引き寄せがあるにしろ、ないにしろ、誰もが、願いが叶うのは未来だと思っている。
そこを何とか(笑)、願いが叶うのは「今」であり、願ったら、今既に叶っているという発想にならない限り、願いが叶うかどうかは不確定だ。
時計の針の先が「今」だが、西洋のアナログ時計は、「今」がどんどん未来に移動する。
しかし、江戸時代から明治初期に使われた和時計では、針は常に真上を差し、文字盤が回転する。つまり、「今」は全く動かず、未来の方からやって来るのである。
『正法眼蔵』で、道元は、「過去も未来も、今体験する」と書いているが、私は昔、それを読んだ時、意味は分からないが「美しいなあ」と思ったのだった。『正法眼蔵』は、どこを読んでも美しい。それで、書いてあることの意味は分からないが、夢中になってしまった。
道元の時代は和時計もなかったが、もしあったら、道元も和時計で説明したかもしれないと思ったりする。
「願いが叶う未来が来るのを待つ」と言っても、叶うのは今なのだから、実際は待たない。
時間というものはないことが科学でも分かってきたが、時間が幻想で本当はなく、今この瞬間しかないことは、昔から、分かる人には分かっていた・・・と言うより、誰でも本当は知っている。
これも理屈で言うのは難しいが、大数学者の岡潔が「時間は間違いなく情緒です」と言ったのが参考になるだろう。
このことを、アインシュタインは「ストーブの上に座っている10分は長いが、美女と一緒にいる1時間は短い」と言ったらしい。
願いは、願った瞬間に既に叶っている。
しかし、時間という幻想を持っているために、願いが叶うのを待たないといけないと思ってしまい、「待つ」という辛い幻想を持ってしまう。挙句、幻想の時間の中で、「願いは叶わない」と思ってしまい、願いが叶わないことが実現する。
流れ星が流れる間に3度祈れば叶うという話がある。
しかし、流れ星は一瞬で流れるので、3度どころか、1度祈ることも出来ない。
だが、実は、「流れ星が流れる間に3度祈れば叶う」というのが、捻じ曲げられた言葉だ。
本当は、「流れ星が流れるより速く願いは叶う」と言いたかったのだ。
「願いは願った瞬間に既に叶っている」
と言うと、「叶ってないぞ、おい!」という声が聴こえてきそうだ(笑)。
銀行口座に1億円ないし、可愛いあの子は俺の彼女じゃないし・・・と言いたいのだろう。
それは、アインシュタインが言うところの、「ストーブに座っている」状態だからだ。
叶うまでに長い時間がかかると思ってしまい、その中で諦めてしまうのだ。
願いが叶わない人は、苦しい精神状態にあるはずだ。熱いストーブの上に座っているように。
それで、「もう座っていられない。願いは叶わない」と、願いを放棄してしまう。
だから、美女と一緒にいなさい(笑)。
それが無理でも、楽しいことをしなさい。
何もなければ、笑うか、気持ち良く深呼吸しなさい。
笑うことと深呼吸ほど気持ちいいことはない。
そして、今この瞬間を感じると、時間という幻想を破ることが出来る。
今この瞬間を感じることが分からないなら、心の中で「今、今、今、・・・」とつぶやくと良い。
あなたが何を欲しいかなんて、イエスが言う通り、神(魂。真の自己)はとっくにご存じだ。
それが次々叶うが、それを一般的に「運が良い」と言う。
今この瞬間を感じる中今瞑想(今今瞑想。今今メソッド)をすれば、運が良くなったり、願っていたことが勝手に叶うのは、こういったことである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)現代訳 正法眼蔵(禅文化学院)
(2)時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)
(3)時間の終焉: J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボ-ム対話集
(4)人間の建設(岡潔、小林秀雄)
AIアート1163
「幻想の月」
Kay
そこを何とか(笑)、願いが叶うのは「今」であり、願ったら、今既に叶っているという発想にならない限り、願いが叶うかどうかは不確定だ。
時計の針の先が「今」だが、西洋のアナログ時計は、「今」がどんどん未来に移動する。
しかし、江戸時代から明治初期に使われた和時計では、針は常に真上を差し、文字盤が回転する。つまり、「今」は全く動かず、未来の方からやって来るのである。
『正法眼蔵』で、道元は、「過去も未来も、今体験する」と書いているが、私は昔、それを読んだ時、意味は分からないが「美しいなあ」と思ったのだった。『正法眼蔵』は、どこを読んでも美しい。それで、書いてあることの意味は分からないが、夢中になってしまった。
道元の時代は和時計もなかったが、もしあったら、道元も和時計で説明したかもしれないと思ったりする。
「願いが叶う未来が来るのを待つ」と言っても、叶うのは今なのだから、実際は待たない。
時間というものはないことが科学でも分かってきたが、時間が幻想で本当はなく、今この瞬間しかないことは、昔から、分かる人には分かっていた・・・と言うより、誰でも本当は知っている。
これも理屈で言うのは難しいが、大数学者の岡潔が「時間は間違いなく情緒です」と言ったのが参考になるだろう。
このことを、アインシュタインは「ストーブの上に座っている10分は長いが、美女と一緒にいる1時間は短い」と言ったらしい。
願いは、願った瞬間に既に叶っている。
しかし、時間という幻想を持っているために、願いが叶うのを待たないといけないと思ってしまい、「待つ」という辛い幻想を持ってしまう。挙句、幻想の時間の中で、「願いは叶わない」と思ってしまい、願いが叶わないことが実現する。
流れ星が流れる間に3度祈れば叶うという話がある。
しかし、流れ星は一瞬で流れるので、3度どころか、1度祈ることも出来ない。
だが、実は、「流れ星が流れる間に3度祈れば叶う」というのが、捻じ曲げられた言葉だ。
本当は、「流れ星が流れるより速く願いは叶う」と言いたかったのだ。
「願いは願った瞬間に既に叶っている」
と言うと、「叶ってないぞ、おい!」という声が聴こえてきそうだ(笑)。
銀行口座に1億円ないし、可愛いあの子は俺の彼女じゃないし・・・と言いたいのだろう。
それは、アインシュタインが言うところの、「ストーブに座っている」状態だからだ。
叶うまでに長い時間がかかると思ってしまい、その中で諦めてしまうのだ。
願いが叶わない人は、苦しい精神状態にあるはずだ。熱いストーブの上に座っているように。
それで、「もう座っていられない。願いは叶わない」と、願いを放棄してしまう。
だから、美女と一緒にいなさい(笑)。
それが無理でも、楽しいことをしなさい。
何もなければ、笑うか、気持ち良く深呼吸しなさい。
笑うことと深呼吸ほど気持ちいいことはない。
そして、今この瞬間を感じると、時間という幻想を破ることが出来る。
今この瞬間を感じることが分からないなら、心の中で「今、今、今、・・・」とつぶやくと良い。
あなたが何を欲しいかなんて、イエスが言う通り、神(魂。真の自己)はとっくにご存じだ。
それが次々叶うが、それを一般的に「運が良い」と言う。
今この瞬間を感じる中今瞑想(今今瞑想。今今メソッド)をすれば、運が良くなったり、願っていたことが勝手に叶うのは、こういったことである。
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(1)現代訳 正法眼蔵(禅文化学院)
(2)時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ)
(3)時間の終焉: J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボ-ム対話集
(4)人間の建設(岡潔、小林秀雄)
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