どうしても欲しいという情熱があり、それを絶対に得られるという確信があれば、魔法のような力でそれが叶う。
こんな単純なことを信じない人が多い。
ところが、昔からセールスマンの世界では、そんな力があることが経験上分かっていたので、あの手この手で、セールスマンに高い販売目標を達成したいという情熱を持たせ、そして、自分にはそれを達成することが出来るのだと確信させようとした。
実際は、セールスマンに限らず、あらゆる職業でも、そんな力があることに気付いているはずである。
ただし、危機感を持ち難いサラリーマンは、その力に気付く機会がなく、この魔法のような力について聞くと笑うのはサラリーマンが多いのである。

本来、引き寄せと言うのは、「願う」「信じる」の2つだけで確実に起こせるのだが、まず「信じる」が難しく、歳を取ると「願う」も難しくなる。よく知られているように、歳を取ると夢を持たなくなる(持てなくなる)。
「信じる」が難しいと言っても、私がそうであったように、子供の時とか、青年になっても子供っぽい精神を持っていれば、簡単に信じてしまうことがある。
これが、いわゆる「信じる力」である。

ところで、私は幼い時に、信じる力に関して非常に印象的なものを見てしまった。
モノクロ映画だったが、高い階のアパートのベランダから落下しそうな幼い男の子が、自分は落ちても、天使が助けてくれると信じて恐がらなかった。
だが、その男の子を助けたのは大人の男性で、もし、本当に落下したら、男の子が信じていた通りにはならなかっただろう。
人生経験を積み、盲目的に信じることがなくなり、小さな力でコツコツやるしかないと信じるようになることを「大人になる」と言うのである。
ところが、政木和三さんは、ある時、高いところから落ちてしまい、そのままでは大けが、あるいは、死ぬこともあり得たが、その時「息を止めろ」という声がして、咄嗟にそれに従ったら、身体が浮いてふわりと着地したという。
私は、政木さんを親友だと言う大阪大学のN教授(当時)に直接、こう言われたことがある。
「俺は政木の言うことを、おそらく半分も信じていない。しかし、あいつは嘘を言う男ではない」
阿久悠さんとか、偉大な人は、願う時には息を止めるし、私も、子供の時(および子供のような若い時)、目の前のテレビに好きなものを放送させる時は、ほとんど息をしていなかった(放送開始されたら普通に息をするが)。
息を止めるか、極めて微かな呼吸をすれば、願いが叶うことを信じることが出来る。
こんな秘法中の秘法をさらりと明かしておく。得をした人が多いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)精神エネルギー(政木和三)
(2)奇跡の実現(政木和三)
(3)未来への発想法(政木和三)
(4)この世に不可能はない(政木和三)
(5)信念の魔術(C・M・ブリストル)
(6)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(7)強くなる瞑想法(無能唱元)

寂寂
AIアート1121
「寂寂(せきせき)」
Kay

  
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