解剖学者の養老孟司さんの何かの本で見たが、昔の日本人は、毎日長時間正座することで腹筋や背筋が鍛えられ、特に運動をしなくても身体が強かったらしい。
私は、これが優れた身体の鍛え方であると思う。
西洋の運動は、強い負荷で短時間行うものが多く、それが日本でも普及しているが、本来は、日本人は、正座のように、特に運動を意識しなくても自然に鍛えられる生活をしていたのだと思う。
そして、昔の日本人の鍛え方なら、身体を痛めず長持ちするのだと思う。
いかに日本人でも、今は正座はしないが、腕振り運動であれば、正座より優れた効果を、正座に比べれば短時間で得られると思う。
ただ、この腕振り運動も、YouTube動画でよく見られるように、大きな動きで力んでやっていたら、肩の運動にはなっても、長時間出来ないし、また、しんどいので長期間継続してやれない。また、肩を痛めることになる場合が多いと思う。
だが、リラックスし、力を抜いて、なるべく小さな動作でやれば、肩の筋肉ではなく、全身の筋肉を使って腕を振るような感じになり、腹筋、背筋、さらに、脚の筋肉が鍛えられ、さらに身体全体が調整され、身体を痛めないどころか悪い部分が回復すると思う。
また、最近の運動科学の研究によれば、強い負荷で短時間運動するのと、弱い負荷で長時間運動するのでは、筋肉の発達に関しても効果は変わらないらしい。
それなら、身体を痛めず、苦しくないのでストレスをためずに長く続けられる、弱い負荷の運動が好ましいと思う。
大東流合気柔術の達人、佐川幸義が開発した佐川流四股は、ほとんど足踏みであるが、長時間行えば驚異的な効果があるのだと思う。
それで佐川幸義もこの四股を重視し、自らも毎日何千回と行っていたようだ。
実際、この四股に寝食を忘れるほど打ち込んでいた弟子が、新参であったに関わらず、他の弟子の技が通用しなくなったという話もある。
私も、やや我流ではあるが、この数年、この四股を毎日2千回以上欠かさず行っており、大きな効果を実感している。
分かり易い効果としては、腰の状態が非常に良くなり、あらゆる動作が軽快になると思う。
ただ、この佐川流四股のやり方は、佐川の弟子や孫弟子の間でもかなり異なっているようで、やるなら自分で工夫するしかない。
YouTubeで「四股1000」で検索すれば、完全な佐川流四股ではないかもしれないが、だいたいこれで良いと思う四股の動画がある。
私の場合、両足を肩幅よりやや広く開き、足を平行にして立ち、片足ずつ、踵から上げる感じで、つま先が少し浮く程度まで上げ、静かに足を下ろすようにしながら、軽やかにテンポよく行っている。
尚、手は太ももを軽く押さえる感じで、決して振らない。
西洋式の足踏みの欠点は腕を足と反対に振ることである。
私の場合、千回で7分程度である。
だが、基本、足をやや開いて立ち、腕を振らずに足踏みをすれば、それで良いのだと思う。
自分では気づかないかもしれないが、この四股をすると、上体がやや左右に揺れるが、それが、この四股の効果の秘密であると思う。
ただ、無理に上体を左右に揺らす必要はなく、あくまで自然な動きにまかせる。
私は、今は、この足踏み四股や腕振り運動をするのが楽しみでならず、隙間時間でもいいから、なるべく時間を作って1分でもやるようにしている。
AIアート824
「チューリップが咲く庭で」
Kay
◆当記事と関連すると思われる書籍のご案内◆
【佐川流四股関連】
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
【腕振り運動関連】
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(2)気功革命(盛鶴延)
私は、これが優れた身体の鍛え方であると思う。
西洋の運動は、強い負荷で短時間行うものが多く、それが日本でも普及しているが、本来は、日本人は、正座のように、特に運動を意識しなくても自然に鍛えられる生活をしていたのだと思う。
そして、昔の日本人の鍛え方なら、身体を痛めず長持ちするのだと思う。
いかに日本人でも、今は正座はしないが、腕振り運動であれば、正座より優れた効果を、正座に比べれば短時間で得られると思う。
ただ、この腕振り運動も、YouTube動画でよく見られるように、大きな動きで力んでやっていたら、肩の運動にはなっても、長時間出来ないし、また、しんどいので長期間継続してやれない。また、肩を痛めることになる場合が多いと思う。
だが、リラックスし、力を抜いて、なるべく小さな動作でやれば、肩の筋肉ではなく、全身の筋肉を使って腕を振るような感じになり、腹筋、背筋、さらに、脚の筋肉が鍛えられ、さらに身体全体が調整され、身体を痛めないどころか悪い部分が回復すると思う。
また、最近の運動科学の研究によれば、強い負荷で短時間運動するのと、弱い負荷で長時間運動するのでは、筋肉の発達に関しても効果は変わらないらしい。
それなら、身体を痛めず、苦しくないのでストレスをためずに長く続けられる、弱い負荷の運動が好ましいと思う。
大東流合気柔術の達人、佐川幸義が開発した佐川流四股は、ほとんど足踏みであるが、長時間行えば驚異的な効果があるのだと思う。
それで佐川幸義もこの四股を重視し、自らも毎日何千回と行っていたようだ。
実際、この四股に寝食を忘れるほど打ち込んでいた弟子が、新参であったに関わらず、他の弟子の技が通用しなくなったという話もある。
私も、やや我流ではあるが、この数年、この四股を毎日2千回以上欠かさず行っており、大きな効果を実感している。
分かり易い効果としては、腰の状態が非常に良くなり、あらゆる動作が軽快になると思う。
ただ、この佐川流四股のやり方は、佐川の弟子や孫弟子の間でもかなり異なっているようで、やるなら自分で工夫するしかない。
YouTubeで「四股1000」で検索すれば、完全な佐川流四股ではないかもしれないが、だいたいこれで良いと思う四股の動画がある。
私の場合、両足を肩幅よりやや広く開き、足を平行にして立ち、片足ずつ、踵から上げる感じで、つま先が少し浮く程度まで上げ、静かに足を下ろすようにしながら、軽やかにテンポよく行っている。
尚、手は太ももを軽く押さえる感じで、決して振らない。
西洋式の足踏みの欠点は腕を足と反対に振ることである。
私の場合、千回で7分程度である。
だが、基本、足をやや開いて立ち、腕を振らずに足踏みをすれば、それで良いのだと思う。
自分では気づかないかもしれないが、この四股をすると、上体がやや左右に揺れるが、それが、この四股の効果の秘密であると思う。
ただ、無理に上体を左右に揺らす必要はなく、あくまで自然な動きにまかせる。
私は、今は、この足踏み四股や腕振り運動をするのが楽しみでならず、隙間時間でもいいから、なるべく時間を作って1分でもやるようにしている。
AIアート824
「チューリップが咲く庭で」
Kay
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【佐川流四股関連】
(1)佐川幸義 神業の合気
(2)四股鍛錬で作る達人
(3)月刊 秘伝 2022年 03月号 [雑誌]
【腕振り運動関連】
(1)超訳甩手功(スワイショウ、うで振り)
(2)気功革命(盛鶴延)
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