レベルの高い引き寄せには、鏡の法則、作用・反作用の法則、振り子の法則と、提唱者によっていろいろな言い方がされているが、同じと思えるものがある。
これらは簡単に言うと、ほとんどの人が一度は聞いたことがあると思うが、「誰かに対し、こっちが気に食わないやつだと思っていると、向こうもそう思っているものだ」という話のようなものだ。
経営者など、沢山の人を使っている人物も、よくこんなことを言う。
まあ、そんな気もするのだが、必ずしもそうとは限らないように思う。
いいやつだと思っていた相手から裏切られることも多いのは、やはり多くの経営者が知っているはずだ。
あるいは、「嫌な世の中だと思っていると、世の中が本当に、あなたにとって嫌なものになる。いい世の中だと思っていると、世の中はあなたに優しい」とか、「悪い国だと思っていると、国はあなたにとって悪いものになり、良い国だと思っていると、国はあなたに良いことをしてくれる」とか言う。
しかし、ヒトラー率いるナチス・ドイツは、人々にナチス・ドイツは素晴らしい国家だと思わせていたが、全く素晴らしくないことをしたのであることを考えると、それは疑わしい。
日本国政府は素晴らしいと思い、国が新型コロナワクチンを推奨するので打ったら、死んだり、取り返しのつかない酷い身体になってしまっても、国は冷たいという話も聞く。

簡単に言えば、悪い国だと思っていたら、確かに国に悪いことをされる。しかし、良い国だと思っていても、自分では気付かないかもしれない、心の奥の疑念を反映して、国は悪いことをしてくる。
これは、人とか会社とかも同じだ。
つまり、どう思っていても悪いことになるのだ(笑)。
何が問題なのだろう?
それは、良いとか悪いとか思うことだ。
知らない人も多いだろうが、『葬送のフリーレン』というアニメに、ユーベルという名の、頭がおかしいと言われることも多いが可愛い少女の魔法使いが出て来る。
私は、このユーベルの1つのセリフが大好きなのだ。
ユーベルが、自分よりはるかに格上で、実力も自分よりはるかに優る魔法使いと戦い、簡単に勝つ。
その直後、彼女はこう言ったのだ。
「みんな、頭を使い過ぎるんだよ」

鏡の法則も、作用・反作用の法則も、そして、特に振り子の法則は、提唱者が難しい説明を長々とし、結局、頭の悪い一般人は誤解する。
そして、皆、頭が悪いのだ。
それらの法則自体には真理もあるが、言っている人自体も、肝心なことは分かっていないものだ。だから、それらの法則の提唱者も不幸だったりするのだ。
まあ、趣味としては面白いので、私もヴァジム・ゼランド(振り子の法則の提唱者)の本を楽しく読んだりしているが、この超頭の良いロシア人量子物理学者らにも言いたい。
「みんな、頭を使い過ぎるんだよ」

これらの法則の奥深くの肝心なことは、頭では理解出来ないし、頭を使って使いこなすことも出来ない。
では、どうすれば良いかというと、究極の真言を唱えれば、勝手に使ってしまうのだ。
「私はなるようになるだろう」
「私は常に生成する者である」
これらを唱えると、魂(真我、キリスト、ブッダ、神)に、まかせてしまうことになる。
ユーベルだって、なるようになるとしか思っていないので、死ぬことも何とも思わないし、自分が何もしなくても、自分の中の何かが勝手にやってくれると思っているのだろう。まさに無敵である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)振り子の法則~リアリティ・トランサーフィン~(ヴァジム・ゼランド)
(2)タフティ・ザ・プリーステス(ヴァジム・ゼランド)
(3)葬送のフリーレン ※Amazon Prime Video
(4)天狗芸術論・猫の妙術(佚斎樗山)
(5)ヤオイズム(矢追純一)
(6)カラスの死骸はなぜ見当たらないのか(矢追純一)

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Kay

  
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