「心おだやかに！」の呪文は観音経にも通ず : ITスペシャリストが語る芸術

「心おだやかに！」と唱えれば、心がおだやかになる状況に変わり、自然に心がおだやかになる。
だが、初めのうちは、「心おだやかに！」と唱えても、即座には、心がおだやかになる状況は訪れないかもしれない。
しかし、根気よく、「心おだやかに！」と唱えていたら、いずれ、心がおだやかになる状況を引き寄せるようになる。

ところで、「心おだやかに！」は、「心安からに！」でも「心静かに！」、あるいは、「心平和に」でも、自分が唱え易いものなら、多少違っても良いと思う。
しかし、そう言うと、的外れな言葉を思いつく者もいるかもしれないので、特に初めのうちは、「心おだやかに！」を採用すると良いと思う。
ドナルド・トランプがこよなく尊敬した牧師、ノーマン・ヴィンセント・ピールは、「静かだ」「のどかだ」とつぶやく方法を紹介している。
私は、個人的に「のどか」という言葉が好きなので、これを使っていたことがあり、とても良かったが、魂の命令を心が唱える「心おだやかに！」の方が、即座に状況が変わるように思う。

「心おだやかに！」と唱えても、少しも心がおだやかにならず、不満に思うかもしれないが、それは当たり前だ。
人間は、「心おだやかに！」と唱えたり、心をおだやかにしようと頑張ることで、心がおだやかになるのではなく、心がおだやかになるような状態になって初めて、心がおだやかになるのだ。
丁度、喉が渇いている時は、飲み物を飲む以外に渇きを止める術がないのと同じだ。
仏教の法華経の中の『観音経』の教えも、砂漠で乾いている人に、いきなり有り難い仏の教えを垂れるのではなく、まずは一杯の水を与え、それから仏の教えを聞かせるというものらしい。だから、観世音菩薩の名を呼べば、観世音菩薩はすぐに助けてくれるのである。
そして、「心おだやかに！」という言葉が、現代的には最も唱え易い、即座に助けてくれる呪文であると思う。
ただ、心が曇っていたり、未熟な場合は、少し時間がかかるかもしれないが、根気強く、かつ、ソフトタッチに唱えていれば、いずれ、人生はイージーモードに変わると思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
（１）その望みは宇宙がかなえてくれる（ベルベル・モーア）
（２）星からの宅配便（ベルベル・モーア）※『その望みは宇宙がかなえてくれる』の別訳
（３）積極的考え方の力（ノーマン・ヴィンセント・ピール）
（４）現代日本語訳　法華経
（５）観音開運法～実体験が明かす「念彼観音力」の不思議!～（織田隆弘）