引き寄せ名人が本当にやっていること : ITスペシャリストが語る芸術

アンダーグラウンドな世界のことであるが、日本の引き寄せ界でグル的な人物とされる108さんが、一行で書けるような引き寄せの究極の秘訣があると表明したことで多くの人が興味を持ったが、108さんは、教えたら悪影響があるかもしれないとして公開を見送っていたという話があったと思う。
私も詳しいわけではないが、それは随分前のことで、今は公開されていると思うが、その秘訣はおそらく「馬鹿になって神様にお願いする」だったと思う。
私に予想出来たわけではないが、期待通りのものだ。
これは、イエスが言うところの「幼子のようになる」ということで、一番と言って良いほど難しい。
とはいえ、完全に正しいのだから、やはり期待通りである。
つまり、それが答なのだから、それを使えるかどうかは本人次第ということだ。

私が思う究極の秘訣は、スーフィー（イスラム教神秘主義）の格言と言われる、
「神を信頼しろ。だが、ラクダはつないでおけ」
だ。
しかし、この言葉は「ラクダ」という意味不明のものを持ち出すことで困惑をもたらしている。
私は初め、この言葉の意味を、
「神を信頼しろ。だが、ラクダをつなぐといった、自分で十分に出来る程度のことは自分でやれ」
だと思っていたし、そういう意味合いもないわけではないだろう。
だが、この「ラクダ」とは心のことで、「ラクダをつないで放浪させるな」と言うように、「心を放浪させるな」という意味だ。
そして、ベストな解釈が、「心を今につなぎ止め、放浪させるな」ということで、今この瞬間を感じろということだ。
心をつないでおくには、他には、呪文やマントラ（真言）を唱えるとか、深呼吸をするとかあり、本格的には瞑想があるし、今はマインドフルネスというものもある。

実際、引き寄せが上手い人に聞くと、イメージングやアファーメーションといった、定番の引き寄せのメソッドではなく、瞑想や深呼吸だけをしているという人が多い。
政木和三さんは、小学生の時、毎日１時間の腹式呼吸を１か月やって天才・超人になったのだし、引き寄せの世界的有名人であるヒックス夫妻は、自分の呼吸を意識する瞑想（今で言うマインドフルネス呼吸）を毎日20分やっていたら、さほどでない期間でチャネラーになったが、その時点で既に、願わずとも引き寄せが出来るようになっていたはずである。
私も、自分の呼吸を意識するか、「ナ・ダーム呼吸」（「ナ・ダーム」と心で唱えながら、「ナ」で吸い、「ダーム」で細く長く吐く呼吸）をお薦めする。毎日、リラックスして、それなりの時間やれば、ほどなく、自然に何でも引き寄せるようになると思う。
思い出す度、いつでもどこでもやるのである。
それで引き寄せ自在になり、「どんなメソッドをしてますか？」と聞かれたら、「瞑想してます」でもいいし「深呼吸してます」と答えても良いのである。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
（１）引き寄せの法則　エイブラハムとの対話（ヒックス夫妻）
（２）誰がかまうもんか？！（ラメッシ・バルセカール）
（３）この世に不可能はない（政木和三）
（４）ナ・ダーム～あなたの中の不思議な力～
（５）サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法