引き寄せの最も肝心な点にたどり着いた。

神様とか潜在意識とかに、一切をまかせれば願いは叶う。
神には、どんなことでも叶える力がある。
しかし、叶わない人がいるし、そんな人が今は多いと思う。
これに関して、ヒントになるこんな話がある。

映画『ゴッドファーザー』の一場面だ。
実は、私は、たまたまその場面だけを見たので、状況は全く分からない。
マフィアのボスであるヴィトー・コルレオーネ(通称ドン・コルレオーネ)と、やはりマフィアである別の男の対話場面だ。
苦境に立たされているその男に対し、コルレオーネは冷淡であった。
しかし、その男はコルレオーネにすがるしかないといった感じだ。コルレオーネに助けてもらえなければ破滅しかないのだろう。
コルレオーネが、その男を見捨てた理由について、こう言う。
「お前は私をゴッドファーザーと呼ばなかった」
そう言われた男は、真に敬虔な顔と態度で言う。
「私が間違っていました。あなたはゴッドファーザーです」
すると、コルレオーネは一気に優しい表情と声になり、男に言う。
「よしよし。もう何も心配することはないぞ」

もちろん、演技ではない本当の尊敬が必要なのは言うまでもない。
これに似た、こんなお話を上げたい。
『僕は死なない』という本の話だが、著者は全身の末期癌で余命宣告されていた。
しかし、最後まで諦めず、あらゆることをやって癌に抗い、生きようとした。
衰え行く身体で、肉体的にも精神的にも過酷な戦いが続いた。
しかし、状況は悪化する一方で、全ての望みは消え、彼はついに諦めて言った。
「神様、降参です」
すると奇跡が起こり、彼は生還に向かった。

確かに、神、あるいは、潜在意識に全てまかせれば不可能はない。
だが、全てまかせたフリでは駄目だということだ。
全てをまかせるとは、結果、破滅しようが死のうが文句は言わないということだ。
非常に難しいことである。
しかし、同時に簡単でもある。
思考を消せば良いのだ。
ただし、思考を消したつもりではだめで、本当に思考を消さないといけない。

上に挙げた2人のように、本当に絶望的な状況では、思考を消し易い。
逆に、安穏な、「ぬるま湯に浸かった状態」では、なかなか思考は消えない。
だが、我々は、ぬるま湯に浸かりながら、得たいの知れない不安に脅かされている。
少しでも、ぬるま湯から出た方が良い。
本当に甘い状況のニートは引き寄せなど全く出来ない。
しかし、不安に眠れない程度になってくれば、今今メソッドをやれば思考を消すことが出来るだろう。

別に苦労をする必要はないが、「甘えるな」「楽をするな」「泣き言を言うな」「言い訳をするな」といった態度が大切であると思う。

余談だが、私は高校生の時、父親が居間に放りっぱなしにしていた『ゴッドファーザー』の本を読んで、精神を病んでしまった。
今も読む気はない(傑作なんだろうとは思う)。
全く個人的にはだが、子供の目の届くところに置いてはならないと思う。

秘密の花園
AIアート870
「秘密の花園」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)僕は、死なない。 ~全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則~
(2)ゴッドファーザー (上)(マリオ・プーヅォ )
(3)誰がかまうもんか?!(ラメッシ・バルセカール)
(4)バガヴァッド・ギーター(日本ヴェーダーンタ協会訳)
  
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