普通の状況では、幼い時は、皆、自分は王様のようなものだと思っている。
どんなことも無条件でやってもらえるのだからだ。
そんなふうに満ち足りていると、何も望まないものだ。
だが、成長し、世の中を見、活動するほど、自分の想い通りにならないことがあることが分かってくる。
その中で、「ここまでで満足しよう」という妥協をするようになる。
妥協出来るようになることを「大人になる」と言う。
恵まれている者、能力が高い者は、妥協レベルが高く、そうでない者は妥協レベルが低い。
子供の時に無力感を叩き込まれた者は、極めて低いレベルで妥協をし、良いことを望まなくなる。

さて、では、最高に恵まれ、最高に能力があり、妥協レベルが非常に高いと何を望むだろう。
普通の人が、長寿と言っても百歳で妥協するところを、そんな超エリート達は200歳を望むようになってきた。
そして、『銀河鉄道999』のように、身体を機械化して永遠に生きることを本気で望む者もいる。
「シンギュラリティ」の提唱者で有名なレイ・カーツワイルがそうで、彼は、いずれ、身体を機械化する人間に、死というものはなくなり、現在76歳の彼も、その恩恵を得られると思っていることを著書『シンギュラリティは近い』に書いている。
イーロン・マスクは火星移住を真面目に考えているし、既に、大富豪達から、火星移住の予約も取っているという話も、かなり前からある。

今、最高の権力者・金持ち達が考えていることは何かご存じだろうか?
火星移住が未定の今は、それは、世界が戦争状態になった時に、いかに自分の快適さを守るかということだ。
それには、心から信頼出来る友人たちとグループを作り、独自にエネルギーを得、必要なあらゆる機械を設計するAIを持ち、その設計で製造するロボットを持ち、そして、ロボット軍団を持つことである。
まさにSFの世界で、その原始的なモデルが映画『ターミネーター』に出てきたと思う。

一方、それを、今で言う引き寄せのような魔法的な力で実現しようとしたのが、魔法結社や密教集団だが、面白いというか当然だが、上の権力者・金持ち集団と魔法集団の結びつきも多く見られる。
そして、ほとんど知られていないが、ずっと昔から、かなり理想を実現しているグループもいる。
だが、苦戦したり、まるでうまくいかない連中が騒ぎを起こしているのだ。巷でいうDS(ディープステート。闇の支配者)も、そうだろうと思う。

ところが、昔にもいなかったわけではないが、最近は、普通の人の中に、理想世界を実現出来るようになった人達が、割合としてはまだ非常に少ないながら、かなり出てきているのである。
現実世界を自由に創造し、パラレルワールドを移動し、それでも、道理を尊ぶので、破滅的な反作用を受けない賢い人達だ。

私は、以前は、トランプが大統領に復帰しないと、世界がますます酷いものになると思っていたが、トランプが再選するにこしたことはないが、実際は、どうなろうと構わないのである。
どうしてもトランプが再選される世界が良いなら、そんな世界に行けば良い。だが、そうでない世界も面白いのである。

もちろん、私のやり方でなくても、好きなようにやれるだろう。
(私のやり方は常に無料公開である)
その気になればの話であるが。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき(レイ・カーツワイル)
(2)私は何も信じない ~クリシュナムルティ対談集~
(3)投影された宇宙 ホログラフィック・ユニヴァースへの招待
(4)新解釈 現代語訳 法華経(石原慎太郎)
(5)現代訳 正法眼蔵(禅文化学院)
(6)新約聖書 福音書(塚本虎二)
(7)正法眼蔵随聞記(講談社学術文庫)
(8)世界はこうなる 上(H.G. ウェルズ)
(9)解放された世界(H.G.ウェルズ)
(10)来るべき世界 [DVD]

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「ポートレート」
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