引き寄せを行う上で知っておいていた方が良いかもしれない話だ。
名前をご存じかもしれないが、岡田斗司夫さんという人がいる。
今は、作家、YouTuberで有名だが、ゲーム・アニメ製作会社として有名なガイナックスの創業メンバーで社長もやっていたと思う。
最近はシン・ゴジラ、シン・ウルトラマンで有名な庵野秀明監督とは学生時代からの知り合いで、ガイナックスでは一緒だったし、庵野秀明さんが1960年生まれで岡田斗司夫さんが1957年生まれと、岡田さんがやや年長ということもあり、岡田さんはYouTubeの中では庵野さんを「庵野君」とか「庵野」と呼ぶ間柄のようだ。
岡田さんは少し前まで大阪芸術大学で客員教授をやっていて、昔は東京大学で臨時講師も務めたこともある。
ところが、岡田さんは彼が言うところ、当時、最も偏差値が低い大学の1つであった大阪電気通信大学に入学し、ほとんど通学しないまま中退している。
岡田さんは自分がサイコパスであると自称し、また、その理由を丁寧に説明していたが、これがなかなか説得力ある説明であった(私はあまり信じていないが)。
岡田さんは多数の著書があり、それら著書の人気も高い。ただ、昔、自ら成功したダイエット法を書いたダイエット本がベストセラーになったが、その後リバウンドし、今はすっかり元通りで再び痩せられないようだ。
岡田さんの話は論理的で説得力があり、非常に頭が良い人であることも分かる(IQ148説がある)が、そこはサイコパスだけあり、「言いくるめ」「誤魔化し」を感じることもある(個人的にだが)。
堀江貴文さん、苫米地英人さん、東浩紀さんら有名な論客と討論しても互角以上と感じる。

前置きが長くなったが、実際上引き寄せと同じだが「思考は現実化する」ということにおいて、岡田斗司夫さんは、懐疑的と言うより否定的なのだと思う。ただし、明確には否定しない(いろいろな配慮からだろう)。
彼が事実上、引き寄せを否定する論はこうだ。

100人の人間が引き寄せ(彼の話では「思考は現実化する」という説の実践という言い方になる)を行うとする。
すると、その中で5人くらいは偶然成功する。
そして、30人くらいは、そこそこ成功し、成功した5人を称賛しつつ引き寄せを肯定する。
残りの65人は全く駄目だが、成功した5人や、この5人を称賛する30人の「そこそこ成功」グループを見て、自分がうまくいかないのはやり方の問題と思い、それでほとんどが引き寄せを肯定し、実践を継続する。

つまり、たまたま成功する少数がいるだけで、実際には引き寄せといったものはないのだが、ここで岡田さんはうまいことを言う。
「引き寄せはないが、引き寄せを信じてチャレンジする100人に入ったからこそ成功した5人や、そこそこ成功した30人がいるのだから、この100人に入ることに意味がある」
だから、苫米地英人さんのビジネスにも肯定的な意味があると言うのだが、これはいかにも誤魔化しだろう。
それなら、別に引き寄せを実践しなくても、100人のうち5人くらいは成功するし、30人くらいは、そこそこ成功する。いや、ひょっとしたら、引き寄せに頼らなければもっと高い割合で成功したかもしれない。

岡田さんは頭がいいから、かなりの人を説得出来る。
彼の事実上の引き寄せ否定論も、聞けば大抵の人が納得すると思う。
ところで、引き寄せのベストセラー『ザ・シークレット』に登場するフレッド・アラン・ウルフという量子物理学者は、天才級に頭が良いが、引き寄せ完全肯定者だ。
ただ、彼は別に、『ザ・シークレット』を肯定しているわけではなく、引き寄せ自体を肯定しているのである。
そして、このウルフ博士と私には非常に特異な共通点がある。
それは、信じるも何も、引き寄せの発展形とも言える強烈な超常現象を「経験してしまった」ことだ。
これは、ある意味「引き寄せどころではない」。
ウルフ博士の場合は7歳の時のテレポーテーション体験が有名だが、彼は明かしていないが他にもあるのだと思う。
ただ、彼が量子物理学を志したきっかけがこの体験で、学問的に解明出来たかどうかは分からないが、量子物理学が彼の確信を深めたのは確かなようだ。
そして、私の場合は、奇跡的な引き寄せ体験は無数で、強烈なものは子供の時に多かったが、その後も継続し、おそらく、今も魔法的なことをしているのだと思う(やっている時には自覚がないことが多い)。
超常現象を理論的に否定する有名な科学者の本も読み、彼らが言うことは私も賛成である場合が多いが、私のものは次元が違い、彼らも全く否定出来ないだろう。
ただし、私が彼らを論破出来るわけでもないし、その気もない。
照明のしようがないものがほとんどだからだ。
たとえば、何度か書いたが、自分が見たいテレビ番組(以前見たドラマの指定話等)を詳細に指定して放送させるなどは、「たまたま」とも言えるが、確率的に低過ぎ、しかも、何度も行ったり、再放送するはずのないもの(ワイドショー的なもの)すら再放送させた。
しかし、これらは証明しようとしたら、とんでもなく困難だし、証明しようとは全く思わない(知られたくないヤバい放送もある 笑)。

引き寄せがあるかどうかを決めるのは自分である。
別にどちらでも良いことであるが、実際のところは、引き寄せに限らず、あると思えばあるし、ないと思えばない。
反対者を説得する必要も全くない。
それは、今人気の歯科医で政治活動家の吉野敏明さんの食の話と似ている。
彼は、甘い食べ物や小麦食品は毒だと言い、決して食べるな、身体をボロボロに破壊し、メロンパン1個で死んだ人もいると力説するが、私は、お菓子もパンもケーキも大好きで健康な人を沢山知っているし、その中には90歳以上の人もいる。
私は、吉野さんのように、1つの考え方で縛るように煽るのは良くないと思う。
それは、吉野さんが嫌うように言う洗脳だし、いわば宗教のようなものだ。
政治的なYouTube配信のはずが、吉野さんは、政治とは関りのないイデオロギーや精神論の話ばかりしているように思う。
私の考えでは、ケーキが悪いと思っている人には、確かに吉野さんの言われるように悪いが、悪くないと思っている人には害はない。
これも確かに一種の引き寄せである。

妖精の時代
AIアート847
「妖精の時代」
Kay


◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
(1)岡田斗司夫ゼミのサイコパス人生相談
(2)超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略(岡田斗司夫)
(3)岡田斗司夫の「ま、金ならあるし」第1集 ※100円です
(4)聖なる量子力学9つの旅(フレッド・アラン・ウルフ)
(5)大きく考えるための小さな本(フレッド・アラン・ウルフ)
(6)トーチェ氏の心の法則(C.K.トーチェ、J.M.トーチェ)
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ