引き寄せには2つあり、1つは、目標を設定して、それを叶えるというものだ。
もう1つは、目標を設定しないが、嬉しいことが起こることで、幸運な状態になることと言える。
私は、前者はアメリカ的、物質的で、後者は日本的、精神的と感じる。
ただ、引き寄せがこの2つに厳格に分けられるというわけでもない。
たとえば、目標は設定したが、それよりももっと良いことが起こったとか、自然に目標が生まれ、それが叶うなどだ。
ところで、引き寄せには至高体験が伴うという重要なことが見過ごされてきたし、今も見過ごされている。
ただ、「悟り」と引き寄せに関係があることは少しは理解されてきたが、「悟り」と至高体験には類似性があり、もしかしたら、至高体験はミニ悟り、プチ悟りのようなものかもしれない。
至高体験は、万物と一体となる忘我、没我、無我の状態だが、これはまさに悟りの状態だ。
実際、至高体験を、悟りを表す「法悦」という言葉で表すこともあるが、そもそも、法悦は英語でエクスタシーで、忘我、没我と同じと言えると思う。
そして、厳密に決まっているわけではないが、悟りと言った方が忘我・没我の度合いが強く、至高体験の場合はやや浅いと言えるかもしれない。
悟りによる引き寄せは、目標を設定することはほとんどなく、幸運状態になるのが普通だ。
至高体験による引き寄せは、目標が設定されている場合もあるが、目標の意味が変わったり、予想していた目標の達成とは異なる形で実現することも多い。
引き寄せを起こすには、悟りを開くか、至高体験を起こすことを考えれば、確実になるだけでなく、引き寄せは楽しいものになる。
悟りも至高体験も楽しいものだからだ。
そして、引き寄せのテクニックは非常に多くあり、複雑怪奇になっている雰囲気もあるが、悟りや至高体験はシンプルで、特に、至高体験であれば、実際は気付かないだけで、日常にありふれている。
つまり、誰でも常に引き寄せを行っているのであり、至高体験を意図的に起こせれば、それが鮮明になり、幸運な人になる。
私は、引き寄せの最も自然な方法は、今今メソッド・・・つまり、今この瞬間を感じるメソッドだと思う。
これも、いろいろやり方があるように見えるが、いろいろやり方があると言うよりは、どんなやり方でも良いというのが正しいと思う。
単に、今この瞬間を感じれば良いのである。
それでも、具体的な方法をとりあえず上げれば、「地味に変化するものを観察する」ことが上げられる。
たとえば、昨日も書いたが、コリン・ウィルソンが、ヒッチハイクして乗ったトラックのエンジンが異音を発したので、大きな故障の予兆を見逃さないために、ウィルソンとトラック運転手は、その異音に集中し続けた。すると、至高体験が起こった。
つまり、エンジンの異音に集中することは、「今この瞬間」に集中することなのだ。
なぜなら、「今この瞬間の」エンジンの異音を聴いていたのであり、1秒前の異音でも、1秒後の異音でもないからである。
1秒前の異音は忘れて良いし、1秒後の異音は気にしなくていい(気にしても仕方がない)。
ただ、変わった異音が現れないか察知するために、今この瞬間の異音を聴くのみである。
占い師は、炎や煙や、水晶球の光(実際は外界の光の変化を反映したもの)をじっと観察するが、それが今この瞬間に集中することであり、それを熱心にやれば、占いが当たるかどうかは別にして、知恵のある言葉を語るものである。
優秀な占い師とは、今この瞬間への集中に慣れている者・・・つまり、今今メソッドをしっかりやれている者である。
また、今は少ないが、昔は、星を静かにじっと観察する者が、やはり占い師や魔術師になったもので、実際に力がある者もいたと思う。
昔、医者の真似をして、じっと脈をとっていたら、患者の病気は治るし、賢者にも見えるしで、評判の名医になってしまったという話がある。これも、今今メソッドで説明出来てしまう(真似をすべきではないが)。
何も集中するものがなければ、とりあえず呼吸に集中すれば良い。
これだって、仙道の秘法とされているものである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(2)フランケンシュタインの城(コリン・ウィルソン)
(3)至高体験(コリン・ウィルソン)
(4)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
(5)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)

AIアート1097
「緑の多い湖」
Kay
もう1つは、目標を設定しないが、嬉しいことが起こることで、幸運な状態になることと言える。
私は、前者はアメリカ的、物質的で、後者は日本的、精神的と感じる。
ただ、引き寄せがこの2つに厳格に分けられるというわけでもない。
たとえば、目標は設定したが、それよりももっと良いことが起こったとか、自然に目標が生まれ、それが叶うなどだ。
ところで、引き寄せには至高体験が伴うという重要なことが見過ごされてきたし、今も見過ごされている。
ただ、「悟り」と引き寄せに関係があることは少しは理解されてきたが、「悟り」と至高体験には類似性があり、もしかしたら、至高体験はミニ悟り、プチ悟りのようなものかもしれない。
至高体験は、万物と一体となる忘我、没我、無我の状態だが、これはまさに悟りの状態だ。
実際、至高体験を、悟りを表す「法悦」という言葉で表すこともあるが、そもそも、法悦は英語でエクスタシーで、忘我、没我と同じと言えると思う。
そして、厳密に決まっているわけではないが、悟りと言った方が忘我・没我の度合いが強く、至高体験の場合はやや浅いと言えるかもしれない。
悟りによる引き寄せは、目標を設定することはほとんどなく、幸運状態になるのが普通だ。
至高体験による引き寄せは、目標が設定されている場合もあるが、目標の意味が変わったり、予想していた目標の達成とは異なる形で実現することも多い。
引き寄せを起こすには、悟りを開くか、至高体験を起こすことを考えれば、確実になるだけでなく、引き寄せは楽しいものになる。
悟りも至高体験も楽しいものだからだ。
そして、引き寄せのテクニックは非常に多くあり、複雑怪奇になっている雰囲気もあるが、悟りや至高体験はシンプルで、特に、至高体験であれば、実際は気付かないだけで、日常にありふれている。
つまり、誰でも常に引き寄せを行っているのであり、至高体験を意図的に起こせれば、それが鮮明になり、幸運な人になる。
私は、引き寄せの最も自然な方法は、今今メソッド・・・つまり、今この瞬間を感じるメソッドだと思う。
これも、いろいろやり方があるように見えるが、いろいろやり方があると言うよりは、どんなやり方でも良いというのが正しいと思う。
単に、今この瞬間を感じれば良いのである。
それでも、具体的な方法をとりあえず上げれば、「地味に変化するものを観察する」ことが上げられる。
たとえば、昨日も書いたが、コリン・ウィルソンが、ヒッチハイクして乗ったトラックのエンジンが異音を発したので、大きな故障の予兆を見逃さないために、ウィルソンとトラック運転手は、その異音に集中し続けた。すると、至高体験が起こった。
つまり、エンジンの異音に集中することは、「今この瞬間」に集中することなのだ。
なぜなら、「今この瞬間の」エンジンの異音を聴いていたのであり、1秒前の異音でも、1秒後の異音でもないからである。
1秒前の異音は忘れて良いし、1秒後の異音は気にしなくていい(気にしても仕方がない)。
ただ、変わった異音が現れないか察知するために、今この瞬間の異音を聴くのみである。
占い師は、炎や煙や、水晶球の光(実際は外界の光の変化を反映したもの)をじっと観察するが、それが今この瞬間に集中することであり、それを熱心にやれば、占いが当たるかどうかは別にして、知恵のある言葉を語るものである。
優秀な占い師とは、今この瞬間への集中に慣れている者・・・つまり、今今メソッドをしっかりやれている者である。
また、今は少ないが、昔は、星を静かにじっと観察する者が、やはり占い師や魔術師になったもので、実際に力がある者もいたと思う。
昔、医者の真似をして、じっと脈をとっていたら、患者の病気は治るし、賢者にも見えるしで、評判の名医になってしまったという話がある。これも、今今メソッドで説明出来てしまう(真似をすべきではないが)。
何も集中するものがなければ、とりあえず呼吸に集中すれば良い。
これだって、仙道の秘法とされているものである。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)右脳の冒険(コリン・ウィルソン)
(2)フランケンシュタインの城(コリン・ウィルソン)
(3)至高体験(コリン・ウィルソン)
(4)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)
(5)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)

AIアート1097
「緑の多い湖」
Kay
人気ランキング参加中です |
![]() ![]() |