分かれば良い。

神>人
魂>心
潜在意識>顕在意識
右脳>左脳
エネルギー>物質
波動>粒子

(物理学関係は、一般に理解され難いので、以降、省略する)
本来、宗教であれば、「神は人より偉い」というのは当たり前で、引き寄せ自在であったのに、皇帝、王様、法王(教皇)、祭司、教祖、尊師などといった、「神に匹敵する人間」というロクでもないものを作ってしまったので、全く駄目になったのである。
別に、人に価値がないわけではないが、神はもっと上なのだということが分かれば良いだけである。
それを極端に、「神は偉い。人はどうでもいい」として、人は不幸であっても良いとか、生贄にしていいといった、奇妙と言うよりは頭が悪い考え方をする者がいて困るのである。
人も心も犠牲にする必要は全くない。
ただ、神、魂を優先すれば良いだけである。
たったそれだけのことで、引き寄せは簡単なのである。

では、人、心、顕在意識、左脳はどうすれば良いのか?
それは、『右脳の冒険』の中で、コリン・ウィルソンが教えている。
コリン・ウィルソンは、左脳の役割は「シャンとすること」と言ったが、全くその通りだ。
「シャンと」すれば、何でも得られるし、何にでもなれるのである。
簡単に言えば、「シャンとして神を崇めれば」あるいは「シャンとして魂を重んじれば」無敵である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(2)ソクラテスの弁明(プラトン)
(3)新約聖書(日本聖書協会)
(4)新約聖書(新日本聖書刊行会)
(5)こころの最終講義(河合隼雄)
(6)自我と無意識(C.G.ユング)
(7)眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)

裏庭の妖精
AIアート1418
「裏庭の妖精」
Kay

  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ