江戸末期の神道家(神官、神主、宮司)で、キリスト並の力があったと言われる黒住宗忠が好きだった話がある。
それは、仙人になりたがった青年の話だ。
その青年は、ある男に、仙人になる方法を教えてもらう見返りに、まずは無償で働くよう言われ、青年は了解し、無報酬で真面目に働いた。
時が経ち、青年が「そろそろ」と言うと、男は「分かった、今から教えてやる」と言う。
男は、青年に庭の高い木に登るよう言い、青年がその通りに登ると、男は、枝にぶら下がるよう言う。
青年は言われた通りに枝にぶら下がった。すると、男は、手を離せと言う。
青年が手を離すと、青年は仙人になり、飛んで行った。

ミヒャエル・エンデだったと思うが、似た話をしている。
崖っぷちで木の枝にぶら下がっている男がいた。
それは、アインシュタインだった。
アインシュタインは「助けてくれー!」と叫んだ。
すると、天から声がして、「よし、助けてやる」と言う。
助かったと思ったアインシュタインに、天の声は「手を離せ」と言う。
しかし、アインシュタインは手を離さないまま「助けてくれー!」と叫ぶ。

嘘つきの話を信じた青年は仙人になり、神の声を聞きながら神の言葉を信じられなかったアインシュタインは苦しみ続けた。
そして、インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジはこう言っている。
「嘘の中にも真理はある」
結婚詐欺師の話を真に受けたら、当然酷い目に遭うが、結婚詐欺師の言葉にも何等かの真実はあるものだ。
それを分かっている者は、案外に騙されないのである。

引き寄せの本は、どれも正しいのである。
「いや、あの本に書いてある通りにやったが効果はなかった」と言うのは、真摯にやらなかっただけと思う。

以下、与太話である。見なくていい。
引き寄せの最強の呪文5文字がある。
良かったら予想して欲しい(もちろん、無料公開する。忘れなければ、次回)。
これは、私が子供の時、土星を作り出した呪文だ。
具体的には、予備知識なしに、夜空の沢山の星の中から土星を一瞬で「あれ」と特定したのだが、実際は、その星を土星にしたのは私だ。
その直後、天体望遠鏡で確認したら、確かに輪があった。
これは、何度もやった。木星でも出来た。簡単なはずの、火星、金星は、やる気がなかったのか、見つけなかった(作り出さなかった)。
しかし、中学生の時、2つ年下の可愛い女の子(小6)が「火星を見たい」と言った時には、赤い星を一瞬で見つけた(作り出した)。
ヒントは『葬送のフリーレン』だ。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)いのちの教え ~黒住宗忠に学ぶ自然体の生き方~
(2)黒住宗忠 (人物叢書 新装版)
(3)NHK アインシュタイン・ロマン (6) エンデの文明砂漠 ミヒャエル・エンデと文明論
(4)葬送のフリーレン(Amazon Prime Video)

年下
AIアート1327
「年下」
Kay

  
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