1st PLACE(ファースト・プレイス社)のボーカロイドであるIA(イア)の英語の楽曲『Conqueror(コンクゥアー:征服者)』の歌詞の一部に強い印象を感じた。
それは、

Baby will you follow me for a ride in ecstasy?

で、DeepL翻訳では、

「ベイビー...エクスタシーを味わうために、私についてきてくれる?」

と訳され、多くの人も、

「ベイビー...気持ち良くなるために、私についてきてくれる?」

といった感じで訳している。
だが、タイトルが『Conqueror(征服者)』なのだから、これでは物足りない。
ここは、

「ベイビー...私に服従するのは気持ちいいでしょ?」
「ベイビー...私に服従するのは気持ちいいのよ」

といった感じが良いと思う(このように訳している人もいたと思う)。
そして、これは、神である魂が、自我である人間に告げるメッセージだ。

江戸末期の神道家、黒住宗忠は、「神に丸ごとまかせれば最高に気持ちいい」ことが分かって歓喜し、これを早く人々に教えてあげないといけないと思って精力的に講義を行った。
あまりに気持ちいいので、命を諦めた病気も治ってしまったのだ。
これが、今朝も書いた、旧約聖書の「ヨブ記」22章21節にある、
「あなたは神と和らいで、平安を得るがよい。そうすれば幸福があなたに来るでしょう。」
と同じで、もっと普通の言い方をするなら、
「神と仲良くなって心おだやかで(気持ち良く)いなさい。そうすれば幸せになる」
である。
神は我々に、

「ベイビー...私に服従するのは気持ちいいでしょ?」
「ベイビー...私に服従するのは気持ちいいのよ」

と言っている(のだと思う)。
イエスも、荘子も、親鸞も、ラマナ・マハルシも、あらゆる賢者は、このことを教えたのだと思う。
これを端的にまとめたのが、スーフィー(イスラム教神秘主義者)の言葉、

「神を信用しろ。だが、ラクダはつないでおけ(心をさ迷わせるな)」

である。
そして、心をさ迷わせないためには、呼吸を微かにするだけで良いのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)黒住宗忠 (人物叢書 新装版)
(2)IA/04(CD+DVD)
(3)歎異抄(梅原猛訳・解説)
(4)あなたは不安なしに生きられる(ジョセフ・マーフィー)
(5)Living Without Strain (Joseph Murphy)
(6)旧約聖書 ヨブ記 (岩波文庫)

煉瓦造りの家で
AIアート1411
「煉瓦造りの家で」
kay

  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ