皆さんも、1人くらいは、こんな人に心当たりがあると思う。
小学校の時、とても勉強が出来たのに、中学や高校では、さっぱりになってしまった子だ。
たとえば、私の友人に、こんな子(男子)がいた。
小学生の時は大変な秀才で、主要科目では常にオール5だった。
そんな彼は、小学校の集合写真では、まさに自信満々のキメ顔で写っていた。
彼の成績は、中学入学時は、まだ、「それなり」レベルだったが、以降は下降する一方で、高校は進学校とも言えない学校に入り、それからFラン大学(偏差値がFランクの大学の俗称)に近い私立に入った。

女子では、そんな子はかなりいたように思う。
そういった子は、一般的にも一定数いるらしい。
そのカラクリはこうであるようだ。
こんな子達は、生まれつきのIQ(知能指数)は高くない。
だが、幼い子供は、訓練すればIQが向上し、高い能力を発揮する。
このことは、明確な実証があり、また、成果が出易いこともあり、それが幼児教育ブームを起こした。
しかし、親も教育者も重要なことを見落としていた。
そうやって、子供の時にIQが上がっても、中学生とか高校生になる頃には、生まれつきのIQに戻るらしい。
そんな経緯がある子供は不幸な場合が多い。
なまじ優等生だったことがあるため、本人もプライドが高いのに、勉強が難しいことに愕然とする。
そして、もっと問題は親で、成績が落ちた原因を「本人の努力が足りない」としか思えず、さらに勉強させたり、「怠けているんでしょう?」と叱責する。これは悲劇だ。単に、本人の能力が足りないだけなのに。

私の友人だった、その「元秀才」の母親は、私が彼の家に遊びに行くと、
「友達が悪いのね。こんな馬鹿と付き合っているから駄目になったのね」
と私の前で遠慮なく大きな声で言い放った。
まあ、確かに私は馬鹿だが、息子の成績低下はあなたのIQが遺伝したからと思う。
こんな非常識な人間のIQが高いはずがない。

こんな男性もいた。
私が勤めていた会社の後輩である。
彼は、日本屈指の難関私立中学に入学し、その高等部を何とか卒業したが、2流の大学に入った。
彼は、自分は頭が良いと思っているようで、人にものを教わることを嫌ったが、仕方なく私に尋ねてきた内容があまりに簡単なことだったことが印象的だった。
彼は、一応謙虚を装っていたが、常に自分が正しいというスタンスで独断で間違ったことをやるので、上司に問題視されるだけでなく、他の社員から嫌われ、結局会社を辞めていった。
彼が好きな会話は、中学校でやるような学問の話だった。
彼もまた、小学生の時に贅沢な幼児教育を受けてIQが一時的に上がり、それが中学受験までは続いたが、その後、やはり生まれつきのIQに戻ったのだろう。

ちなみに私は生まれつきのIQが低く、小学生の時、優等生の友達(男子)の教育熱心な母親は、彼に私とは付き合わないように言ったらしい。
彼は友達ではあり続けたが、だんだん私を見下すようになっていった。
私はそのまま普通の中学に入り、相変わらず馬鹿だったが、『エリート』という漫画を読み、人間の潜在能力が極めて高いことを知った。
それで、独自にであったが、能力を開発することを行い続け、こんなに賢くなった(アホだ 笑)。
まあ、私のことはともかく、確かにIQは先天的にほとんど決まるが、おそらく、潜在的な脳の性能は、誰でも天才級、あるいは、それ以上と思う。
そこで、幼児教育とか脳トレみたいなものではなく、本質的な能力を引き出す努力をすべきと思うし、それは、おそらく楽しい努力である。
今回のご紹介の本(3作品)は、是非、読まれることをお薦めする。

天然の美
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