科学でも、スポーツでも、芸術でも、経済でも、その他あらゆることで、大胆な仮説を導入する者が世界を前に進めることが出来る。
普通の絵を描いても超一流だったピカソがキュービズムという変な絵を描いたり、大谷翔平さんが投手と打者の両方でやると決めたり、天体の動きがうまく説明出来ないので、動いているのは天ではなく地球だと考えたり、ドナルド・トランプのように、政治も軍事も経験のない70歳のビジネスマンが大統領になろうとしたり・・・といった、旧来の常識に囚われず、全く別の・・・場合によっては真逆の考え方、やり方を取り入れることで大きな前進をする人達がいる。そんな人達を革命家(レボリューショナリー)、開拓者(パイオニア)などと言う。

そこまでいかなくても、視点を少し変え、馴染んだ考え方から抜け出すことで、大きな進歩をすることが出来る可能性がある。
だが、人間は、馴染んだ考え方を変えたり、新規なことを行うことを嫌がる。どうしても、これまで通りの考え方で考え、これまで通りのやり方でやりたがる。

私も引き寄せを含むスピリチュアルで、ちょっとした革命を起こしたように感じている。
これまで、数千年間、聖者や賢者は、心を静かにすれば悟りが開け、精神が持つ神秘の力を発揮出来ると言い続けてきた。
だが、その見解・教えに従ってきたから、一般人は、ほとんど何の成果も得られなかった。
そこで、法然は、これは釈迦の見解でもあると言って、「他に何もしなくていいから念仏を唱えろ」と言い、イエスは、「神を愛せよ」と教えた。私には、ほとんどヤケクソのように思える。どうしても衆生を救えないので困っていたように思えるのだ。
だが、それでもなかなかうまくいかなかったのだと思う。
それで、親鸞は、「まず仏に救ってもらえ。そうすれば有難くて念仏が出てくる」と言ったのだが、イエスの教えも、親鸞流には、「まず神に救ってもらえ。そうすれば有難くて自ずと神を愛する」ということになる。
親鸞は、革命の一歩手前にいた。
だが、どうやれば救ってもらえるかが分からなかった。
それで、変わり者の宗教家が、宗教の新しい考え方であるニューソートというものを考え、それが、今は引き寄せと呼ばれているのである。
ジョセフ・マーフィーも、ニューソートに属し、牧師としては、従来のキリスト教からは異端と見なされたが、それでも、やはり、古いキリスト教から抜け出せていなかったと思う。

細かい話は抜きにして、メリットだけを得られる方法が、私が最近よく言う「心おだやかに!」と唱えるものだ。
これは、ドイツの写真家、グラフィック・アーチストのベルベル・モーアの著作で紹介されているもので、彼女も誰かに教わったようだ。
私は、この数日、この言葉の作用の原理、精神的メカニズムを考え、十分に説明出来るようになったが、やはり、数十ページの小難しい内容になる。
それよりも、成果を得れば良い。
旧来の考え方では、
「心をおだやかにすれば、悟ったり、引き寄せを行える」
となるが、新しい革命的な考え方では、
「『心おだやかに!』と唱えれば、心がおだやかになる状況が引き寄せられる」
である。
じゃあなぜ、「心おだやかに!」と唱えれば、心がおだやかになる状況が引き寄せられるのかというと、精神がそういう構造になっているからとしか言えない。
モーターがなぜ回るのかというと、そんな構造になっているからと言うのと似たようなものだ。
この数日、私は自分で試してみたが、何ともピュアな成果が出るので、驚くと言うより面白い。まるで漫画かと思うほどだ。
いや、これで、世界は漫画なのであると気付くかもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)その望みは宇宙がかなえてくれる(ベルベル・モーア)
(2)星からの宅配便(ベルベル・モーア)
(3)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)
(4)歎異抄(梅原猛)
(5)ニューソート ~その系譜と現代的意義~

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