一昨日の記事で少し述べたが、氷を溶かした水の驚くべき効果について、改めて書く。
こんないいことを、なぜ誰も教えないのか不思議だが、おそらく、本当に誰も知らないのだろう。
雪解け水を飲む動物の成長が速く、健康で病気にならないことや、渡り鳥が、産卵期になると、わざわざロシアなどの寒い国に行くことは長い間謎だったが、その理由は、氷が溶けた水の不思議な作用のためだった。
詳しい理論は複雑なので、興味があれば、ロシアの大脳生理学や進化生物学の研究者であるボリス・フェドロビッチ・セルゲーエフ博士が、『おもしろい生理学』で、一般的に説明してくれているのを読むと良い。まあ、一般的と言っても、化学と物理学に共通する部分の知識や細胞学の話である。
簡単に言えば、こういうことだ。
水というのは、いろいろな驚異的な性質を持つが、その1つが、冷えると膨張することだ。普通の物質は熱すると膨張する。
それは、水が持つ特異な分子的性質のためで、氷の分子は特別な分子構造を持つ。
ところが、氷が溶けても、溶けた水の中に氷の分子構造が残っていて、それは摂氏40度まで保たれる。
そして、氷の分子構造を持った水は、生物の細胞を保護したり、壊れた細胞を修復する。不思議なことだが、科学的に確認されている。
結果、氷や雪が溶けた水を飲むことで、細胞の働きが活性化し、健康になったり、怪我が治ったり、若返ったりするのである。

私は、二十歳そこそこの時、かなり無茶な生活をしていて、いくら若くても健康に良くなかったはずだが、氷を溶かした水を飲むことで「細胞がいつも新しくなった」ので、健康であった。
全く年も取らないようであったが、そのうち健康に慣れ、氷を溶かした水を飲まなくなり、いろいろ健康にトラブルを起こすことがあった。
それで、最近、ようやく思い出したのだが、本当に一瞬で効果を感じた。
まさに、ギリシャ神話に出てくる、不死の力があると言われる神の飲み物エクトールのようである。
美の女神ウェヌス(ヴィーナス)より美しいと言われた人間の娘プシューケー(プシュケー、プシケー、サイケ)は、ネクトールを飲むことで永遠の美しさを得る。
エクトールが彼女の細胞を常に新しくするのだろう。

私は、ペットボトルを少し凹ませた状態で、やや空間を残して水を入れて蓋をして冷蔵庫で凍らせる。凍る時の膨張でペットボトルを壊さないためだ。
完全に凍らせた後、冷蔵庫の中や、あるいは、常温の室内で溶かして飲む。
冷蔵庫の中に、このための500mlのペットボトル3本を、通常の冷蔵室か冷凍庫に分けて入れている。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)おもしろい生理学(ボリス・フェドロヴィチ・セルゲーエフ)
(2)神統記(ヘシオドス)
(3)マンガギリシア神話 (1) (里中満智子)
(4)ローム太霊講話集

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