時間が長いポップミュージックと言えば、『トイレの神様』(作詞・作曲・歌唱:植村花菜)が有名で9分52秒のようだ。
ところが、アニメソングの『君の知らない物語』(作詞・作曲:ryo、歌唱:やなぎなぎ)は、それより10分近く長い19分13秒だ。ただし、アニメ『化物語』(2013)のエンディングでは普通のアニメソングと同じ長さにまとめている。
両曲はリリース時期も近く、『トイレの神様』は2010年11月、『君の知らない物語』は2009年8月だ。
『トイレの神様』の方がはるかに有名で、アニメソングの『君の知らない物語』は一部の人しか知らないだろうが、オリコン年間で『トイレの神様』は71位、『君の知らない物語』は72位とほぼ同じで、オリコン登場回数となると、『トイレの神様』は30回に対し、『君の知らない物語』は66回と倍以上だ。

私は、『トイレの神様』は、通して聴いたことが果たしてあるのか、ちょっと分からないが、トイレ掃除をしたら幸せになれるといった感じの歌だったと思う。トイレに限らず、掃除をすれば幸せになれる、あるいは、引き寄せが出来るという話は割とあると思うが、それは、生活環境が落ち着かないものであれば、心が穏やかでなくなる場合が多いことから、まあ、だいたいはその通りと思う。
特に、トイレ掃除に関し、肯定的なイメージを与えたことでも、この曲は日本に貢献したと言えると思う。

『君の知らない物語』は、アニメ『化物語』のエンディングの出だしの「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」の、コーラスが重なった部分が特に美しく印象的で、普段は、アニメを見ても楽曲のCDを買わないような人でも(当時は音楽媒体ではCDがまだ多かった)、買った人が多かったと思う。実は私もそうだ(笑)。
この曲の詩の内容は、女子の昔の失恋話で、失恋した当時は10代の高校生か大学生くらいかなと思う。
その彼女が好きな彼と彼女とは、一緒のグループ友達の中にいる程度には仲が良いが、あちらは彼女に興味がなかったっぽい。
そして、彼女は彼に、告白しようとしたが出来ず、それが今では遠い思い出であるという切ない「物語」である。
そこまで消極的であったのは、脈なしであることが、かなりはっきりしていたのだろう。所詮、女は顔と身体か・・・と私は思ってしまったものだ(笑)。
『君の知らない物語』を聴いて共感するのは女子だけでなく、男子も結構多いのではないかと思う。
私の場合は、小学校時代の感覚で聴いてしまう。
中学や高校の時は、趣味で忙しくて「女になんか構ってらんないぜ」という感じだったし、引き寄せ名人なので、少なくともきっかけは簡単に作ることが出来たものだ。

『君の知らない物語』の主人公の女子のような状況ではどうすれば良いかは、引き寄せ的には簡単で、そう悩む必要はない。
彼女は、「彼は私に興味はない」と思っている。
それが事実であるか、彼女の思い違いであるかは関係ない。
大切なのは、彼女の認識である。
そこで、彼女は、自分のその「彼は私に興味がない」というマイナスの認識を疑うだけで良い。
ただし、何度も、口を酸っぱくして言うが、「ソフトタッチに」という、引き寄せの極意を忘れてはならない。
つまり、「彼は本当に私に興味がないのだろうか?」と軽く疑えば良い。あくまで軽く、ソフトタッチに。
すると、きっかけくらいは簡単に出来ると思う。
そうならないなら、ソフトタッチでなく、ハードタッチで疑っているのである。
「彼は本当に私に興味がないのだろうか?本当は私が好きなのではないだろうか?」と、気楽に、軽い微笑みを浮かべる感じで疑えば良い。
奇跡でも起こると思う。ただし、その後のことは分からない。
未熟な人では「思ってたのとは違う」となって、あまり良い思い出にならない場合も多いと思う。
私もそうで、だいたいが喧嘩別れである(笑)。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)君の知らない物語(supercell)
(2) The Best Songs(通常盤)(植村花菜)※MP3
(3)化物語 ※Amazon Prime Video
(4)新装版 眠りながら成功する(ジョセフ・マーフィー)

夕暮れの眺望
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「夕暮れの眺望」
Kay

  
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