引き寄せが本当にあるのかというと、むしろ、引き寄せ以外には何もない。ただ、引き寄せだけがある。
この世界は、難しく言うとシミュレーション世界で、簡単に言えば、コンピューターゲームの世界だ。
コンピューターゲームに強くなるには、細かいことはいろいろあるだろうが、慣れが一番と思う。
漫然とゲームをしていても、慣れてくれば少しはコツが分かって強くなる。
しかし、やはり勝つつもりでプレイしていると、早く慣れて、より良いコツが掴める。
この世界も同じで、引き寄せる気で生きていると、早く、そして、良い引き寄せのコツが掴める。

引き寄せのコツは、聖典に書かれている。
聖書でも、コーランでも、法華経でも、古事記でも、アヴェスターでも、バガヴァッド・ギーターでも。
だが、ほとんどの場合、宗教によって歪められているので、宗教には関わらない方が良い。
イーロン・マスクは、子供の時、新約聖書の福音書を読んで、イエス・キリストの賢明さを理解出来たと言うが、先入観なく福音書を読むと、必要なことは十分に書かれていることが分かる。

引き寄せ書は、最初に出会ったものが、だいたい自分に合っているので、よほど抵抗を感じる場合以外は、その通りにやれば良い。
うまくいかないとしたら、根気が足りないだけだと思う。
半世紀ほど前から「インスタント時代」などと言われ、スイッチを押せば結果が得られるようになって、人々は忍耐を失い、今は、「お薦めの動画」「お薦めの商品」を押し付けられ、自分の意思も持たなくなった。
それで、人々は引き寄せが出来なくなり、「人生が思うようにいかない」と悩むようになってしまった。

今は、手間暇かけてラーメンを作ることもなくなり、子供が「自転車が欲しい」と言ったら、昔なら「じゃあ、自分で作ろうじゃないか」というのも良い教育だったが、さすがに今は難しい。
それで、せめて、本を忍耐強く読んだり、腕振り運動や佐川幸義流四股を長時間やることで、意思の力を強化すれば、引き寄せの能力は格段に上がる。
イーロン・マスクは、あらゆる宗教書を読んだと言うから、それで意識の力を高め、その上、引き寄せのコツを掴んだのだろう。

昔のイギリスのSFテレビドラマで、司令官と大佐が、空気が希薄になっていく中で敵対し対峙する場面があった。
大佐は、若くて体力がある自分の有利さをアピールする。
しかし、大佐より10歳は年長と思える司令官は、意思の強さが重要だと言う。
結果は引き分けであった。
やはり、意思の強さは大切である。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)旧約聖書 新改訳(新日本聖書刊行会)
(2)新約聖書 新改訳(新日本聖書刊行会)
(3)バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
(4)サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳 (角川ソフィア文庫)
(5)現代語訳 古事記(福永武彦訳)

神殿の巫女
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