今朝の続きになるが、人間は命をかければ何でも出来る。
これを、「死ぬ気でやる」とか「死に物狂いでやる」などと言う。
もっと平穏には、「人間はリスクを負ってこそリターンが得られる」などと言うだろう。
これらは、太古の昔から言われてきた真実だ。
しかし、そんなこと、よほど肝の据わったガッツある人間でないと出来ないと誤解されている。
だが、単に、命がかかっていれば良いのであり、それが苦しいとか恐いことである必要はない。

1つの例として言えば、スマホを捨てればそれだけで良い。
ただし、スマホがなかった昔の人が皆、命がけで何でも出来たわけではないように、スマホを捨てれば別のものが現れる。それもすぐに。
ただ、スマホは強力過ぎるのである。
「なぜそうなる?」と思うだろうから説明するが、理屈はとても簡単だ。

スマホの最大の効果をご存じだろうか?
それは、注意力散漫になることだ。
正確には、注意力散漫になることを強力に助長する・・・である。
元々、人間の脳は注意力散漫になるように出来ている。言い換えれば、集中し難いように作られているのだ。
なぜかと言えば、猛獣と共存していた時代、1つのことに集中していたら、容易く猛獣に狩られてしまうからだ。
だから、何かをしていても、過度に集中せず、周囲をふらふら意識することで猛獣からの危険を逃れていたのだ。
そんな時代が数十万年続いていたのだから、たかだか数千年で脳の構造は変わらないようだ。
今は猛獣は襲って来ないが、やはりすぐに周囲に意識を向けたり、余計なこと(夕食は何にしようとか、好きな子のことを考える等)を絶えず考え、集中しないのが当たり前だ。
それを、親や教師が「よそ事を考えるな」「集中しろ」と言うのは、猛獣に食われてしまえというのと同じ無茶な話なのだ。

だから、脳に命の危険を感じさせるためには集中すれば良いのである。
たとえば、今はマインドフルネスでは、自分の呼吸に集中するのだが、原始時代の人間にそんなことをやらせたら、あっという間に猛獣に殺される。そして、脳的には、それは現代でも同じだ。
よって、呼吸に集中するだけで良いのに、マインドフルネスはビジネスだから、余計なことをやらせ、一番効果のあることをさせなくするのだ。聞けば、『引き寄せの法則』を書いたヒックス夫妻は、呼吸に集中することを一か月かそこら毎日数十分やっただけでチャネリングが出来るようになり、実際は、それで引き寄せも十分になったのだと思う。
悟りを開いた普通のオカンというネドじゅんさんも、半年、エレベーター呼吸を熱心にやることで悟りを開き、こちらもそれで、引き寄せ万能になったはずなのだ。

たとえば、腕振り運動を千回、数をちゃんと数えて行うなんてことは、原始時代なら超自殺行為だ。
普通、腕振り運動は、数百回やっていたら数が分からなくなるし、毎日継続することは難しい。
それが当たり前だが、そんな人間は命がけになることが出来ず、引き寄せ力も弱い。
腕振り運動の普及に努めたはずの船井幸雄さんが難病になり、治すことが出来なかったのは、彼が、テレビを見ながら腕振り運動をしていたからだと思う。

集中が不自然なら、本来、やるべきではない。
そして、確かに集中は不自然だ。
しかし、ある点を超えれば、集中は快感を超えた快感になる。
マイケル・ジャクソンが『JAM』という歌で、「集中が鍵だ。君に出来るだろうか?僕には難しくないんだ」と歌ったが、マイケルは直観的にこんな詩を書いたのだろう。彼は集中が快感になったのだ。まあ、彼のファンのほとんどは理解出来なかったと思うが。
本当は、快感と言うより幸福感とか至福と言うべきだが、細かいことにはこだわらないこととする。
そして、今この瞬間に集中すれば、最も簡単に至福に至る。
いわゆる「今今メソッド」で、これを短期的にでも熱心にやった者が皆、引き寄せの名人になっている。
だが、深呼吸や腕振り運動、佐川幸義流四股などでも良いし、これらで訓練すれば、今に集中することも容易になる。

尚、スマホはやはり、必要な時以外は見ないことだ。
スマホを使えば能力が低下することは科学的研究・統計からも明らかと思う。
初音ミクさんのライブ、マジカルミライに行った時も、ライブ開始まで、ほとんどの人がスマホをじっと見ていた。
それで、頭を悪くし、引き寄せ力も幸運力も失うことになるだろう。
私も、何となく周りに合わせてスマホを見ているフリをしていたが、やはり嫌な感じがしていた。
今年は、必要でない限り、スマホはしまおうと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍等のご案内◆
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(2)佐川幸義 神業の合気(「月刊秘伝」編集部)
(3)人生が楽になる 超シンプルなさとり方(エックハルト・トール)
(4)引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(ヒックス夫妻)
(5)左脳さん、右脳さん。(ネドじゅん)
(6)スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)

そこにいる天使
AIアート998
「そこにいる天使」
Kay

  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ