この1月6日(2025年)、アメリカで上下両院(上院下院)合同会議が行われた。
アメリカの国会である上院と下院がこの日、合同で会議を行う目的は、前年11月の大統領選挙の結果を国会議員全員で確認し、承認するためだ。
もし、選挙結果に異議がある場合は、この会議で異議申し立てが可能で、意義が正当な場合は、その意義に対し、上院と下院は別々の場所で採決を行い、意義を認めるか却下するかを決定する。
ただ、実際は、この上下両院合同会議は儀礼的なもので、ここで異議申し立てが行われることは、まずないと思う。
だが、2021年の上下両院合同会議では、バイデンの当選に対し、何人かの議員が異議申し立てを行い、その都度、上院と下院で採決を行い、結果、この会議は異例な長時間となった。しかし、この時は、全ての異議申し立てが、上院下院の両方で却下され、バイデンが大統領として承認された。

ところが、2021年の上下両院合同会議では、上院議長を兼ねる当時の副大統領マイク・ペンスが、大統領選挙の結果を否認する可能性が取り沙汰されていた。
当時のトランプ大統領が、ペンス副大統領に、そうするよう指示したという、信憑性の高い説もある。
だが、ペンスはそれを行わず、自分は議長役に徹して淡々と手順通りに会議を進めただけだった。
それに対し、トランプは「ペンスは勇気がなかった」と言い、ペンスは「副大統領に選挙結果を否認する権限はない」と言った。
陰謀論ではなく、前回の大統領選には大規模な不正があり、実際はトランプが勝利していたと、私は個人的には確信している。
だが、かといって、ペンスが選挙結果を否認することが、どんな結果を引き起こすかは分からない。
また、そんなことをしていたら、かなりの確率で、ペンスは政治家生命を絶たれたと思うが、それをしなかったとしても、ペンスは政治的な力を失ってしまった。今後、彼が大統領になる可能性は限りなくゼロだ。

副大統領による、選挙結果否認に関し、こんな話がある。
1960年のアメリカ大統領選挙は、現職副大統領のリチャード・ニクソン(共和党)と、J.F.ケネディ(民主党)の対決だった。
そして、ご存じの通りケネディが勝利したが、両者の得票率はケネディ49.7%、ニクソン49.6%で、勝利した州は、ニクソンが26、ケネディが22と、ニクソンが上回っていた。そんな、とんでもない激戦であったのだ。
そして、この選挙には、民主党(ケネディ側)の不正の噂が根強く、ニクソンはそれ(不正でケネディが勝ったこと)を確信していた。
そこで、現職副大統領で、上院議長でもあるニクソンは、1961年の上下両院合同会議で、選挙結果を否認しようと思っていた。
だが、それを止めたのはアイゼンハワー大統領だったと言われている。
アイゼンハワー大統領も、選挙の不正は認めていたと思う。それでも、ニクソンに対し、選挙結果を否認、さらには、ひっくり返すことはやってはいけないと説得した。そんなこと(選挙結果の否認)をすれば、アメリカが大混乱に陥る可能性が高い。そんな時に、ソ連が戦争を仕掛けてきたら、大変なことになる。

2020年の大統領選挙での敗北を、今でもトランプは認めていない。
その大きな根拠は、バイデンが8100万票もの異常な得票を上げたことで、実際、多くの地域で、投票数が有権者数を上回るという、明らかにおかしなことがあった。
激戦7州で全て勝利した、今回のトランプの得票ですら7700万票で、今回のカマラ・ハリスの7500万票も、まあ、あり得ない得票で、不正があったことは、間違いないと個人的には思う。

とにかくこれで、ロシア・ウクライナ戦争が終わり、イスラエル・パレスチナ(イスラエル・ガザ)戦争終結の道が見えてきた。
そして、トランプがアメリカをどこまで浄化し、立て直すことが出来るのか?
個人的には、これでいったんは人類滅亡の危機は、免れたのではないかと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)トランプの真実(ダグ・ウィード)
(2)トランプ圧勝 ~なぜ米国民は彼を選んだのか~(やまたつ)
(3)トランプは再選する! 日本とアメリカの未来(ケント・ギルバート)
(4)プーチン(上) ~生誕から大統領就任まで~(フィリップ・ショート)
(5)積極的考え方の力(ノーマン・ヴィンセント・ピール)※トランプの愛読書

澄み渡る空気の中
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