自己啓発セミナーでよく使われた(今も使われている?)妙技をご紹介しよう。

◆名刺による割り箸切り
ちょっと丈夫な名刺状の紙なら、割り箸1本なら十分に「折れる」。つまり、「切る」わけではない。
コツは、なるべく紙を掴んだ指の近くで叩くこと。指から遠い場所ほど難しい。
また、紙を水平に保ち、真下に振り下ろすこと。
まるで名刺が刃物であるように「切る」振り方では割り箸は折れない。
反則技としては、紙と指の両方が当たるように叩く。これで、誰でもすぐに出来る。ただし、回数やると指をケガする恐れがある。
尚、私は、割り箸を入れている薄い紙で、割り箸4本を同時に切断する。これは、中村天風や藤平光一が、竹を木刀で切ったのと同様の特殊技である。ただし・・・そんなに難しくないが、簡単にも説明出来ない。

◆スプーン曲げ
柔らかめのカレースプーンを使えば、男性なら人差し指1本、女性でも、人差し指と中指の2本で簡単に曲げられる。
力を入れずに曲げているように演技するのが、超能力っぽく見せるコツだ。

◆膨らんだ風船に針を刺す
風船の天辺(息を吹き込む部分の対極)あたりだと、針を刺しても風船は割れない。割り箸を刺してすら割れないことが多い。

◆グラスを斜めに立てる
10円や100円の硬貨、あるいは、少し塩を盛った上で行うと、神経が鈍感な人でない限り、集中してやれば誰でも出来る。
ところが、硬貨や塩を使わなくても出来る人がいる。なかなか難しいが、敏感な神経の持ち主なら出来ると思う。尚、グラスに水が入っている方がやり易い。

◆生卵を縦に立てる
コロンブスの卵では、コロンブスは茹で卵の底をテーブルに叩きつけて凹ませて立たせたが、うまくやれば卵をそのままで(凹ませずに)縦に立たせることが出来る。
生卵なら、私は簡単に出来る。
私は、これを出来た人を見たことはないが、おそらく、馬鹿馬鹿しくて真面目にやろうとしないからだろう。

◆水で酔わせる
ただの水を「酒に変えた」と言って飲ませ、飲んだ人が酔った状態になる。
催眠術でも出来るが、多少時間がかかるし、そもそも、催眠術の腕がないと出来ない。
やり方は、相手に演技をさせるだけだが、私のために演技をしてくれる相手を選び、さらに、会話によって、演技をしたくなるよう導く。それなりのコミュニケーション能力が必要であるが、それほど難しくはない。
演技をしている方も、熱心に演技しているうちに、酔った気分になり、リアリティが増す。
ところで、一瞬で催眠術をかけてしまえる特殊な能力の持ち主がいて、水で酔わせる以外にも、身体を動かなくさせたり、催眠術師を自分の父親に見せたり、居ないはずの犬を見せたりなどさせることが出来、そんな催眠術技術で世界的なエンターテイナーになった人もいる。
私も、そんな催眠術技術の持ち主を知っていて、セミナーをしてもらったり、食事をしながら詳しく話を聞いたこともある。
ただし、催眠術師の能力には差があり、催眠術をかけることが可能な相手を選んで催眠術をかける必要がある。
私見だが、IQ110以上(上位3割)だと、催眠術にかかり難いように思う。
尚、自己啓発セミナーでは、サクラを使ってこんな催眠術ショーを見せている場合も多い。

ところで、上記のような妙技が得意な者は、意外に引き寄せがうまいことに気付く。
おそらく、集中力があるか、これらの練習をすることで集中力がついたことが理由と思う。
グラス立ての名人は、ほとんど魔法使いのようで、これが得意なバーのマスターは、「今からあいつを来させる」と言って、特定の客を来店させることがよくあった。
生卵立て、グラス立てはお薦めである。
集中力は掛け値なしに良いものだと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)催眠術のかけ方(林貞年)
(2)神経言語プログラミング(リチャード・バンドラー)
(3)私の声はあなたとともに ~ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー~
(4)自己暗示(C.H.ブルックス、エミール・クーエ)
(5)中村天風と植芝盛平 氣の確立(藤平光一)

秘密の花園
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Kay

  
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