悟りを開かないと、苦しくて、辛くて、惨めなままだ。
悟りを開くとは、目が覚めているのに、頭の中のおしゃべりがないことだ。
どうすれば悟りを開けるのかというと、何でもいいから集中すれば良い。
いつまで集中するのかというと、悟りを開くまでずっとだ。
だから、飽きずに集中出来ることに集中しなくてはならない。
いくらロックが好きでも、続けて100時間も聴かないうちに飽きてしまうだろう。
だが、ボリュームを非常に小さくして聴けば、案外に長く聴けるものだ。しかし、そんな聴き方は好きでないらしい。
それで、よく薦められる方法が、自分の呼吸を意識することだ。
まあ、これも、わずか数十分もしないうちに飽きてしまう人が多いようだ。

念仏も集中の行だが、岡田虎二郎がこう言ったらしい。
「生活しながら念仏するのではいけない。念仏しながら生活しなくてはならない」
岡田虎二郎が薦めたことの1つが、腹に力を込めることだった。もちろん、起きている間ずっとだ。
また、ある『スター・ウォーズ』のファンが、こんなことを言っていた。
「起きている時間の全てをスター・ウォーズのために捧げている」
本当なら、悟りを開くだろう。

私は、プログラミングの修行をしていた頃、1日中プログラミングのことを考えていた。
他のことを考えることはなかったのかというと、あった(笑)。
しかし、ほとんどプログラミングのことを考えていたら、そうでない時も、心の深い部分でプログラミングのことを考えているものだ。
けれども、1年もしないうちに、別のことを考えるウェイトが大きくなり、せいぜいが超能力者になるに留まった(笑)。

昔はたまにいたらしいが、熱心な宗教の信者には神様のことばかり考えている人がいて、そんな人は本当に悟りを開いてしまった。
おかしなことに、ラマナ・マハルシという聖者は、アルナチャラという山のことばかり考え、16歳で悟りを開いてしまった。
誰が言ったのか忘れたが、ある国では、二千年ほど前は皆、幽霊のことばかり考え、その傾向が強い者は大魔術師になったということだ。
H.G.ウェルズは、かなり見込みがあったのに、コリン・ウィルソンによれば、ウェルズは性欲が強過ぎて、女に意識が奪われることが多く、駄目だったようだ。いくら好きでも、女に集中出来る時間なんて知れている。

私が知っている、ある特異な人物は、夕焼けの風景のイメージにずっと集中していたら、悟りを開いてしまった。
ラマナ・マハルシに近いように思う。

◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)ラマナ・マハルシとの対話 第1巻
(2)超越意識の探求 ~自己実現のための意識獲得法~(コリン・ウィルソン)
(3)岡田式静坐の道(柳田誠二郎)
(4)さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる(エックハルト・トール)

自然の声
AIアート980
『自然の声』
Kay

  
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