今この瞬間を感じる「今今メソッド」は、108さんやエックハルト・トールが提唱したことで知られているが、神道に「中今」という同じ考え方があったし、有名な『引き寄せの法則~エイブラハムとの対話~』によれば、仏教の修行法としても存在するらしい。
嫌な状況を疑う「マイナスを疑うメソッド」は、108さんが「不足を疑う」として提唱しているが、私は、元祖はデカルトだと思う。
デカルトの「われ思うゆえにわれあり」という有名な言葉は、本来は、「疑っているわれは確実に存在する」で、デカルトは「いかなることも疑うことが出来るのは自分の中に神が居るから」と言い、私は、これが明確な神の存在証明になると思った(これを納得するには『方法序説』をよく理解する必要がある)。
だが、究極メソッドは「存在の自覚」だと言われることがある。
これは、近年では、インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジが起源と思われるが、マハラジは「あなたが信じることが出来る唯一のことは、自分が存在することだけだ」と言い、「私は在る」を究極とした。
これは、「アラビアのロレンス」として知られるT.E.ロレンスの『知恵の七柱』に示された重要なヒントを、コリン・ウィルソンが『右脳の冒険』で引用した部分に深い示唆が込められていたことに通じていて、非常に正しいことは分かるのだが、言葉で説明すると、とんでもなく難しい。
ニサルガダッタ・マハラジが「私は在るという感覚にしがみつけ」と言い、エックハルト・トールが「今この瞬間を感じろ」と言っても、普通の人には抽象的・曖昧過ぎて、何をどうしたら良いか分からない。
それで、マハラジは「『私は在る』が至高のマントラだ」と言って、単に「私は在る」と唱えれば良いと示唆し、「今この瞬間を感じる」に関しては、108さんが、「今、今、今、・・・」と唱えることを教えている。
マハラジの「存在の自覚」と、トールの「今この瞬間を感じる」が、引き寄せの大型レーザー砲だとすれば、嫌な状況を疑う「マイナスを疑うメソッド」「不足を疑う」は、軽快に使える光線銃のようなものだ。
大型の方は重厚であり、「存在の自覚」や「今この瞬間を感じる」は、本来、悟りのためのもので、引き寄せメソッドだとは言われなかった。
しかし、「今この瞬間を感じる」は、108さんが「今今メソッド」で知られる引き寄せメソッドにした。
では、究極中の究極である「存在の自覚」の方はというと、引き寄せを超える引き寄せと言われる「想定の法則」で知られるネヴィル・ゴダードが、至高の引き寄せ法であると明示しているのである。
私の推測では、ゴダードは『AT YOUR COMMAND』(翻訳は『世界はどうしたってあなたの意のまま』)で、「存在の自覚」をメインにした引き寄せ法を出来るだけ分かり易く、少ないページで示したが、うまくやれる人が少ないのに気付き、効果がやや落ちるが実践し易い「想定の法則」を考えたのだと思う。
普通の引き寄せに関しては、小型光線銃を撃ちまくるように「マイナスを疑うメソッド」をやれば良いと思う。
しかし、難しい問題や深刻な問題で、執着や憎悪を感じる場合には、「マイナスを疑うメソッド」は効き難いので、「今今メソッド」をやった方が良いと思う。
それで駄目なら、「存在の自覚」が必要になるかもしれない。
これは正直難しいのだが、「私は在る」をマントラとして使えば、即効ではないが、確実な効果が出ると思う。
いや、実は、「マイナスを疑うメソッド」や「今今メソッド」が効かないと言うより、やることすら出来ない状況の者をいくつか見て、「存在の自覚」の必要性を感じているところだ。
それに、「マイナスを疑うメソッド」や「今今メソッド」で引き寄せまくっている人は、おそらく、安楽なだけの人生を過ごすことはなく、試練に遭うこともあると思う。そんな場合に備え、「存在の自覚」が必要になるかもしれない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)
(2)アイ・アム・ザット~ニサルガダッタ・マハラジとの対話~
(3)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
(4)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(5)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)

AIアート1223
「白い花」
Kay
嫌な状況を疑う「マイナスを疑うメソッド」は、108さんが「不足を疑う」として提唱しているが、私は、元祖はデカルトだと思う。
デカルトの「われ思うゆえにわれあり」という有名な言葉は、本来は、「疑っているわれは確実に存在する」で、デカルトは「いかなることも疑うことが出来るのは自分の中に神が居るから」と言い、私は、これが明確な神の存在証明になると思った(これを納得するには『方法序説』をよく理解する必要がある)。
だが、究極メソッドは「存在の自覚」だと言われることがある。
これは、近年では、インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジが起源と思われるが、マハラジは「あなたが信じることが出来る唯一のことは、自分が存在することだけだ」と言い、「私は在る」を究極とした。
これは、「アラビアのロレンス」として知られるT.E.ロレンスの『知恵の七柱』に示された重要なヒントを、コリン・ウィルソンが『右脳の冒険』で引用した部分に深い示唆が込められていたことに通じていて、非常に正しいことは分かるのだが、言葉で説明すると、とんでもなく難しい。
ニサルガダッタ・マハラジが「私は在るという感覚にしがみつけ」と言い、エックハルト・トールが「今この瞬間を感じろ」と言っても、普通の人には抽象的・曖昧過ぎて、何をどうしたら良いか分からない。
それで、マハラジは「『私は在る』が至高のマントラだ」と言って、単に「私は在る」と唱えれば良いと示唆し、「今この瞬間を感じる」に関しては、108さんが、「今、今、今、・・・」と唱えることを教えている。
マハラジの「存在の自覚」と、トールの「今この瞬間を感じる」が、引き寄せの大型レーザー砲だとすれば、嫌な状況を疑う「マイナスを疑うメソッド」「不足を疑う」は、軽快に使える光線銃のようなものだ。
大型の方は重厚であり、「存在の自覚」や「今この瞬間を感じる」は、本来、悟りのためのもので、引き寄せメソッドだとは言われなかった。
しかし、「今この瞬間を感じる」は、108さんが「今今メソッド」で知られる引き寄せメソッドにした。
では、究極中の究極である「存在の自覚」の方はというと、引き寄せを超える引き寄せと言われる「想定の法則」で知られるネヴィル・ゴダードが、至高の引き寄せ法であると明示しているのである。
私の推測では、ゴダードは『AT YOUR COMMAND』(翻訳は『世界はどうしたってあなたの意のまま』)で、「存在の自覚」をメインにした引き寄せ法を出来るだけ分かり易く、少ないページで示したが、うまくやれる人が少ないのに気付き、効果がやや落ちるが実践し易い「想定の法則」を考えたのだと思う。
普通の引き寄せに関しては、小型光線銃を撃ちまくるように「マイナスを疑うメソッド」をやれば良いと思う。
しかし、難しい問題や深刻な問題で、執着や憎悪を感じる場合には、「マイナスを疑うメソッド」は効き難いので、「今今メソッド」をやった方が良いと思う。
それで駄目なら、「存在の自覚」が必要になるかもしれない。
これは正直難しいのだが、「私は在る」をマントラとして使えば、即効ではないが、確実な効果が出ると思う。
いや、実は、「マイナスを疑うメソッド」や「今今メソッド」が効かないと言うより、やることすら出来ない状況の者をいくつか見て、「存在の自覚」の必要性を感じているところだ。
それに、「マイナスを疑うメソッド」や「今今メソッド」で引き寄せまくっている人は、おそらく、安楽なだけの人生を過ごすことはなく、試練に遭うこともあると思う。そんな場合に備え、「存在の自覚」が必要になるかもしれない。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)
(2)アイ・アム・ザット~ニサルガダッタ・マハラジとの対話~
(3)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
(4)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(5)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)

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「白い花」
Kay
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まぁ実際にそれが訪れた時の自分が「試練」と捉えないかもしれませんが。