私が一番の名言だと思っているのが、1971年のイギリスのテレビドラマ『ダンディ2 華麗な冒険』で、あのロジャー・ムーア演じるイギリス公爵ブレット・シンクレア卿が言った、
「祖父が言ってたよ。攻撃は最大の防御なり。最大の攻撃は無抵抗なり。だから、何もしない者が一番強いんだ」
である。
尚、このテレビドラマは、当時としては史上最高の製作コストをかけたらしい。
敢えてもう1つ、私が名言と思う言葉を上げるなら、プロボクシング世界ヘビー級王座を2度獲得(1度目は24歳。2度目は45歳)したジョージ・フォアマンの、
「痛みに耐える理由があれば、人間は痛みに耐えられるんだ」
である。
「キンシャサの奇跡」と言われた、ザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の首都キンシャサで1974年に行われた、王者ジョージ・フォアマンと挑戦者モハメド・アリの世界ヘビー級タイトルマッチは、予想では圧倒的にフォアマンが有利で、アリの挑戦は無謀と言われた。
かつての世界王者アリは当時のボクサーとしては高齢の32歳で、ブランクもあり、怪物と言われるフォアマンに勝つことは不可能と思われた。
試合は開始直後からフォアマンが攻勢となり、アリはロープを背にガードを固めて防戦一方となる展開になった。
フォアマンは、アリのガードの上やボディに「象をも倒す」と言われた殺人パンチを打ち込み続け、アリは苦悶の表情を見せるが、なかなか倒れない。
8ラウンド、フォアマンがまたもアリを追い詰めるが、フォアマンがバランスを崩した隙をアリが見逃さずフォアマンの顔に5連打を叩き込み、逆転KO勝ちとなる。
尚、2人のファイトマネーは共に500万ドル(当時約15億円)で、当時のスポーツ興行の最高額だったようだ。
後にフォアマンが、アリが自分の攻撃を耐え続けたことについて言ったのが上の言葉だ。
「痛みに耐える理由があれば、人間は痛みに耐えられるんだ。アリには、痛みに耐えるだけの理由があったんだ」
この「痛み」は、「苦難」とか「屈辱」とか「恐怖」といった言葉に置き換えても良いと思う。
フォアマンはアリと再戦することなく28歳の全盛期に引退。
10年後、38歳で現役復帰。
45歳で19歳年下の世界王者マイケル・モーラーに挑み、スコアで大差をつけられる劣勢の中、10ラウンド逆転KO勝ちで世界王者に返り咲いた。
ところで、連日、世界中に恥を晒しているジョー・バイデンが、その屈辱に耐え、大統領選を撤退しない理由は何だろう(笑)。
それは、日本の主流メディアは決して報道しないが、自分が大統領でなくなれば、彼の数多くの犯罪の捜査が進み、刑務所送りになることだと私は思う。
こんな情けない理由は持ちたくないものだ。
一方、トランプも奇妙な沢山の犯罪容疑で起訴され、有罪にまでなる苦難に耐えても大統領選を戦う理由があるのだろう。
こちらのような理由は持ちたいと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)モハメド・アリ: 徴兵をこばんだ最強のボクサー
(2)敗れざる者: ジョージ・フォアマン自伝
(3)帰ってきたトランプ大統領 アメリカに“建国の正義”が戻る日
AIアート1008
「妖精の来訪」
Kay
「祖父が言ってたよ。攻撃は最大の防御なり。最大の攻撃は無抵抗なり。だから、何もしない者が一番強いんだ」
である。
尚、このテレビドラマは、当時としては史上最高の製作コストをかけたらしい。
敢えてもう1つ、私が名言と思う言葉を上げるなら、プロボクシング世界ヘビー級王座を2度獲得(1度目は24歳。2度目は45歳)したジョージ・フォアマンの、
「痛みに耐える理由があれば、人間は痛みに耐えられるんだ」
である。
「キンシャサの奇跡」と言われた、ザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の首都キンシャサで1974年に行われた、王者ジョージ・フォアマンと挑戦者モハメド・アリの世界ヘビー級タイトルマッチは、予想では圧倒的にフォアマンが有利で、アリの挑戦は無謀と言われた。
かつての世界王者アリは当時のボクサーとしては高齢の32歳で、ブランクもあり、怪物と言われるフォアマンに勝つことは不可能と思われた。
試合は開始直後からフォアマンが攻勢となり、アリはロープを背にガードを固めて防戦一方となる展開になった。
フォアマンは、アリのガードの上やボディに「象をも倒す」と言われた殺人パンチを打ち込み続け、アリは苦悶の表情を見せるが、なかなか倒れない。
8ラウンド、フォアマンがまたもアリを追い詰めるが、フォアマンがバランスを崩した隙をアリが見逃さずフォアマンの顔に5連打を叩き込み、逆転KO勝ちとなる。
尚、2人のファイトマネーは共に500万ドル(当時約15億円)で、当時のスポーツ興行の最高額だったようだ。
後にフォアマンが、アリが自分の攻撃を耐え続けたことについて言ったのが上の言葉だ。
「痛みに耐える理由があれば、人間は痛みに耐えられるんだ。アリには、痛みに耐えるだけの理由があったんだ」
この「痛み」は、「苦難」とか「屈辱」とか「恐怖」といった言葉に置き換えても良いと思う。
フォアマンはアリと再戦することなく28歳の全盛期に引退。
10年後、38歳で現役復帰。
45歳で19歳年下の世界王者マイケル・モーラーに挑み、スコアで大差をつけられる劣勢の中、10ラウンド逆転KO勝ちで世界王者に返り咲いた。
ところで、連日、世界中に恥を晒しているジョー・バイデンが、その屈辱に耐え、大統領選を撤退しない理由は何だろう(笑)。
それは、日本の主流メディアは決して報道しないが、自分が大統領でなくなれば、彼の数多くの犯罪の捜査が進み、刑務所送りになることだと私は思う。
こんな情けない理由は持ちたくないものだ。
一方、トランプも奇妙な沢山の犯罪容疑で起訴され、有罪にまでなる苦難に耐えても大統領選を戦う理由があるのだろう。
こちらのような理由は持ちたいと思う。
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)モハメド・アリ: 徴兵をこばんだ最強のボクサー
(2)敗れざる者: ジョージ・フォアマン自伝
(3)帰ってきたトランプ大統領 アメリカに“建国の正義”が戻る日
AIアート1008
「妖精の来訪」
Kay
人気ランキング参加中です |