自我(=心=思考)を消せば全知全能なのだが、自我をいったんは立派に構築しなければならない。
自我の立派な構築のことを「自我の確立」と言うが、確立した自我でないと消すことが出来ない。
ニサルガダッタ・マハラジは、自我を木の牧や枝に喩え、「木は乾かないと燃えない」と言い、まずは木を乾かさないと燃えないように、まずは自我を確立させないと燃えない(消えない)と、うまいことを言った。その通りだろう。
自我が確立していない人とは、悪い意味で子供っぽい人だ。
悪い意味で子供っぽいとは、いろいろな言い方が出来るが、まあ、良い意味での大人と言えない人だ。
すぐ拗ねる、他人の気持ちに配慮しない、文句が多い、言い訳をする・・・などと、言っているだけ、見ているだけで憂鬱になる。周りにそんな人が多いからだが、自分がそうだと気付く人はまだマシだ。
そして、今の日本は悪い意味で「総悪い意味での子供化」してきた。しかも、自分がそうだと気付かないレベルで。
勝新太郎とい有名な映画俳優がいたが、彼は若い時から人気があり、主演した映画がヒットして儲かるので、周囲の人達がチヤホヤ・ペコペコするので、悪い意味で子供のままだった。
そんな彼が、騙されて膨大な借金を背負い、重病になり、麻薬に手を出して逮捕されるなど、散々な状況になった時はかなりの歳になっていたが、そこで彼は「30歳くらいには大人になれた」と言った。人間、痛い目に遭わないと成長しない・・・自我が確立しないということだ。
まあ、おそらくだが、とてもではないが、彼は立派な30歳にまでは成長しなかったのではないかと思う。
良い意味でも子供っぽく、天才であった者の悲劇だろう。
アメリカの古いテレビドラマ『トワイライトゾーン』の中の1話で、自分そっくりの人造人間(ロボット、アンドロイド)を作った男が登場する。作られた人造人間は、自分は人間だと思っている。
その人造人間を作った男は、自分が作った自分そっくりの人造人間に言う。
「皆、子供の時は『偉くなる』『博士になる』と言う。けれども、いつか言わなくなる。だが俺は違った。子供の時の夢を諦めなかった」
だが、その男は、自分そっくりの人造人間に殺される。
作られた人造人間の気持ちに配慮出来なかったからだ。自分がロボットだと分かったらショックを受け、自分を作った者を恨むはずだということが、子供っぽい人間には分からないのだ。
彼は、良い意味でも子供っぽかったが、悪い意味で、あまりに子供っぽかった。
所詮、痛い目に遭わないと・・・つまり鍛えられないと自我を確立出来ない。
家庭でも、兄や姉は鍛えられ易く、自我が確立し易い。
一人っ子や弟、妹は甘やかされ、自我の確立度合いが低くなる可能性がある。
一人っ子や弟、妹を甘やかしてはならない。
次に、学校の集団生活で鍛えられるが、集団生活についていけない者が今は多い。家庭で甘やかされた者だ。
そして、社会で鍛えられて、いよいよ自我が確立し、大人になり、それは、自我を消す準備が出来たということだ。
しかし、今は、学校の段階で脱落する者も多く、学校まではなんとかやれても、社会には適応出来ない者が非常に多い。
まあ、私も、学校の段階でアウトだったクチだ(笑)。
だが、今は、多かれ少なかれ、私のような人が多いのだろうと思う。
昔なら、20歳でそれなら人生詰みだが、今は、そのまま40歳、50歳まで来る場合が結構ある。
そんな人こそ、宗教に行けば面倒を見てくれるはずが、今の宗教はほとんどが商売なので、全く役に立たない。
しかし、人間、生きているうちは何とかなるものだ。
何とかしないと、引き寄せは出来ないし、悟りも開けない。
続きは次回に書く。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)アイ・アム・ザット 私は在る ~ニサルガダッタ・マハラジとの対話~
(2)ものぐさ精神分析(岸田秀)
(3)こころの最終講義(河合隼雄)
(4)幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論

AIアート1029
「月明りの蒼い岬」
Kay
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ニサルガダッタ・マハラジは、自我を木の牧や枝に喩え、「木は乾かないと燃えない」と言い、まずは木を乾かさないと燃えないように、まずは自我を確立させないと燃えない(消えない)と、うまいことを言った。その通りだろう。
自我が確立していない人とは、悪い意味で子供っぽい人だ。
悪い意味で子供っぽいとは、いろいろな言い方が出来るが、まあ、良い意味での大人と言えない人だ。
すぐ拗ねる、他人の気持ちに配慮しない、文句が多い、言い訳をする・・・などと、言っているだけ、見ているだけで憂鬱になる。周りにそんな人が多いからだが、自分がそうだと気付く人はまだマシだ。
そして、今の日本は悪い意味で「総悪い意味での子供化」してきた。しかも、自分がそうだと気付かないレベルで。
勝新太郎とい有名な映画俳優がいたが、彼は若い時から人気があり、主演した映画がヒットして儲かるので、周囲の人達がチヤホヤ・ペコペコするので、悪い意味で子供のままだった。
そんな彼が、騙されて膨大な借金を背負い、重病になり、麻薬に手を出して逮捕されるなど、散々な状況になった時はかなりの歳になっていたが、そこで彼は「30歳くらいには大人になれた」と言った。人間、痛い目に遭わないと成長しない・・・自我が確立しないということだ。
まあ、おそらくだが、とてもではないが、彼は立派な30歳にまでは成長しなかったのではないかと思う。
良い意味でも子供っぽく、天才であった者の悲劇だろう。
アメリカの古いテレビドラマ『トワイライトゾーン』の中の1話で、自分そっくりの人造人間(ロボット、アンドロイド)を作った男が登場する。作られた人造人間は、自分は人間だと思っている。
その人造人間を作った男は、自分が作った自分そっくりの人造人間に言う。
「皆、子供の時は『偉くなる』『博士になる』と言う。けれども、いつか言わなくなる。だが俺は違った。子供の時の夢を諦めなかった」
だが、その男は、自分そっくりの人造人間に殺される。
作られた人造人間の気持ちに配慮出来なかったからだ。自分がロボットだと分かったらショックを受け、自分を作った者を恨むはずだということが、子供っぽい人間には分からないのだ。
彼は、良い意味でも子供っぽかったが、悪い意味で、あまりに子供っぽかった。
所詮、痛い目に遭わないと・・・つまり鍛えられないと自我を確立出来ない。
家庭でも、兄や姉は鍛えられ易く、自我が確立し易い。
一人っ子や弟、妹は甘やかされ、自我の確立度合いが低くなる可能性がある。
一人っ子や弟、妹を甘やかしてはならない。
次に、学校の集団生活で鍛えられるが、集団生活についていけない者が今は多い。家庭で甘やかされた者だ。
そして、社会で鍛えられて、いよいよ自我が確立し、大人になり、それは、自我を消す準備が出来たということだ。
しかし、今は、学校の段階で脱落する者も多く、学校まではなんとかやれても、社会には適応出来ない者が非常に多い。
まあ、私も、学校の段階でアウトだったクチだ(笑)。
だが、今は、多かれ少なかれ、私のような人が多いのだろうと思う。
昔なら、20歳でそれなら人生詰みだが、今は、そのまま40歳、50歳まで来る場合が結構ある。
そんな人こそ、宗教に行けば面倒を見てくれるはずが、今の宗教はほとんどが商売なので、全く役に立たない。
しかし、人間、生きているうちは何とかなるものだ。
何とかしないと、引き寄せは出来ないし、悟りも開けない。
続きは次回に書く。
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自我の確立とは、そうではなく、システムに対する意識的観察と理解による確立と思います。
いくらシステムが大事といっても、本当の充足は利権ではなく、今を生きる瞬間にしかないことは確かです。