今の新興宗教にも通じるが、あらゆる国や時代に存在した密教は、仏教やキリスト教のように、悟りを開いたり、魂を救うことよりは現世利益が目的である場合が多いと思う。つまり、言ってみれば、引き寄せをいかに強力に行えるかを探求しているのである。
仏教やキリスト教の宗派の中にも、引き寄せを主眼にしたものも、昔から沢山あったと思う。
それらの密教で、長く続いているものには、かなり強力な引き寄せ法を持っているものもあるが、ほとんどの場合、その方法は門外不出である。
ジョセフ・マーフィーだって、キリスト教系の密教とも言える宗派の牧師だったし、中村天風もヨガの中の密教を学んでいたことは、講話の内容からも想像出来るのである。
霞が関書房の『ローム太霊講話集』という本には、いろいろな密教の秘法が書かれていて興味深く、良いと思うものを取り入れれば益があると思う。

いろんな密教の中から、特に準備なく、誰でも出来るものを説明する。
誰にでも、「妙に懐かしい」と思う場所がある。
その場所のことを思うと、胸がかきむしられるような強いノスタルジー(旅愁)を感じるような場所である。
それは、多くの場合、幼い時を過ごした家とか、幼い時に通った学校のようなものであるが、想像上の場所である場合もある。
二コラ・テスラの場合は、空想と言える村のような場所であったようだ。
それほど強い感情が起こるわけではなくとも、そんな「妙に懐かしい」場所が1つや2つはあるだろう。
どうしても思い浮かばないなら、小学生の時の通学路といったように、子供の時の記憶にある場所で懐かしく思う場所を思い出すと良い。
落ち着いた気分の時に、想像の中で、そんな場所に入っていくのである。記憶にある昔の光景である。
その光景に入り込むことが出来れば、肉体は現世にありながら、意識は異次元に居るのである。
完全にその光景に入り込まなくても、入り込む度合いに応じて、異次元世界に入っている。
異次元と言うよりは高次元である。
意識がそこにある時は、普段と比べ、物質的制約が少なく、魂の力が発揮され、簡単に言えば、あらゆる引き寄せメソッドの効果は数倍から数千倍にもなる。
記憶や想像の場所ではなく、絵の中に入り込むという方法もあるが、起こることは同じである。
当然ながら、その絵は、是非、入り込みたいと思うような絵であることが必要だろう。別に小さな絵でも構わないし、モノクロでも良いだろう。
好ましい絵を見て、恍惚としたり、気分が高揚している時には、ある程度はその絵の中に入り込んでいる。それを意図的に行う(入り込む)のである。
以上は、密教の中で行われている、割と一般的な方法で、間違いなく効果があると思う。
高次元世界では、17歳くらいに若返ったり、あるいは自分の好きな年齢の姿になり、また、仙人的な力や魔法を行使出来るものであるが、その感覚に馴染むと、どうせ現世は幻想のようなもの(ホログラムのようなもの)なので、現世でもそうなっていく。
やっていると、なかなか楽しいものである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ローム太霊講話集
(2)ニコラ・テスラ 秘密の告白(二コラ・テスラ)
(3)幸福なる人生(中村天風講演録)
(4)人類史上最大の発見(ジョセフ・マーフィー)
(5)無限供給の鍵(谷口雅春)
(6)投影された宇宙(マイケル・タルボット)

緑の瞳の少女
AIアート1213
「緑の瞳の少女」
Kay

  
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