くじ運を始め、やたら運が良いやつがいたが(懸賞はほぼ全て当たる)、そいつに「コツがあるか?」と聞いたら「ない」と言うが、やはりあった。
そいつも、豪華懸賞が当たった時は当然嬉しいのだが、実際はさほどでもない理由があった。
どういうことかというと、そいつには宝物があって、本当はそれさえあれば何もいらないらしい。
そんなものがあることが、引き寄せの秘訣中の秘訣だ。

例を上げる。
「特撮の父」と言われる世界的に有名だった特撮監督の円谷英二さんは、あくまでドラマでだが「カレーライスさえあれば他に何もいらない」と言っていたが、それは本当だったらしい。
こんな人であれば、既にあるもので「いい気分」をいつでも味わえるのだが、引き寄せの法則にしろ、その発展形の想定の法則にしろ、鍵はいい気分を感じることだ。
だから、円谷さんは、引き寄せに必要ないい気分を簡単に得られるのだから、強い引き寄せ力があるのは当然だった。
そして、いい気分は、いい気持ち(快感)とは逆で、得れば得るほど深くなる・・・高次の世界に近付く。よって、どんどん引き寄せも強くなるのである。

アダムスキー型UFOで知られるジョージ・アダムスキーは「スーツは一着あればいい」と言っていたが、彼はそれ(一着のスーツ)で満足し、いい気分でいられたから、やはり、超運の良い男であった。

正直、あまり好きな人ではなかったが、有名な経営コンサルタントであり、オカルト方面でも絶大な支持を得ていた船井幸雄さんは、
「不満をバネに生きるのは下手な生き方。現状に満足することが上手な生き方です」
と本に書かれていたが、全くその通りだ。ただし、本当に満足出来ればだ。そのためには、満足出来る何かを持つ必要がある。それが宝物であり、アダムスキーの一着のスーツだ。

あくまで創作だろうが、梶原一騎さん原作の漫画『空手バカ一代』に、こんな話がある。
不世出の大空手家であった大山倍達が、フランスの地下プロレスの帝王イワノフ・ロゴウスキーと戦って勝った時、地下プロレス興行を支配しているマフィアは、大山を銃で脅しながら、地下プロレスの王者としてファイトすることを強要するが、大山は断り、危機的な状況になる。
すると、敗れたロゴウスキーが、今後自分がノーギャラでファイトすることと引き換えに、大山を解放させる。
ロゴウスキーは、上等のワインとビフテキは用意されるから、自分はそれで満足であると言う。
作り話としても、ロゴウスキーは最高の勲章を得たようなものだ。その後、ロゴウスキーは、ワインとビフテキはもっと美味いだろう。

これさえあれば満足。これさえあれば、他に何もいらないという宝物があれば、不可能はないだろう。
宝物はモノである必要はない。
むしろ、目に見えないものが良いかもしれないが、どちらでも良いことである。
世の中には、聖書さえ読めれば満足と言う人もいるし、『ヒマラヤ聖者の生活探求』に登場するマスター(大師)達は、『バガヴァッド・ギーター』が読めれば満足らしい。

妖精との会話
AIアート890
「妖精との会話」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)肉体を超えて大宇宙と一体化する方法 ~新アダムスキー全集 11~
(2)ヒマラヤ聖者の生活探究 第4巻(ベアード.T.スポールディング)
(3)バガヴァッド・ギーター(日本ヴェーダーンタ協会)
  
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