日本は、第二次世界大戦後、アメリカの真の意図は分からないながら、神道や、それと一体となった仏教を取り上げられた。
それ以前に、新渡戸稲造は「日本には宗教はなくても武士道がある」と言ったが、その武士道も取り上げられたのだと思う。
人間は、心の支えがないと生きていけないらしく、宗教を失った日本人は金の信者になり、その後、エコノミック・アニマルと呼ばれるほど、経済利益の獲得に邁進し、奇跡的な高度経済成長を果たした。
まあ、そんな説がある。
ただ、日本人の信仰とは、自然崇拝であり、何にでも神様がいるとし、トイレに神様がいると言われても自然に受け入れるような、八百万の神々への信仰を持っている。
だが、これは日本にだけあったものではなく、アメリカ先住民やケルト信仰に見られるアニミズム(自然霊への崇拝)とも似ている。
第二次世界大戦直後のアメリカさんも、そこまでは気が付かなかったらしい。
いまだ人気が衰えない、石ノ森章太郎さんの『仮面ライダー』では、元々、仮面ライダーのエネルギー源は自然の風だった。
また、それ以前に『サイボーグ009』で、9人の別々の国のサイボーグ戦士達の中で、009である島村丈が、一番最後に作られて高性能だったという点もあるが、それよりも、009は自我が希薄で、利己心が全くなところから、9人のサイボーグ戦士達のリーダーになったことが、この作品を際立たせた。
荘子も、自然の風を天籟(てんらい。本来の意味は「風の音」)として神秘的なものと考えた。
我々も、風を大切にすれば、自我を静め、天の力を取り戻す。
それには、深呼吸しかない。
自然の風は、時に激しいが、穏やかなサイクルで吹く時に恵みをもたらす。
それは人間の呼吸も全く同じだ。
無理なく自然に穏やかな、静かな、ゆったりとした呼吸をすることで、人間は自然の無限の潜在力を味方につけることが出来る。
ドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自分が引いてもビクともしない強弓を、弓聖と言われる阿波研造(あわけんぞう)が全く力を使わず、簡単に引くのを見て驚いたが、阿波はヘリゲルに、「お前は呼吸法を知らないからだ」と言った。
その呼吸法が、しっかり息を吸ってしばらく保ち、ゆっくり吐くというもので、これが、自然との融合をもたらす。
ゆっくりとした穏やかな呼吸は万能で、引き寄せもこの呼吸で簡単になるが、西洋の引き寄せ法では、これがなく、宗教的思考に頼る場合が多い。
だが、日本人の信仰は自然信仰であり、阿波研造という特異な存在を見ても分かる通り、自然の風の崇拝から来る呼吸信仰のようなものだ。
単純に言えば、呼吸の数が少ないほど天、神に近付き、自然な強さを増す。
政木和三も、1分1回の呼吸が可能になった時に超人化した。おそらく、後には、呼吸においても、それよりもずっと進歩したのだろう。
無理のないやり方で、ゆっくりとした呼吸の練習を続ければ、不思議なことや奇跡的なことも起こるようになる。
自我が消えているので、興奮や驚きはないが、それこそ、宝くじで大金が当たるという現象も起こる。
呼吸を意識したわけではないが、自然に呼吸が消えていた時に、私も数多くの奇跡を起こした。
他のやり方もあるが、呼吸をゆっくりにすることが最も分かり易いのではないかと思う。
今の世の中では、もう深呼吸しかないかもしれない。
1分2回以下の呼吸をしている者に悪運は近付けないらしい。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(2)黒住宗忠 (人物叢書。原 敬吾)
(3)精神エネルギー(政木和三)
(4)仮面ライダー(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(5)サイボーグ009(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(6)新釈 荘子 (PHP文庫)

AIアート1390
「神秘」
Kay
それ以前に、新渡戸稲造は「日本には宗教はなくても武士道がある」と言ったが、その武士道も取り上げられたのだと思う。
人間は、心の支えがないと生きていけないらしく、宗教を失った日本人は金の信者になり、その後、エコノミック・アニマルと呼ばれるほど、経済利益の獲得に邁進し、奇跡的な高度経済成長を果たした。
まあ、そんな説がある。
ただ、日本人の信仰とは、自然崇拝であり、何にでも神様がいるとし、トイレに神様がいると言われても自然に受け入れるような、八百万の神々への信仰を持っている。
だが、これは日本にだけあったものではなく、アメリカ先住民やケルト信仰に見られるアニミズム(自然霊への崇拝)とも似ている。
第二次世界大戦直後のアメリカさんも、そこまでは気が付かなかったらしい。
いまだ人気が衰えない、石ノ森章太郎さんの『仮面ライダー』では、元々、仮面ライダーのエネルギー源は自然の風だった。
また、それ以前に『サイボーグ009』で、9人の別々の国のサイボーグ戦士達の中で、009である島村丈が、一番最後に作られて高性能だったという点もあるが、それよりも、009は自我が希薄で、利己心が全くなところから、9人のサイボーグ戦士達のリーダーになったことが、この作品を際立たせた。
荘子も、自然の風を天籟(てんらい。本来の意味は「風の音」)として神秘的なものと考えた。
我々も、風を大切にすれば、自我を静め、天の力を取り戻す。
それには、深呼吸しかない。
自然の風は、時に激しいが、穏やかなサイクルで吹く時に恵みをもたらす。
それは人間の呼吸も全く同じだ。
無理なく自然に穏やかな、静かな、ゆったりとした呼吸をすることで、人間は自然の無限の潜在力を味方につけることが出来る。
ドイツ人哲学者オイゲン・ヘリゲルは、自分が引いてもビクともしない強弓を、弓聖と言われる阿波研造(あわけんぞう)が全く力を使わず、簡単に引くのを見て驚いたが、阿波はヘリゲルに、「お前は呼吸法を知らないからだ」と言った。
その呼吸法が、しっかり息を吸ってしばらく保ち、ゆっくり吐くというもので、これが、自然との融合をもたらす。
ゆっくりとした穏やかな呼吸は万能で、引き寄せもこの呼吸で簡単になるが、西洋の引き寄せ法では、これがなく、宗教的思考に頼る場合が多い。
だが、日本人の信仰は自然信仰であり、阿波研造という特異な存在を見ても分かる通り、自然の風の崇拝から来る呼吸信仰のようなものだ。
単純に言えば、呼吸の数が少ないほど天、神に近付き、自然な強さを増す。
政木和三も、1分1回の呼吸が可能になった時に超人化した。おそらく、後には、呼吸においても、それよりもずっと進歩したのだろう。
無理のないやり方で、ゆっくりとした呼吸の練習を続ければ、不思議なことや奇跡的なことも起こるようになる。
自我が消えているので、興奮や驚きはないが、それこそ、宝くじで大金が当たるという現象も起こる。
呼吸を意識したわけではないが、自然に呼吸が消えていた時に、私も数多くの奇跡を起こした。
他のやり方もあるが、呼吸をゆっくりにすることが最も分かり易いのではないかと思う。
今の世の中では、もう深呼吸しかないかもしれない。
1分2回以下の呼吸をしている者に悪運は近付けないらしい。
◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)
(2)黒住宗忠 (人物叢書。原 敬吾)
(3)精神エネルギー(政木和三)
(4)仮面ライダー(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(5)サイボーグ009(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)
(6)新釈 荘子 (PHP文庫)

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