理論物理学者のフレッド・アラン・ウルフ博士は、ロンダ・バーンの『ザ・シークレット』の書籍やDVDに登場していて、引き寄せについて完全に肯定的な立場を取っている。
引き寄せの法則に量子物理学を適用して解説する者は多いが、ウルフ博士ほどの本格的な量子物理学者が、ここまで熱心に引き寄せを語ることは珍しいと思う。
ウルフ博士の場合、特に引き寄せの法則だとか、ロンダ・バーンの主張に賛同するのではなく、意識が世界を支配するということを教えているのであり、それがたまたま、引き寄せを多様に語るバーンの『ザ・シークレット』と適合したのだろう。

ところで、ウルフ博士が、引き寄せの法則を完全に肯定する理由は、量子物理学の研究成果からではなく、彼の幼児体験からであり、その体験を探求することが量子物理学の研究に彼を導いたのだった。
その幼児体験とは、自宅の2階から1階へのテレポーテーション(瞬間移動)だった。
それは、鮮明な体験であったようだ。
それで彼は、人間の意識が奇跡を起こすことを感じ、量子力学や意識の研究をしたのであるが、どこまで引き寄せ理論の解明が出来たのかは分からない。

幼児期の奇跡体験が、引き寄せなどの世間的には不可思議な現象を確信したという意味では私も同じだが、私の場合、ウルフ博士よりはるかに多い奇跡を体験している。
いずれにしても、ウルフ博士も私も、引き寄せがあるかないかという話は問題にならない。
ウルフ博士の幼児体験は、まだ白昼夢のようなものと考えることも出来るが、私のものは、あまりに露骨な奇跡体験で、大人になってからも続き、イエスの奇跡に優るとも劣らないと言えるものもあると思う。奇跡の内容は何度も書いたことがあるので、ここでは省く。

私の場合は、ウルフ博士のようにIQが高くなかったせいかもしれないが、奇跡体験を理論的に解明しようとしたことはあまりない。
しかし、ニュートンやデカルトが、熱心にオカルト研究をしていたことには共感を感じることもあった。
特に、ニュートンの場合は、オカルトのついでに科学研究をしていたと言っても良いと思う。
私は、科学にこだわらなかったことが良かったかもしれない。
ある意味、科学は偏見に過ぎないという意見もあるが、そんな面も確かにあり、既存科学を逸脱したようなことに関しては、科学はマイナスの影響が大きい場合もあるのだと思う。
例えば、相対性理論や量子力学が、ニュートン物理学の延長ではなく、むしろ多くの部分でニュートン理論を否定したようなものであることを見れば、現在の量子力学のさらに先にあると思われる引き寄せの科学には、現代の科学理論が邪魔になることもあると思う。

引き寄せは、当分の間は科学では解明出来ないだろう。
しかし、実用は太古の時代であっても可能だったし、それは科学理論よりもっと深淵な高度な法則に則るのであり、今のところ、直観と経験に負う部分が大きい。
ただ、ウルフ博士や私のように、まずは体験として意識の力を知った者は幸運であると思う。
私としては、誰でも・・・出来れば、馬鹿でも使える引き寄せの方法に関心があるが、それを広めるのは、いろいろ困難があるかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)聖なる量子力学9つの旅(フレッド・アラン・ウルフ)
(2)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ)
(3)ザ・シークレット(ロンダ・バーン)

動きたくない子
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「動きたくない子」
Kay

  
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