偉人が教えた引き寄せの極意 : ITスペシャリストが語る芸術

いい気分でいれば願いは叶うとよく言われるが、辛いから引き寄せを行うということも多く、そんな場合は、なかなかいい気分になれない。
しかし、辛いからといって泣き言を言ったり、自分を憐れんでいるうちは引き寄せは起こらない。

「心が折れそうになったよ」とよく言われるが、本当に折れてしまったら敗北しかない。つまり、心が折れたのに勝つということはない。
「耐え忍ぶ者は救われる」と言うが、耐え忍ぶとは、泣き言を言ったり、自己憐憫に浸っている状態ではなく、不屈の状態、シャンとしている状態なのだ。つまり、決して諦めない状態だ。

だが、強制的に心がへし折られたり、絶望に叩き込まれた後、心が静かになるということがある。そんな時には願いが叶い易い。
しかし、うじうじと泣き言や愚痴を言っている間は駄目だ。
ところが、本当に心をへし折られたり、絶望に叩き込まれた時は、愚痴や泣き言は言わないものだ。
愚痴や泣き言を言っているうちは、まだ余裕がある・・・と言ったら苦しい人に怒られそうだが、怒ることが出来るうちは奇跡は起こらない。

『葬送のフリーレン』で、老魔法使いデンケンは絶望的な状態の時、「優れた魔法使いは、こんな時、最後まで醜くあがくのだ」と言ったが、あがいても泣き言を言ってはならないのだ。

泣き言を言わずに耐えられるようになるために、サラリーマンとして真面目に働き、鍛えることは良いことだ。
私はサラリーマンより厳しい歩合制セールスマンで鍛えられ、ちっとはマシになったものだ。
鍛えられないまま甘ったれた者が心をへし折られると、再起不能になる恐れがある。狂ったり、心神喪失になったりだ。
ニートでも良いが、決して泣き言を言わず、シャンとしていなければ明日はない。

「神を信用しろ。だがラクダはつないでおけ」
スーフィー（イスラム教神秘主義者）の言葉だ。
ラクダをつないでおくとは、ラクダである心を好き放題にさせず、つないで静かにさせておくことで、要は泣き言を言わないことだ。
泣き言を言わずに済む良い言葉がある。
「なるようにしかならない。だが、なるようにはなる」
なるようにするのは、万能の神である魂だ。
悪いようにはならない。
奇跡も起こる。
もっと軽く、「ま、なんとかなるだろ」と言った方が良いのかもしれないが、そこは好きなように言えば良い。
「心おだやかに」と唱え続けることも、泣き言を言うことを拒否することで、奇跡が起こらないはずがない。
究極の真言、
「私はなるようになるだろう」
を出来るだけ平然と唱えると、何かが起こるだろう。

臨終の際、一休さんは弟子達に封書を渡し、「本当に困ったら開け」と遺言した。
弟子達が本当に困った時、それを開くと、こう書いてあったらしい。
「心配するな。なんとかなる」
これも引き寄せの極意である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
（１）心配するな、なんとかなる（無能唱元）
（２）旧約聖書ヨブ記 (岩波文庫)
（３）新約聖書（新日本聖書刊行会）
（４）葬送のフリーレン ※Amazon Prime Video