BS-TBSの「報道1930」というニュース番組がある。
司会は、社会部記者や報道番組ディレクターを経た実力派ニュースキャスターの松原耕二氏で、4名の女性アナウンサーは当然美人でありながら知性派揃いで、また、どこかの地上波のニュース番組とは違う、しっかりとした評論家や大学教授らと、主に政治問題や社会問題を扱う。
BS放送と同時に、YouTubeでも配信している。

ただ、優秀な複数のコメンテーターを集めながら、討論を行うわけではなく、それぞれが、松原キャスターとの対話の形で解説を行い、それぞれのコメンテーターは、他のコメンテーターの発言に反論することはほとんどなく、むしろ「今の〇〇先生のお話の通り」と平和的な発言を行い、少し反論するとしても、他者の論を否定するようなことはしない。

私は、この番組の論調は完全に左派(リベラル。保守の反対)と考え、まるで朝日新聞を読むような内容であるが、世の中ではむしろ、これを保守と見なす方が主流と思われる。つまり、テレビ(特にNHK)、新聞の報道内容を肯定する立場だ。

当然、反ワクチンの人や、トランプ主義者は激怒しそうな内容である。
たとえば、トランプ前大統領については、決して表立って否定はしていないが、彼がロクでもない人間であることが前提で、いわば、上品に侮辱する感じである。
直近の番組タイトルは『トランプ氏の公約「闇の勢力を解体」とは』では、闇の勢力と言われるDS(ディープステート)を陰謀論と決め付け、トランプは、陰謀論を信じる「頭のおかしな人々」を煽動することで大人気で多数の支持を得ていることを当然の事実として解説を行っている。
ワクチンに関しても、ワクチンの否定的な問題は陰謀論として扱い、ワクチン被害に関しては否定以前に出来る限り無視するという、テレビ・新聞的態度をはっきりさせている。
トランプ支持者、反ワクチンの人々から見れば、まさにDSによる洗脳番組である。

私は、トランプ支持者で、ワクチンは明確な意思により1度も接種していないが、行き過ぎた陰謀論は笑うといった者である。
そんな私は、ある意味、今、大人気の日本保守党や、ちょっと前はブームを呼んだ参政党といった政党・政治団体の主張を肯定する部分が大きいのだと思う。ただ、参政党に関しては過激な主張が気になる。
とはいえ、いずれも、大変なご苦労をされているのだろうし、こういった政党も必要と思う。
おそらく自民党は本当に腐りきっているので、日本保守党の躍進を願うが、彼らに本当に政治が出来るのかどうかは分からない。

そんな私には、「報道1930」は、眉をひそめながら・・・と言うよりは、馬鹿にして見ている感じはあるが、情報が確かな部分もあり、楽しんで見ている。
また、陰謀論を否定して良識派ぶっている典型的左派・・・つまり、テレビ・新聞といった主要メディアの観点を知るためには、見る価値があると思う。それによって、主要メディアに対し、気分ではなく論理的反論を持って洗脳されないというメリットがある。
とはいえ、個人的には、最近の主要メディアの報道の偏向振りは、あまりに極端で、洗脳される方が馬鹿だとは思うが。
実際に、世の中の良識派の人達と話すと、すっかり主要メディアに洗脳されていることを感じるのである。
たとえば、普通の人々でも、コロナワクチンに関しては、自分はもう打たないと言う人は増えているが、そんな人達も、ワクチン接種やワクチン推奨を、どこか常識と思っているようである。
また、ネットでは話題の小池百合子東京都知事の学歴詐称問題に関しては、「聞いたことがあるかもしれない」という程度の認識で、それは、テレビ、新聞が、この話題をほとんど扱わないからで、やはりそれは偏向報道と言うしかない。

いずれにしろ、テレビ・新聞を全く見ない私には、「報道1930」のような、テレビ・新聞と同じ主張ながら、「変なコメンテーター」があまり出て来ず(最低一人、変なのがいるように思うが)、それなりに引き締まった番組は、世の中の表の流れを見ることが出来て有難い。
「報道1930」のような、つまりは、主要メディアが言うような世の中であればどれほど良いことだろうとは思う。
だが、そうではないので、不幸な人が増えており、それは主に、豊かでない庶民である。
政治や政府に期待しないわけにはいかないが、現実的に期待出来ない部分が大きくなってしまった。
それで、何も持たない人は、物質的なものとは違う視点が必要であるが、彼ら(豊かでない人々)は考え方自体は世間の常識に縛られているから悲惨である。
イーロン・マスクは「陰謀論は全部本当だった」と言うが、実際は、陰謀論の中にも馬鹿なものもある。
同じく、物質的な思想を超えたものにも、馬鹿なものもある。
たとえば、引き寄せ界にも、馬鹿な主張や、騙す目的のものも多いのだと思う。
どんな立場であれ、しっかり目を覚ましていなければならないが、ある意味、眠っていなくてはならない。

シン・フェアリー
AIアート809
「シン・フェアリー」
Kay


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(2)トランプの真実
(3)洗脳原論(苫米地英人)
(4)自己信頼(ラルフ・ウォルドー・エマソン)
(5)その思いはすでに実現している! (ネヴィル・ゴダード) ※『The Power of Awareness』翻訳書
  
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