実は、私は本日は、午後2時から、自民党総裁選の中継をYouTubeで見ていた。
選挙戦が始まった当初は、小泉進次郎氏が有望視される一方、国民的には人気の高い石破茂氏や、保守層に支持者が多い高市早苗氏は、立候補に必要な推薦人20人(自民党国会議員)を集められるかどうかすら疑われることもあった。
推薦人を集めることに難がないと考えられたのが、小泉進次郎氏、河野太郎氏で、無名と言える小林鷹之氏も簡単に推薦人を集めることが出来た。

選挙戦が始まると、私はテレビ・新聞は全く見ないが、YouTubeのテレビ放送配信を見る限り、テレビでは、石破氏と小泉氏が優勢と報じ、この両者に人気があることや、立候補者が史上最大の9人になったことで、1回目投票で決まることはなく、1回目投票の結果、決選投票に進む2名は、石破氏と小泉氏となると示唆するような報道であったと思う。
その中で、(様々な理由で)テレビには呼ばれない場合が多いジャーナリストらは、高石氏支持者が多いのだが、彼らも当初は、高市氏が決選投票に進むのは難しいと見ていたと思う。
しかし、今回の自民党総裁選では、立候補者による、しっかりとした討論会がかなり行われた。
まあ、そうは言っても、アメリカの大統領選のように、1年かけてじっくり行う選挙戦と違い(そのせいで莫大な選挙費用がかかるのだが)、各候補の話を聞く機会はさほど多くはなく、討論会にしたって、それほど深いことは分からないのだが、その中で、高市氏が評価を上げ、逆に、小泉氏が期待されたパフォーマンスを発揮出来ず、テレビや新聞も、高市氏の支持が小泉氏を上回ったことを認めざるを得なくなった。
やはり、討論会は必要ということで、今後は、もっと、討論会を増やしても良いと思う。

今回の自民党総裁選は、あくまで自民党党首を決定する選挙で、総理大臣を決める選挙ではないが、自民党が与党ということで、実際上は、勝者が総理大臣となる。
このあたりがアメリカの大統領選と異なり、自民党総裁選は、アメリカの大統領選で言えば、民主党および共和党の予備選のようなものだ。

1回目投票は、テレビ・新聞と、ネットの言論者の両方の予想通り、石破氏と高市氏が残ったが、テレビ・新聞と、ネットの言論者の両方共、1位は石破氏、2位は高市氏と予想していた。ところが、高市氏が予想外の大差をつけ、1位であった。
こうなると、決選投票では、高市氏の勝利が高いと考えられた。石破氏は、相手が誰でも、自民党国会議員の人気がないことから、決選投票では勝てないと見る向きが多かった。
高市氏支持者は、決選投票の結果を待つ間も、勝利を確信していたと思う。
ところが、決選投票では、石破氏が勝利し、5回目の総裁選にして、ついに自民党総裁となった。
総裁選は終わったが、その裏側で何が起こっていたのかの分析が今後、特にネットで数多く行われるはずだが、その内容が興味深い。おそらく、ネットでは、岸田首相への批判が見られると思う。「自分は動かない」と言ったはずの岸田首相が、相当動いたはずだというわけである。
今回で、ネットの保守派言論者の予想はあまり当たらないという感想をさらに持つこととなった。
また、懸念としては、1回目投票で高市氏がかなりの大差をつけていたのに、自民党議員による2回目投票でそれをひっくり返したことで、民意が無視されたという印象があるかもしれないことだろう。
高市氏も次がある。高市氏支持者もがっかりすることはない。

全くの余談だが、2ちゃんねる掲示板で、未来から来たという人物が、当分の間、女性の首相は誕生しないと言っていたことを思い出した(笑)。
私は、2ちゃんねるも5ちゃんねるも、ほとんど見ず、YouTubeで見たのだが。

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(1)保守政治家(石破茂)
(2)日本を守る 強く豊かに(高市早苗)

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Kay

  
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