私は、稀にだが、正式にカウンセリングを行うことがある。
心理カウンセリングの怪しい資格(主観だが)がいっぱいあるが、カウンセリングを行うために資格が必要なわけではない。
私も、IT資格はいっぱい取ったが、カウンセリング資格は1つも持っていない。
カウンセリングの極意は「何も言わない」だ。
そりゃ実際は、何かを言い、何かをするのだが、本当に意味があるのは、ミルトン・エリクソン的に、「無意識が無意識に話す」ことだ。
具体的には、こんな話がある。
エリクソンのところに、どうしようもない不良高校生が連れてこられたことがあった。
エリクソンが彼に「君が真面目な生徒になったら、皆驚くだろうね」と言うと、不良高校生は「そりゃ驚くだろうね」と応えた。
会話はそれだけだったが、しばらくしたら、不良高校生は勝手に更生した。
間違いなく、エリクソンは考えて言ったのではない。
自分が無意識状態になり、無意識にそう言ったら、不良高校生の無意識に伝わったのだ。
エリクソンは、不良高校生も無意識に導いたのだろう。

カウンセリングで私に、「どうやったら引き寄せが出来るでしょう?」なんて相談してくる人はいない。
そうではなく、実際は、真面目な引きこもりが、「どうやったら働けるでしょうか?」といったものを扱う機会が多いが、こんな質問に理屈で返事をしても効果はない。しかし、世のカウンセラーは理屈の話しか出来ない。
こちらが無意識に入ると共に、相手も無意識に入れてやれば良いのだが、これはなかなか難しい。
コツは、相手が絶対に予想出来ないことを言ったりしたりすることだ。

それでは、もし、引き寄せが出来ないと言う人がいたら、どうすれば良いだろう?
諦めて瞑想をした方が良い。
呼吸法というのは、よほど激しいもの以外は瞑想でもある。
政木和三さんも、小学生の時、腹式呼吸を毎日1時間やって、一か月ほどで超人化してしまった。
私も、速読の訓練の一環として、腹式呼吸を毎日10分から20分だが、数か月はやったので、かなり力がついたことがある。
呼吸法のやり方はいろいろで、自分で調べて、気持ち良くやれるものを採用すれば良い。
最も簡単なのは、引き寄せの法則の世界的指導者であるヒックス夫妻がやったように、ただ自分の呼吸を意識することだ。
人気のネドじゅんさんのエレベーター呼吸や、志賀一雅博士の「よかった、ありがとう呼吸」のようなものもある。
私は、悪い流れになっているなと思ったら「ナ・ダーム呼吸」(「ナ」で吸い「ダーム」で吐く。心の中で唱える。「ナ・ダーム」という言葉に意味はない)をやる場合が多い。
ファイナル・アンサーは瞑想かもしれない。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)催眠誘導: エリクソン・メソード決定版
(4)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
(5)神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅)
(6)ナ・ダーム ~あなたの中の不思議な力~
(7)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(ヒックス夫妻)
(8)この世に不可能はない(政木和三)
(9)サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

風に乗る
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「風に乗る」
Kay

  
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