引き寄せには「腑に落ちる」ということがよく言われる。
これはどういうことかと言うと、真実として、願いは願った瞬間に、現実的に叶っているということが当たり前だと感じることである。
デカルトは、真理を探究するにあたり、「疑いようもないほど明晰なことのみ真として、単に確からしいことは全て偽とする」という方針を立てた。そうしたら、真と思えることは全くないように思われた。
そんなデカルト的態度であっても、「願いは願った瞬間に本当に叶っている」を真と出来るということを、引き寄せで「腑に落ちる」と言うのだと思う。

そして、腑に落ちれば願いは叶うので、「どうすれば腑に落ちますか?」という質問が起こり続ける。
引き寄せのマスター達がそれに答えるのだが、その答が「腑に落ちず」、マスター達も「言葉で表現するのは難しい」と逃げる。
おそらく、マスターと言われる人達のほとんどは、実際には分かっていない。

まず、自主的に腑に落ちる方法はない。
勝手に腑に落ちるだけだ。
言い換えれば、自分の意思と関係なく、「腑に落ちる」ことが起こるだけである。
では、最短でそれを起こす方法は、「願いは願った瞬間に現実に叶っている」ことを憶えておくだけだ。
忘れなければ、いつか腑に落ちる。
地球が回っていることを憶えていたら、いつか地球が回っていることが分かるようなものだ。
時々、ぼんやりと「願いは願った瞬間に既に叶っている」と心で呟くと良い。
そう遠くなく腑に落ち、願いが瞬間に叶うようになるだろう。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)方法序説(デカルト。岩波文庫)
(2)サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳 (角川ソフィア文庫)
(3)新約聖書 福音書 (岩波文庫)
(4)ペロー童話集
(5)バシャール(BASHAR)・ペーパーバック1
(6)新装版 世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)

以心伝心
AIアート1158
「以心伝心」
Kay

  
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