成功した人は暇だったという大原則があると思う。
マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツは、学校時代、モテないし友達もいなかったので、毎日、何時間もオンライン端末のコンピューターを触ってコンピューターに強くなり、ハーバード大入学後も、大学に行かず、暇だったから、マイコン(マイクロコンピュータ)でプログラミング言語のBASICを使えたら面白いんじゃないかと思って、マイコン用のBASICを開発し、それが今日のマイクロソフトの基礎を築いたのである。
ドワンゴ創業者で元KADOKAWA社長・会長の川上量生さんは、ドワンゴ会長時代、ほとんど出社せず、入社式にも呼ばれなくなったというが、KADOKAWA DOWANGO(現KADOKAWA)会長になってからは、アニメ制作会社のスタジオ・ジブリの見習社員になり、週4日ジブリに出社していたというから、本当に暇だったのだと思う。
川上さんは、来年(2025年)開校のネット完結型大学であるZEN大学を作った(主要な役割を担った)が、それ以前にネット高校のN高等学校を作り大成功させている。それらの教育事業に関し、あるネット番組で、川上さんが成功の要因を聞かれた時、そこにいたひろゆきさんが「この人、暇なんですよ」と言うと、川上さんはただ笑っていたのが、それが本当であることを感じさせた。
そのひろゆきさんも、2ちゃんねるといった電子掲示板事業で成功した要因について「暇だったから」と言っていたが、それも確かにあったのだと思う。
二コラ・テスラは、学生時代、毎日13時間勉強していたというが、それは勉強で忙しかったというのでは全くなく、それだけ勉強出来るほど暇だったと言うべきだろう。
米津玄師さんだって、1日中、パソコンに向かって曲作りしている仙人のような人だと言われることもあるが、そんなことを長年やれたのも、やはり暇だったからで、忙しい人に出来ることではない。
ある引き寄せの達人は、お金は沢山あるのだが、お金を得る理由について、「お金があると暇になって、好きなことが出来る。だから人生が楽しくなるんだ」と言っていたが、これも1つの真実だろう。
自分で稼がなくても、生まれた家が裕福な人は、それ自体は絶対にツイているのである。ただ、家が金持ちであることで発生する弊害に陥らなければ良いのである。
『葬送のフリーレン』という人気アニメで、ヒロインの1人であるフェルンは、幼い頃から魔法の修行に打ち込み、十代でトップクラスの魔法使いになるが、これもまた、暇だったから、それほどの修行が出来たと言える。
フリーレンとなると、何百年もダラダラ生きながら、趣味で魔法をやっていて大魔法使いになったというのが本当のところのように思う。つまり、彼女は最高の暇人だと言えると思う。
私も、サラリーマン時代、友達もいなくて暇だったからプログラミングの勉強のための時間がたっぷりあり、プログラマーになれたのである。
岡本太郎は、育った家が裕福で、当時としては貴族的なフランス留学をしたが、留学先では苦学とは全く縁のない生活で、毎日、カフェに入り浸って若い頃のバタイユと交流するなどして知見を高め、また、思うままに好きなことをして、大芸術家になる基礎を作ったのである。
元Googleのエンジニアのチャディ・メン・タンが始めたマインドフルネスは世界中に普及しているが、こんなものをやれるのは時間が十分にある・・・つまり暇な人だけだ。
マインドフルネスと引き寄せのは、通じる部分がかなりあると思うが、引き寄せが出来ないとか、そもそも、引き寄せをやろうとしない人は、忙しい人が多い。
お金を溜めるのは、稼ぐより使わない方が良いという話がある。
暇も同じで、暇を作ろうとするより、余計なこと、やりたくないことをやめる方が良い。
つまらない友達付き合いや、会社の中の付き合いをやめ、他のことでも意味のないことをやめれば、結構暇が出来る。
何時間も車の掃除をしているような人がよくいて、中にはそれに意味がある人もいるのかもしれないが、正直、時間の無駄遣いと思うし、そんな人に引き寄せの上手い人はまずいないと思う。
岡本太郎の母親の岡本かの子となると、太郎が子供の時、面倒を見る時間がもったいないので、太郎を柱に縛り付けていたというからロクでもない母親であるが、太郎はそれで、自分の時間の大切さを学んだのだから、実は良かったのだと思う。
また、悪い母親というのは、やたら子供の時間を奪うのである。
吉本隆明さんは、自分の子供がぼーっとしている時間を重要視し、妻が子供達に買い物に行かせようとしたら、この日本最大の思想家が、自分が買い物かごを持って、代わりに買い物に行ったらしい。
人間にとって、最も大切なものは、愛ではなく時間・・・適切な言い方をすれば、暇であると思う。
愛も暇の中から生まれるのではないかと思う。
全面的にそうだと言うつもりはないが、かなり当たっていると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ひきこもれ ~ひとりの時間をもつということ~(吉本隆明)
(2)ニコニコ哲学 ~川上量生の胸のうち~(川上量生)
(3)自分の中に毒を持て(岡本太郎)
(4)サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法(チャディ・メン・タン)
(5)ニコラ・テスラ 秘密の告白(二コラ・テスラ)
(6)誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる(チン・ニンチュウ)
AIアート1235
「街路の天使」
Kay
マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツは、学校時代、モテないし友達もいなかったので、毎日、何時間もオンライン端末のコンピューターを触ってコンピューターに強くなり、ハーバード大入学後も、大学に行かず、暇だったから、マイコン(マイクロコンピュータ)でプログラミング言語のBASICを使えたら面白いんじゃないかと思って、マイコン用のBASICを開発し、それが今日のマイクロソフトの基礎を築いたのである。
ドワンゴ創業者で元KADOKAWA社長・会長の川上量生さんは、ドワンゴ会長時代、ほとんど出社せず、入社式にも呼ばれなくなったというが、KADOKAWA DOWANGO(現KADOKAWA)会長になってからは、アニメ制作会社のスタジオ・ジブリの見習社員になり、週4日ジブリに出社していたというから、本当に暇だったのだと思う。
川上さんは、来年(2025年)開校のネット完結型大学であるZEN大学を作った(主要な役割を担った)が、それ以前にネット高校のN高等学校を作り大成功させている。それらの教育事業に関し、あるネット番組で、川上さんが成功の要因を聞かれた時、そこにいたひろゆきさんが「この人、暇なんですよ」と言うと、川上さんはただ笑っていたのが、それが本当であることを感じさせた。
そのひろゆきさんも、2ちゃんねるといった電子掲示板事業で成功した要因について「暇だったから」と言っていたが、それも確かにあったのだと思う。
二コラ・テスラは、学生時代、毎日13時間勉強していたというが、それは勉強で忙しかったというのでは全くなく、それだけ勉強出来るほど暇だったと言うべきだろう。
米津玄師さんだって、1日中、パソコンに向かって曲作りしている仙人のような人だと言われることもあるが、そんなことを長年やれたのも、やはり暇だったからで、忙しい人に出来ることではない。
ある引き寄せの達人は、お金は沢山あるのだが、お金を得る理由について、「お金があると暇になって、好きなことが出来る。だから人生が楽しくなるんだ」と言っていたが、これも1つの真実だろう。
自分で稼がなくても、生まれた家が裕福な人は、それ自体は絶対にツイているのである。ただ、家が金持ちであることで発生する弊害に陥らなければ良いのである。
『葬送のフリーレン』という人気アニメで、ヒロインの1人であるフェルンは、幼い頃から魔法の修行に打ち込み、十代でトップクラスの魔法使いになるが、これもまた、暇だったから、それほどの修行が出来たと言える。
フリーレンとなると、何百年もダラダラ生きながら、趣味で魔法をやっていて大魔法使いになったというのが本当のところのように思う。つまり、彼女は最高の暇人だと言えると思う。
私も、サラリーマン時代、友達もいなくて暇だったからプログラミングの勉強のための時間がたっぷりあり、プログラマーになれたのである。
岡本太郎は、育った家が裕福で、当時としては貴族的なフランス留学をしたが、留学先では苦学とは全く縁のない生活で、毎日、カフェに入り浸って若い頃のバタイユと交流するなどして知見を高め、また、思うままに好きなことをして、大芸術家になる基礎を作ったのである。
元Googleのエンジニアのチャディ・メン・タンが始めたマインドフルネスは世界中に普及しているが、こんなものをやれるのは時間が十分にある・・・つまり暇な人だけだ。
マインドフルネスと引き寄せのは、通じる部分がかなりあると思うが、引き寄せが出来ないとか、そもそも、引き寄せをやろうとしない人は、忙しい人が多い。
お金を溜めるのは、稼ぐより使わない方が良いという話がある。
暇も同じで、暇を作ろうとするより、余計なこと、やりたくないことをやめる方が良い。
つまらない友達付き合いや、会社の中の付き合いをやめ、他のことでも意味のないことをやめれば、結構暇が出来る。
何時間も車の掃除をしているような人がよくいて、中にはそれに意味がある人もいるのかもしれないが、正直、時間の無駄遣いと思うし、そんな人に引き寄せの上手い人はまずいないと思う。
岡本太郎の母親の岡本かの子となると、太郎が子供の時、面倒を見る時間がもったいないので、太郎を柱に縛り付けていたというからロクでもない母親であるが、太郎はそれで、自分の時間の大切さを学んだのだから、実は良かったのだと思う。
また、悪い母親というのは、やたら子供の時間を奪うのである。
吉本隆明さんは、自分の子供がぼーっとしている時間を重要視し、妻が子供達に買い物に行かせようとしたら、この日本最大の思想家が、自分が買い物かごを持って、代わりに買い物に行ったらしい。
人間にとって、最も大切なものは、愛ではなく時間・・・適切な言い方をすれば、暇であると思う。
愛も暇の中から生まれるのではないかと思う。
全面的にそうだと言うつもりはないが、かなり当たっていると思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ひきこもれ ~ひとりの時間をもつということ~(吉本隆明)
(2)ニコニコ哲学 ~川上量生の胸のうち~(川上量生)
(3)自分の中に毒を持て(岡本太郎)
(4)サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法(チャディ・メン・タン)
(5)ニコラ・テスラ 秘密の告白(二コラ・テスラ)
(6)誰でも小さなことで大切な願いがかなえられる(チン・ニンチュウ)
AIアート1235
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