この数年の間に、『美少女戦士セーラームーン』が30周年、『カードキャプターさくら』が25周年というのを見たが、これらの作品を子供の時に見ていた人達は、大きな影響を受けている。
これらに続く大ヒット作品が『プリキュア』シリーズで、今年(2024年)で放送開始20周年となるが、この作品の影響の負の部分の話を、岡田斗司夫さんがYouTubeで話をしていたのが、本当かどうかは分からないが少し興味深かった。
岡田さんが大学の客員教授をしていた時、よく女子大生から自分の恋愛観がおかしいかもしれないという相談を持ち掛けられたことについて、彼女達がプリキュアを見ていた世代であることが原因ではないかという話だったが、その内容が、そのままセーラームーンやカードキャプターさくらにも当てはまると思える。
簡単な言い方をすれば、プリキュアのアニメは、ロリコンの人達がロリコンの情熱を持って作ったのだが、表向きはあくまで子供番組であることに注意したので、作り手がロリコンであることなどバレるはずがないと思ったようだ。しかし、誰よりもアニメ製作のことをよく知っている岡田さんに言わせれば「そんなのバレないわけがない」ということだ。まあ、かなり冗談めかして言っていたことではあるが。
その「バレる」とは、ロリコンの情熱が視聴者である女の子達に伝わるということで、「少女とは可愛いものだ」という情念がファンの女の子達に取りついてしまい、可愛い女の子が大好きな女の子が沢山出来てしまったというわけだ。
このことは、初音ミクライブに行き、ガチでミクやリンが好きだということが伝わって来るような女性や女の子達を見ると、本当ではないかと思わないでもない。

ただ、ここで女性の恋愛観を扱おうというのではなく、人気アニメの子供達に対する影響の例として取り上げただけだ。
昨日も書いたが、アニメの原作の漫画やライトノベルの作者達が宇宙の法則に気付いていて、それが作品を通して伝わっているという面もあるのだが、その内容に欠陥があれば、いろいろ不都合がある。
そして、引き寄せや魂の力ということに関し、そんな不都合はある。
早い話が、セーラームーンやカードキャプターさくらを見ていた子供達は引き寄せのようなことが出来ない。
この2つの作品には、原作者は違うのに、共通して使われることがある。
それは、CLAMPの『カードキャプターさくら』の前の作品『魔法騎士レイアース』でも明確に見られる。
魔法のエネルギーがヒロイン達を包んだ時、彼女たちが揃って同じことを言うのだ。
「何か言葉が浮かんで来る」
そして、その言葉を呪文として唱えて魔法を使う。
だが、彼女達以上の魔法使いであった私には、それは嘘であると分かる。
言葉など浮かばないし、魔法を使う時に言葉は使わない。
まあ、何かは浮かぶのだが、その浮かぶものがイメージだとでも言えば分かり易いが、そう単純ではない。
まあ、イメージと言えなくもないが、そんなに分かり易いイメージではない。ただし、言葉で表現するのが難しいだけで、本当は、幼児や動物でも分かるほど簡単だ。
それは本能のようなものかもしれない。
本能は、分かり易いが言葉で的確には表現出来ない。
釈迦がさかんにたとえ話をしたのは、理屈を説明するためではなく、神秘的な力について伝えようとしたのだと思う。

陰謀論的に言えば、武内直子さん(セーラームーンの著者)やCLAMP(カードキャプターさくらの作者グループ)らは、闇の支配者に命じられて、魔法について誤ったことを描いたか、彼女達(全員女性)自体が、誤った観念を持っているのだ。
本当の魔法の使い方については、ネヴィル・ゴダードが『AT YOUR COMMAND(翻訳:世界はどうしたってあなたの意のまま)』で書こうとしていたように感じるが、翻訳を見る限りでは抽象的になり過ぎ、ほとんど分からないと思う。

言葉でも単純なイメージでもなく、おそらく波動と言うのが適切であり、それは「感じ」として分かる。
たとえば、喉が渇いた時、水とかジュースとかコーラとかのことを想うと、何かを感じるが、その感じである。しかし、現代人は、その感じを軽視し、ジュースやコーラの広告イメージのようなものが浮かぶよう教育(習慣化)されている。

「初めに言葉ありき」と言うが、そうではなく、また、初めにあるのはイメージでもない。感じ(フィーリング)であるが、俗っぽいフィーリングではない。純粋なフィーリングだ。
とりあえず、魔法を使うなら、ネヴィル・ゴダードの『AT YOUR COMMAND』と足立育朗さんの『波動の法則』を読むと良いと思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)波動の法則(足立育朗)
(2)世界はどうしたってあなたの意のまま(ネヴィル・ゴダード)
(3)脳はなぜ「心」を作ったのか(前野隆司)
(4)脳とクオリア ~なぜ脳に心が生まれるのか~(茂木健一郎)

唇
AIアート981
「唇」
Kay

  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ